内容説明
灼熱の大地に流離う男・女・老人・子供・難民・職人・族長…魂揺さぶる４７篇の掌篇小説集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋 眉雄
15
アフガニスタンで暮らす人々の、日常のなかでの切ない話の数々を、こんなにも日本人の感覚で情緒豊かに描けるものなのですね。驚きと同時に感動しました。「ザルゥ・ハイラァ・サラャ・ホダエ・パウマン！無事に。神と共に・・・！」「メラバァニィ、神の大きな恵みがありますように・・・。」各話に添えられた挿絵の幾十にも重ねられた線で描かれた闇には、その中に光を感じたくなりました。そんな47つの物語です。2016/07/10
