内容説明
本書には、九州・沖縄・山口のJNN(TBS)系八局が一九九二年十月から九五年九月までの三年間に制作したテレビ番組『電撃黒潮隊』総数一五三本のうち、二十三作品が活字に生まれ変わって収められています。心ゆさぶるヒューマン・ルポルタージュです。
目次
1 ぼくらの文化財(鯨が翔んだ;うまい酒・苦い酒―金子君とナベちゃんの七ヶ月;永元さんの絵 ほか)
2 黒潮にのって(カジキを追え―突きん棒船の海男たち;豊穣の大地―農民画家・森茂独晶の世界;巨大花崗岩に抱かれた秘境―屋久島・安房川 ほか)
3 戦争が残したもの(時代を切り撮った男―小柳次一 八六歳;妻たちの鎮魂歌;家族の肖像―戦災孤児収容施設の五十年 ほか)
4 それぞれの日本(不正投薬の果てに;何処へ行くオキナワンボーイ―知念良吉の世界;幻に揺れた村―オウム教進出のその後 ほか)