出版社内容情報
【内容紹介】
ジャングルを襲った恐怖の死斑病から、レオ一家はのがれることができるか!?人間につかまった王子ルネの運命は……!?そして、はじめてあかされるムーン山の秘密とは!?手塚漫画の代表傑作、ここに堂々の完結!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
249
まさかレオまで最後あんなことになるとは泣。せめてルネとルキオは幸せになってほしいなと思う。2017/01/22
Wisteria
10
壮大な物語だった。人間の飽くなき探究心と欲の為に命を落としたレオは最後まで立派だった。相手がヒゲオヤジだったからだろう。結局ルネも同じような生き方をしてしまいそうな気がする。手塚治虫漫画全集の旅はとてつもなく長い。どこまで行けるかな。2018/02/19
ねんこさん
5
まさかの衝撃のラスト。俺の知ってるジャングル大帝と違うw絵柄の関係でコミカルではあるけど、実は結構えぐい。あとがきの亡くなったアシスタントと原稿の話も、まあ気持ちはわからんでもないがセカンドレイプまでせんでもよかろうに的にえぐいw2015/04/20
赤字
5
図。こんな終わり方だったんか。最終的にレオに助けられ河から一人流れてくるヒゲオヤジと、アメリカから命からがら逃げのびて必然の様に漂流先から戻ってきたルネの邂逅はドラマチックにもほどがある。/ライオンが言葉をしゃべったりするのはリアリティなんてものはまるでないが、それを成立させることが出来るのが漫画やアニメであって。「違う環境で育った動物でも共に生活を送っていけるし、安っぽい言葉だけど『平和』を目指せるのだ」と。/手塚治虫の諸作の中でも名作と謳われる由縁がやっと理解できた。2012/08/05
もちもち
5
この一族は皮を剥がされる運命から逃れられないのか…。この物語が終わったあと、先祖代々の白獅子の毛皮を思い浮かべ、この先ルネがどのようになっていくのかを想像してしまった。レオの勇敢な姿に胸が痛んだが、どうしてレオはそこまでして人間のためになろうと考えたのか。後半は特に、駆け足で物語が進んでいった気がする。これをあと何度か読むころには、多くの背景や深い心理に気がつくことができるようになると思う。2012/04/25