内容説明
幽楽町に住む柳沢ユウは、高校受験に失敗し、傷心のまま中学を卒業、そして春を迎えてしまった。そんな彼の元に、先輩・立花から夜間の定時制へ入らないか、と誘われる。藁をも掴む思いでそれを受け入れ、入学を決意。立花から入学祝いの大量のお守りを渡され、初登校の日を迎える。年季の入った趣のありすぎる寮と夜の学校。おどろおどろしい雰囲気の中、いざ教室に入ろうとしたその先でユウが見たものは―学生たちと楽しく談笑する“骨格標本”や“人体模型”“テレビから飛び出た美少女”などなど…「いったいここは…!?」失神寸前のユウが先生に尋ねると、先生はいともことなげに「ああ、ここは成仏できない幽霊と人間たちが一緒に学ぶ、“定時制幽霊学校”だ」と告げる。目の前が真っ暗になったユウはそのまま失神した…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ううち
8
文章がうわーっと目に迫ってくるパワーがある小説。設定などは面白いので、これからもうちょっと謎に迫って欲しいです。骨が転がり過ぎてウケた。2014/04/11
くろねこ
5
うーん‥もッと面白くなりそうな設定なのになァ。。いろいろと残念な感じだッた。。2014/03/21
木冬
4
進学に失敗したものの、先輩の紹介で通うことになった夜間学校。しかしてそこは、幽霊と人間が同級生の幽霊学級だった――。幽霊が見えるが、酷く臆病な主人公。当然のことながら、しょっちゅう気絶していて、この子は主人公として本当に大丈夫かと心配になってしまいます。しかし、周りの幽霊たちは怖いどころか愉快で仲間思い。確かに最初は怖いかもしれないけれど、友達になったらこんなに楽しい奴らもいないだろうなあ。会話が、まるでコントのよう。最後の方は予想できる展開に。2014/03/23
あおりたくみ
4
アイディアは面白いし、文章もすごくわかりやすいのですが、説明不足でいろいろ台無し、という感想。このちぐはぐさはなんなんだろうと悩んでしまいました。2014/02/07
佐倉はな子
3
ユウが幽霊のクラスメイトを怖がるのが長くて飽きた。最後の種明かしに期待しすぎたみたいで、物足りなかった。もっと盛り上がるのかと思ったのになぁ。残念。2014/04/18