内容説明
中岡慎太郎は日本の将来に真剣勝負で立ち向かった!龍馬とともに幕末に散った男の剛直無私の鮮烈な生涯とは。
著者等紹介
福田善之[フクダヨシユキ]
劇作家・演出家。1931年、東京生れ。東大仏文科卒。新聞記者を経て、劇作家木下順二に師事。代表作『真田風雲録』は62年初演、63年に加藤泰監督で映画化された。93年に『壁の中の妖精』が紀伊國屋演劇賞、94年に『私の下町―母の写真』が読売文学賞・文化庁芸術祭演劇部門大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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のほほん@灯れ松明の火
15
結末を承知の上とはいえ、もっと・もっと中岡慎太郎の活躍を読んでいたかったです。 生きていてほしかったなぁ。。。 2011/05/10
maito/まいと
12
中岡慎太郎の生涯、後編。龍馬と出会うまで中岡が何をしていたのか、今まで知らなかったのだけれど、この本を読んで、龍馬と中岡、薩長同盟がつながった。別々の事柄が結びつく瞬間は、何度味わっても快感だ☆終盤急ぎ足な展開になってはいたけれど、非常に一貫性のある骨太な作品だった。もう1人の土佐の英雄・中岡慎太郎が今後より知られていくことを願います。2011/02/12
ゆずこまめ
5
がむしゃらな人生。20代で暗殺されているから、成熟する前に死んでしまった感じで、本当にもったいない。龍馬が出てくるのが意外と遅くて、彼には彼の人生があったんだなぁと実感。2011/07/30
章魚 たこ
0
かの演劇界の巨匠が、中岡慎太郎を描く。でもね、司馬遼太郎以降、説明ばかりで”小説”らしくモノガタリに引き込んでくれる作品がめっきり少なくなった。愉しくない。2010/12/24