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文春新書
ハリウッド・ビジネス

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  • サイズ 新書判/ページ数 228p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166602100
  • NDC分類 778.09
  • Cコード C0234

内容説明

訴訟大国アメリカの、映画の製作現場でくりひろげられる驚くべきドラマの数々。著作権をめぐる複雑な権利争いにはじまり、スターと製作会社の虚々実々のかけひき、巨額の製作費の調達と二重帳簿のからくり、メディア企業の合併や独立系製作会社の誕生など、一本の映画ができるまでの過程と映画産業の新しい流れを、新旧の傑作映画にかかわる裁判を具体例として豊富にあげながら解説する。

目次

第1章 ハリウッド映画とスタジオ(メジャー・スタジオとは;一本あたりの収支決算 ほか)
第2章 映画の原作・著作権(映画と原作権の値段;原作権―「アミスタッド」裁判 ほか)
第3章 ハリウッドを騒がせた人々(アイズナーとカッツェンバーグ―ディズニーの帝王対ドリームワークスの創始者;クリント・イーストウッドとソンドラ・ロック―男と女が別れる時 ほか)
第4章 収支決算と企業間バトル(映画の収支決算;ネット収益―「星の王子ニューヨークへ行く」裁判 ほか)
第5章 資金調達と運用の戦略(リスク分散;スプリット・ライツ ほか)

著者等紹介

モール,ミドリ[モール,ミドリ][Mahl,Midori]
千葉県松戸市生まれ。中央大学法学部法律学科、上智大学外国語学部比較文化学科、ニューヨーク大学ロースクール修士課程修了(LLM)。カリフォルニア州およびニューヨーク州弁護士。日米間のエンターテインメント、映像ビジネスそして著作権保護を専門とする。ロサンゼルス在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

巨峰

14
映画をめぐる、著作権他の法律問題のあれこれ。桁外れの金が動きすぎて想像もつかないよ(笑)著者は、ハリウッドで活躍する現役弁護士。映画好きな人なら読むのもいいかも2012/08/14

ネムル

1
訴訟大国というのか、もはや訴訟そのものが目的と化しているような……。2013/07/28

富士さん

0
ハリウッドの契約とお金と裁判の話。アメリカのでのもろもろの権利処理の事例が乗っていると聞いて読んでみました。日本でも既に知られている事例も多く、全体的にはそこまで新鮮な印象はうけませんでしたが、著作権の処理や商品化権のエピソード、決算の話などちょくちょくおもしろい話がありました。それにしても、こういう生臭い話がちゃんと表に出てくるハリウッドは羨ましいです。ワタシのテーマであるアニメ業界ではここまでのものは書けないと思います。まぁ、規模が大きく関わる人が多いのと、裁判という情報公開が頻繁だからでしょうけど。2016/01/11

鈴木誠二

0
2001年の本ですが、その内容は古びていないのではないでしょうか。金融&法務面から見たアメリカ映画産業の構造がよく分かると思います。作者には続編をぜひ書いていただきたいなぁ。2014/02/23

きわぞう

0
雑学的読み物として面白かったです。2009/10/01

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