錦繍

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錦繍

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  • サイズ B6判/ページ数 209p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103325024
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あきまこ

19
錦繍という言葉の意味を辞書でひきました。そして、この物語と照らし合わせました。はたしてか「美しい」のだろうか…。亜紀からの七通の手紙と、有馬からの五通の手紙から成り立つ男女の別れ。こんなにも心底をさらけ出せる相手なのに、別べに生きて行くことになってしまうことに、納得のいかない悲しみを感じました。亜紀、有馬、亜紀の父、主にこの3人に引き込まれ、とても感情移入して読んでしまいました。2014/12/18

あきむら

15
20年も前の本ですが、男と女の本質は変わることは無く、長い手紙の往復書簡形式で書かれていて、読後は男とはこういう生き物なんですよ、分ってくださいよ。と言われてる気がした。 しかし女は、特に母は強しです。2017/01/14

のんのん

14
書簡体小説。小説の内容は分かり易い。言葉や文章の美しさは認めるが 私の中に残ったのは何とも言われぬ切なさ?未来へ向かう生命の物語とは感じられなかった。また何年かしたら読み返してみよう。きっとまた違った感想を書けそうだ。2013/09/29

春ドーナツ

13
私は長い間誤解していた。このタイトルの字面。いかにも純文学風で、小難しそうで、私より年配の方向けの小説みたい。さて。全然そんなことはなくて。若かりし頃の宮本さんの書簡体小説。「生きていることと、死んでいることとは、もしかしたら同じことかもしれない。」がテーマで、「生きる勇気」と書くと恥ずかしいので、私はささやかながら勇気を分け与えてもらった。「みらい」とは「明日」のことらしい。とりあえず頑張ろうと思います(何を頑張るかは、また考えます)。2017/07/01

めりの

13
読み終わって珈琲入れてモーツアルトを聞いた。すごく綺麗で聞いて良かった。辛かった亜紀が感じたことまではわからなかったけど。浮気の最悪の形の話だったので、有馬にはもっと苦しんでほしかったのに、前向きで応援したくなるようなさわやかな終わり方だった。なんか腹立つ。2015/12/24

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