• ポイントキャンペーン

看取り犬・文福の奇跡―心が温かくなる15の掌編

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 220p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784809416880
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C0095

内容説明

“愛”とは?“優しさ”とは?最高の幸せは、犬・猫とともに。号泣必至、いま横須賀で本当に起きているペットと人の感動ドラマ。

目次

看取り犬・文福―奇跡の保護犬
文福を信じて思い出の港へ
ラッタッタでGO!
人と犬、いつまでも寄り添って
“老春”を駆け抜けろ
いまが至福のとき
愛犬と一緒に難病に立ち向かう
遺された犬
夜明けの散歩
虹の橋からのエール
文福に心とかされ
鼻水を垂らした天使
高齢猫のとろけそうな笑顔
僕が絆をつなぐ
職員にも起きた奇跡

著者等紹介

若山三千彦[ワカヤマミチヒコ]
1965年神奈川県生まれ。横浜国立大学教育学部卒。世界で初めてクローンマウスを実現した実弟・若山照彦を描いた『リアル・クローン』で第6回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。教員を退職後、社会福祉法人心の会を創立。2012年、特別養護老人ホーム『さくらの里山科』を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あん

53
表紙のワンコの笑顔に一目惚れして、図書館で借りました。日本で唯一ペットと入居できる特別養護老人ホームでの、犬や猫との生活、スタッフの介護を描いたドキュメンタリー。老人にとって、家族同然である犬や猫との別れがどれ程辛いことかもっと知って欲しいと思うし、こういう施設が当たり前になるように、税金を使ってくれたらと思います。また、殺処分寸前だった保護犬(表紙のワンコ)が救われてこの施設にやって来て、周りの人を幸せにするだけでなく、人の最期を察知して寄り添う姿は、涙なしでは読み進められませんでした。おススメです。2019/11/04

ぶんこ

51
愛犬愛猫と一緒に入居できる特別養護老人ホームがあるとは知りませんでした。横須賀にあるということは、横須賀市民優先なのでしょうか。夫に先立たれたら、私も猫と一緒に入居したくなりました。この本にも書かれていましたが、猫も人につきます。家ではありません。このことは猫好きには常識です。てんかんの持病がある保護猫トラは、弱っている人には寄り添ってくれます。我が家の猫も同じ。表題の犬文福は、入居者さんの最期が近いのを察知して、最期まで寄り添ってくれる犬。これはスタッフさんにとっても救われることですね。感動しました。2022/08/10

yukision

45
犬・猫と暮らせる老人ホームで実際にあったお話。動物が出てくるだけで涙腺が緩みっぱなしだが、これが実話となると一層胸に響く。動物の世話や管理など大変なこともあるだろうが、入所者だけでなく職員も動物の力に癒されて一層仕事に前向きに取り組めているのではと感じる。こんな老人ホームが日本中もっともっと増えたらいいなと思った。2020/04/09

ミライ

44
日本で唯一、ペットと入居できる「特別養護老人ホーム(youtubeにも動画あり)」を舞台に入居者と犬・猫との奇跡を描いた短編集。タイトルは「看取り犬・文福の奇跡」となっており、犬の文福が主人公的存在であるが、その他にもペットは多数でてくる。人の最後を察知する能力を備えた文福は、五感以外の第六感的なものを備えているようで、それが人間とのドラマを引き起こす。ペットとの触れ合いで、病人や高齢者のを癒すアニマル・セラピー効果というものの存在をまざまざと見せるけられる一冊。表紙の文福の笑顔もいい。2019/09/29

あじ

42
文福の神聖な見送りが切なくて苦しくて、体温より熱い涙が頬を伝う。殺処分前日の絶望がこの“特殊能力”を与えたのだろうか─。愛犬・愛猫と入所できる特別養護老人ホームでの、飼い主とペットの奇跡の共生。認知症の“意識”にコンタクトしたり、気力と活力を取り戻すきっかけを与えるペットたち。大変な重労働をこなすスタッフも、一途な姿に励まされ癒されながら“介護の本質”に幾度となく立ち返る。このホームでは飼い主(入所者)に先立たれたペットたちを、最期まで看取っている。◆次の一冊に─「刑務所で盲導犬を育てる」大塚敦子/著2019/09/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14184711
  • ご注意事項