出版社内容情報
「イクメン」という言葉が市民権を得て久しい。また最近、父親に対しての子育て支援が少子化対策の最後の切り札ともいわれ注目を集めている。しかし父親への支援はその置かれている状況や、その特性・思いを十分に汲み取った上での対応や支援が必要とされ、母親への支援とは異なる視点が必要とされる。本書では、端緒についたばかりの父親への子育て支援について、最先端の研究結果と全国からの事例を紹介し、その全体像にせまる。
目次
1 基礎編(父親の子育て支援とは何か;父親の子育て支援が求められる社会的背景 ほか)
2 支援活動の実際(父親の子育て支援の具体的な取り組み;地域子育て支援拠点施設における父親の子育て支援 ほか)
3 支援制度・プログラムの実際(父親の子育て支援の制度・施策とプログラムについて;自治体における父親の子育て支援 ほか)
4 当事者活動の実際(当事者活動における父親の子育て支援活動;NPOにおける父親の子育て支援 ほか)
5 今後の父親の子育て支援のあり方(父親の子育て支援の専門性;父親の子育て支援の具体的なプログラムとマニュアル ほか)
著者等紹介
小崎恭弘[コザキヤスヒロ]
2009年関西学院大学大学院人間福祉研究科後期博士課程満期退学。現在、大阪教育大学教育学部准教授。特定非営利活動法人ファザーリング・ジャパン顧問
田辺昌吾[タナベショウゴ]
2008年大阪市立大学大学院生活科学研究科後期博士課程単位取得後退学。現在、四天王寺大学教育学部准教授
松本しのぶ[マツモトシノブ]
2001年大阪市立大学大学院生活科学研究科人間福祉学専攻前期博士課程修了。現在、京都光華女子大学こども教育学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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