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内容説明
ああ、もうたくさんだっ。ことあるごとに襲いかかってくるバケモノどもと取っ組み合いすんのも、つまんねーやっかいごとに巻き込まれるのも、しょーもない我がまま娘のしょーもない我がまま聞くのもだ。だいたい、なんでこの俺が牢屋にブチ込まれなきゃなんねーんだ。保護森林を焼き払ったのはあの黒い悪魔だし、命令したのはクリーオウで、その原因を作ったのはマジクなんだぞ。俺はなんにも悪いことしてねーってのに…そのうえ、わけわかんねえ野郎がいきなり襲ってきやがるし…って、まさかお前は―スパークするハイブリッド・ファンタジー、書き下ろし第五弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サン
5
魔術士オーフェンシリーズの本編五作目。牙の塔で、オーフェンの過去と対峙する話。チャイルドマン教室のメンバーの名前が判明。殺せない暗殺者であったオーフェンがいいと思う。2018/02/16
Radwynn
3
寓意的暗喩的にではなくそのまんま「過去」との戦い、っていう、むしろ大技だよねこれ。この辺りでようやく、鳴かない小鳥、「殺せない暗殺者」についての疑念が頭をもたげてくるわけで。キリランシェロがキリランシェロではなくオーフェンとして生きる意味…2017/01/23
チャティ
2
「お前にだけは負けるかよ、馬鹿たれ!」 オーフェン過去と向き合うその一。過去の自分の姿をもつ殺人人形との戦いの中で「てめえには、言ってやりたいことが山ほどあるんだ!」と五年前の自分へと言い放つシーンが堪らなく好き。自分より強い過去の自分をどう出し抜くのか、オーフェンの捨身ともいえる戦いが見どころ。アザリーを含めたチャイルドマン教室の面々が揃い、次の話へと進んでいくことに期待が高まる。そんな中でマジクの決断の顛末がどう描かれるのか当時物凄く気になっていた。2014/11/10
sakachi
2
オーフェン面白いね~。でもはぐれ旅は古本屋にここまでしか置いてなかった・・・。続き見つけたら買いたいな。2012/11/22
洪七公
1
既読本1997/10/21