さいはての家

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  • サイズ 46判/ページ数 234p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784087716917
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「この世から逃げたくて仕方がない。
それと同じくらい、この世に触れたくて仕方がない」(本文より)

駆け落ち、逃亡、雲隠れ。
行き詰まった人々が、ひととき住み着く「家」を巡る連作短編集。

家族を捨てて逃げてきた不倫カップル――「はねつき」
逃亡中のヒットマンと、事情を知らない元同級生――「ゆすらうめ」
新興宗教の元教祖だった老齢の婦人――「ひかり」
親の決めた結婚から逃げてきた女とその妹――「ままごと」
子育てに戸惑い、仕事を言い訳に家から逃げた男――「かざあな」

【著者略歴】
彩瀬まる(あやせ・まる)
1986年千葉県生まれ。大学卒業後、小売会社勤務を経て、2010年「花に眩む」で第9回「女による女のためのR‐18文学賞」読者賞を受賞しデビュー。17年、『くちなし』で第158回直木賞候補となる。著書に『あのひとは蜘蛛を潰せない』『骨を彩る』『やがて海へと届く』『朝が来るまでそばにいる』『眠れない夜は体を脱いで』『森があふれる』など。

内容説明

家族を捨てて駆け落ちした不倫カップル(「はねつき」)。逃亡中のヒットマンと、事情を知らない元同級生(「ゆすらうめ」)。新興宗教の元教祖だった老婦人(「ひかり」)。親の決めた結婚から逃げてきた女とその妹(「ままごと」)。子育てに戸惑い、仕事を言い訳に家から逃げた男(「かざあな」)。行き詰まった人々が、ひととき住み着く「家」を巡る連作短編集。

著者等紹介

彩瀬まる[アヤセマル]
1986年千葉県生まれ。大学卒業後、小売会社勤務を経て、2010年「花に眩む」で第九回「女による女のためのR‐18文学賞」読者賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

321
彩瀬 まるは、新作中心に読んでいる作家です。行き詰まった人々が、ひととき住み着く場末の「家」を巡る連作短編集、独特の世界観でした。オススメは、純文学的な『はねつき』&サラリーマンの悲哀が感じられる『かざあな』です。2020/02/14

さてさて

277
前の住人が去ったからこそ次の住人の物語がそこに描かれる。そんな中で以前同じ場所に住んでいた住人のことをさまざまに見やる新しい住人の姿が、連作短編という形式を使って絶妙に描かれていくこの作品。同じ家だからこそ感じる人と人の時間を超えた繋がり、そんな繋がり感も魅力のこの作品。何かから逃げる主人公たちの姿が描かれていくその中に、主人公たちがほんの少しでも安らぐ姿を一つの同じ家に見るこの作品。同じ家を舞台に本来関わり合いのない人たちの繋がりを描くという連作短編の可能性と魅力を存分に味わわせていただいた作品でした。2022/09/07

しんたろー

241
古い借家で生活した人たちの5つの連作短編…町田そのこさんの新作が似た設定だったので「彩瀬さんは、どう描くのだろう?」と興味津々だった…不倫して駆け落ちした年齢差カップル、新興宗教で教祖だった老婦人、親の決めた結婚を拒絶する姉妹、乳飲み子と育児ノイローゼ気味の嫁を避けている単身赴任男…何かから逃げている人の気持ちがジンワリと伝わってくる。ちょっとした怪現象を彩りにして、悩める人の深層心理を丁寧に描いた著者らしいタッチで、共感しながら読めた。各話の繋がりが洒落ていて、「屋根裏の箱」の想いも考えさせられた。 2020/03/27

おしゃべりメガネ

194
切なくも救われるキモチになれるステキな連作集でした。とある古い一軒家に越してくる様々な人達。駆け落ちした二人、犯罪者と同級生、宗教団体の元教祖、マリッジブルーの姉と彼に付きまとわれる妹、子育てと仕事に悩み逃げてきたサラリーマン、それぞれが時を越えてゆっくりとつながる展開はさすが彩瀬さんでした。千早さんと作風が正直ごちゃごちゃになるトキがあるのですが、どちらもやっぱり新作は手にとってしまうステキな作家さんなので、作品も期待を裏切りません。個人的には犯罪者と同級生の話と、マリッジブルーの姉の話が良かったです。2020/02/16

fwhd8325

165
どうにも湿った嫌な空気が漂っているようだ。梅雨時だからではなく、原因はこの短編集だ。彩瀬さんも時々不思議な物語を語るけれど、この短編集はわかりやすいだけに厄介だそれにしても、さいはての家とはいいタイトルだと思う。希望を見いだしてもどうにも叶えられないような場所のように思えます。どこか時間軸がずれてしまったように、取り残された場所。今度はそんな人が引っ越してくるのだろうか。年をとった私は隣の老人ホームで楽しみにしているんです。2020/07/07

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