出版社内容情報
水洗トイレや自転車の仕組みを説明できると思いこむ、政治に対して極端な意見を持っている人ほど政策の中身を理解していない……私たちがこうした「知識の錯覚」に陥りがちな理由と解決策を認知科学者コンビが語る。ハラリ、サンスティーン、ピンカーが激賞。
スティーブン・スローマン[スローマン スティーブン]
著・文・その他
フィリップ・ファーンバック[ファーンバック フィリップ]
著・文・その他
土方 奈美[ヒジカタ ナミ]
翻訳
内容説明
インターネット検索しただけで、わかった気になりがち。極端な政治思想の持ち主ほど、政策の中身を理解していない。多くの学生は文章を正しく読めていないが、そのことに気づいていない。人はなぜ、自らの理解度を過大評価してしまうのか?それにもかかわらず、私たちが高度な文明社会を営めるのはなぜか?気鋭の認知科学者コンビが行動経済学から人工知能まで各分野の研究成果を総動員して、人間の「知ってるつもり」の正体と、知性の本質に挑む。思考停止したくないすべての人必読のノンフィクション。
目次
個人の無知と知識のコミュニティ
「知っている」のウソ
なぜ思考するのか
どう思考するのか
なぜ間違った考えを抱くのか
体と世界を使って考える
他者を使って考える
テクノロジーを使って考える
科学について考える
政治について考える
賢さの定義が変わる
賢い人を育てる
賢い判断をする
無知と錯覚を評価する
著者等紹介
スローマン,スティーブン[スローマン,スティーブン] [Sloman,Steven]
認知科学者。ブラウン大学教授(認知・言語・心理学)。Cognition(認知)誌の編集長をつとめる
ファーンバック,フィリップ[ファーンバック,フィリップ] [Fernbach,Philip]
認知科学者。コロラド大学リーズ・スクール・オブ・ビジネス教授(マーケティング論)
土方奈美[ヒジカタナミ]
翻訳家。日本経済新聞記者を経て独立。米国公認会計士資格(CPA)保有(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。