内容説明
銀座の高級クラブで放火事件が発生しオーナーの野村真沙美が焼死した。捜査にあたった刑事・滝上亮司は真沙美がかつて父の愛人だったことを知る。若い頃、父から勘当された滝上は父の破滅を願い、事件を復讐の機会ととらえ捜査を進めるが、やがて封印した自らの“汚れた過去”とも向き合わざるを得なくなる。
著者等紹介
堂場瞬一[ドウバシュンイチ]
1963年生まれ。茨城県出身。青山学院大学国際政治経済学部卒業。2000年に『8年』で第13回小説すばる新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
93
堂場さんの文庫本新刊です。堂場さんの本は最近は政治家や新聞記者の一族がらみの話を読んだことがありましたが、これは政治家の親と刑事の息子がからんだ話です。父親と元関係のあった銀座のクラブの女主が焼死します。それを息子が調べていくうちに、元父親の秘書がさらに死んで・・・・、ということで事件が発展していきます。この息子の刑事は脛に傷を持っていて父親から感動されていますが、関係者をあたっていくうちに事件の背景を知ることになります。今までの堂場さんの主人公とはちょっと感じが異なる感じでした。2023/11/21
あつし@
7
どんどん読める。さすがの堂場流。読み易かったけど、ラストは何だろう…?続刊があるのか不明だが、消化不良で気持ちがすっきりしない。 2024/04/04
ドットジェピー
7
面白かったです2023/11/18
みほ
5
親子の関係や過去の罪など、いろいろな事が絡み合って事件が進んでいきます。面白かったです。2024/01/02
asa
5
★★★途中まではまあまあだったけれど、この終わり方はないわー。がっかり(´・ω・`) 静岡が舞台なのもあって、景色は想像しやすかった。2023/12/13