在中日本人108人のそれでも私たちが中国に住む理由

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在中日本人108人のそれでも私たちが中国に住む理由

  • ISBN:9784484132303

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内容説明

2012年9月の反日デモ激化から1年――。
今も現地に住み続ける日本人たちが語った、中国の現実、中国人の本音、そして日中関係の行方。

戦後最悪ともいわれる日中関係のなか、彼らはいったいどんなふうに中国を見てきたか。
マスメディアの報道だけでは知ることのできない、108人の中国在住日本人の証言。

駐在員からブロガー、建築家、NGO代表、研究者、日本語教師、俳優、起業家、寿司職人、医師、主婦、高校生まで

尖閣国有化、反日デモ、PM2.5……
ニュースの裏側の中国の素顔。

目次

第1章 あのデモがあった日
第2章 それでも「日本」が要る!
第3章 暮らしのなかの「島」問題
第4章 日中の誤解を生むもの
第5章 「反日」下のビジネス
第6章 国境を超え伝える
第7章 隣人との未来へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遊々亭おさる

14
2012年、尖閣諸島国有化を巡る中国での抗日デモ。日系企業が襲撃されるなど混乱が広がるなか、中国各地にいる在中日本人たちは何を見て何を考え、そして『それでも私たちは中国に住み続ける』選択をしたのか。日本の報道が伝える中国と現地の日本人が語る実情の解離が目を引き、日本人もメディアの売らんかな主義に洗脳されているんだなと感じる。もちろん本書に登場する日本人たちは中国社会にとけ込もうと努力されてきた人ばかりだけれど。国家と個人は別物、その目で見てその肌で感じた事を羅針盤に。ネトウヨよ、ネットを捨て町に出よう。2015/10/23

7
メディアの画一的な報道内容では見れない、現地に住む生の声。 自分も11年、中国に住み、働いていたので納得する内容も多い。2014/01/03

ののまる

4
いろんな角度から物事を見なければ。2014/02/16

敬介

4
2012年の秋、尖閣問題をめぐるデモにより対中感情の悪化に拍車がかかってるなか、中国に住む日本人108人の声が集められている。当たり前のことながら、扇動的なメディアが押し付けてくる中国や中国人の像とは別の多様な人間同士のエピソードがつまっています。高校のブラバンの先輩で「北京放送」のアナウンサーでもある高橋恵子さんまで登場されていたのにびっくり。生活や仕事で人間同士の関係が生まれると反中とか親中とか単純な二分割はできっこないよな。2013/12/03

M1号

2
2012年の反日デモはまだ記憶に新しい。その当時中国に住んでいた日本人たちの生の声を集めた本。日本に住む人にこそ読んでほしい。■日本でも中国でも、多くの人がメディアに踊らされているとつくづく思う。メディアは何故かマイナスなことばかり報道する。お互いの国を訪問し、友達をつくり、ちゃんと自分の目で見てほしい。嫌いなら実際をちゃんと見た上でそう言ってほしい。■島国であれ、隣の国を個人レベルではよく知らないというのは、世界で見ても恥ずかしいことかも。日本国内での中国人を見る目は冷たい、なんだかそれも恥ずかしい。2015/10/24

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