内容説明
『サワサワ』は棚田が風にさわぐ音。森や村やカミの音に耳をすましたフィールドワークのあと、いつもの東京は「音風景」にかわっていました。小さな音がきこえる耳にかわっていたのです。フォトグラファーのバリ風景と音楽学者の冒険小説。旅をすみかとする二人が「音」をテーマにコラボレーション。
著者等紹介
高橋ヨーコ[タカハシヨーコ]
フォトグラファー。世界の生活文化をフィールドワークするように撮影旅行を続けている。とくに旧ソ連や東欧へは、精力的に出かけ日常風景を記録している。その静謐な独自の写真表現は国内外で高い評価を受けている。現在、雑誌、広告、CDジャケットなどジャンルを問わず幅広く活躍
中川真[ナカガワシン]
サウンドスケープ、サウンドアート、東南アジアの民族音楽を主な研究領域とする音楽学者。現在、大阪市立大学大学院教授、インドネシア国立芸術大学客員教授。ガムラングループ「マルガ・サリ」を主宰し、国内外で公演を行っている。『平安京 音の宇宙』(平凡社)で、サントリー学芸賞、京都音楽賞、小泉文夫音楽賞を受賞。京都国際現代音楽フォーラムのディレクターとしての活動により、京都府文化賞受賞。2001年にはNHK人間講座「音のかなたへ 京都・アジア・ヨーロッパの音風景」の講師もつとめた
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