内容説明
「私が死んでも…」そう言って、葉子は声を詰まらせた。そして、声を振り絞るようにして続けた。「優しい人でいてね」愛する人が死を前にした時、いったい何ができるのだろう。喪失の悲しみと“優しさ”の限りない力を描き出した、本年最高の恋愛小説。
著者等紹介
大崎善生[オオサキヨシオ]
1957年、札幌市生まれ。2000年、ノンフィクション作品『聖の青春』でデビュー。同作は第13回新潮学芸賞を受賞し、ベストセラーとなる。2001年、『将棋の子』で第23回講談社ノンフィクション賞を受賞。同年、初めての小説作品となる『パイロットフィッシュ』で第23回吉川英治文学新人賞を受賞
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