ハヤカワ・ミステリワールド
探偵は吹雪の果てに

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 362p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152083906
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

ちんぴらに袋叩きにされて、“俺”は入院した。そこで偶然、若いころ一緒に暮らした昔の恋人と再会し、彼女の頼みで一通の手紙を届けるために雪の田舎町を訪れる。そんな“俺”の身辺に不審な男たちの影が。理由は何か?抵抗も虚しく、“俺”は町を追い出されてしまうが、ふたたび舞い戻った。やがて吹雪の雪原に繰り広げられる死闘…ススキノ便利屋シリーズ、最新作。日本推理作家協会賞受賞後第1作。

著者等紹介

東直己[アズマナオミ]
1956年札幌生まれ。北海道大学文学部哲学科中退。北の歓楽街ススキノでその日暮らしの一方、家庭教師、土木作業員、ポスター貼り、カラオケ外勤、タウン誌編集者などあまたの職業を経て、92年、長篇第一作『探偵はバーにいる』で早川書房からデビュー。2001年に『残光』で第54回日本推理作家協会賞の長編および短編集部門賞を受賞した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yuna Ioki☆

11
前作より10年以上タイムワープ。やはり所帯持ちだとハードな状況は難しいのか離婚までして独り身(笑)今回は昔好きだった女性に振り回された感じ。田舎の閉塞した中で起こるべくして起こった事件に巻き込まれただけで終わった(^=^;2013/09/19

tantan

6
図書館の予約で、1冊飛ばして借りてしまい中を読んで俺が45歳になっていて驚いた。始まりは馴染みの店でやくざを追い払い、帰り道に待ち伏せされ袋叩きにあい入院する。そして入院した病院で昔狂おしいまでに愛した女に出会う・・・ センザキ老人との会話に笑い、陳腐ですが俺の純情に涙しました。「俺」2Lなんだ随分逢わない間に大きくなって。年齢を重ねて、益々好きな男に(笑)2013/02/13

4
文庫の方がユーザーが多いけれど、ハードカバーで読んだのでこちらに。ススキノ探偵(便利屋?)シリーズで、たしか長編5作目だったはずだけどしばらく読まないうちに15年も経ってるって…(−_−;)。その間だいぶ増量した"俺"が昔の女に偶然再会し、その依頼でトコタンという閉鎖的な田舎町へ行くことにーーー。今回も暴力シーンはこれでもかと出てくるが、消えた少年がまた無残な死に方をしたのが悲しい。これがハードボイルドだと言わんばかりのこだわりの数々に、平和に生きられない"俺"らしさを感じる。センザキ老人のタフさがいい。2012/06/17

ふたえ

2
ジェットコースターみたいに物語がどんどん進んでいった!43ページと353ページに誤植が。43は純子が淳子に。誰かと思ったわ。353は五十代が五十台に。2018/01/31

陽香

2
200112312016/07/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/458879
  • ご注意事項