母に捧げた運命の土俵

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784812498163
  • NDC分類 788.1
  • Cコード C0075

内容説明

日本とフィリピンをルーツに持つ異色の力士が心肺疾患を疑われながらも家族のため、故郷のため、厳しい相撲の世界で生き抜く涙と感動のノンフィクション!

目次

序章 運命の土俵
第1章 6歳で描いた夢
第2章 振り返らずに前へ前へ
第3章 勝って負けて立って転んで
第4章 忘れられない2011
第5章 決まり手は「心」
終章 捧げる一番

著者等紹介

舛ノ山大晴[マスノヤマトモハル]
本名:加藤大晴。1990年11月1日生まれ。千葉県印旙郡栄町出身。千賀ノ浦部屋所属。2006年7月名古屋場所で初土俵。2011年9月秋場所で初入幕。2012年7月の名古屋場所で敢闘賞受賞。突き、押しを武器とした速攻が持ち味。実弟(千晴)は同部屋の床山・床千(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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anken99

3
平成生まれ初の関取として脚光を浴びたこともある、桝の山の半生記。幼くして父は去り、フィリピン人の母に連れられ、フィリピンで弟と3人で暮らしたくだりは壮絶だ。角界に入った後も、必ずしも順風満帆とはいかない。息切れの原因が、先天的な心臓疾患にあることが発覚。20秒しか力を出せない様をカラータイマーだと揶揄され、ウルトラマン力士とも呼ばれた。本書では、そんな桝の山の真面目な人柄が、存分に伝わってくる。一時は幕内上位まで上り詰めたものの、今は遂に十両どころか幕下に陥落。まだ若いだけに、再ブレイクを期待している。2015/05/19

メルル

3
大変な苦労を乗り越えて、今の舛ノ山関がいるのですね。体にハンデを抱えながらも強さを維持できるのは、努力を怠らない真面目さと家族の愛の力なのでしょう。強い彼の可愛らしいエピソードは、ほのぼのした。とても良い本だった。しかし、名前の誤字はいただけない。しかも何回もやらかしてしまっている。これは失礼でしょう。せっかく良い本なのに…。出版社さん、ちゃんとしようよ。2014/04/10

Momoko Yamamoto

2
ましゅのやま関の本。親の事情でフィリピンで過ごした子供時代や、お母さんと弟を想うお兄ちゃんの一面、肺が人よりちいさいというハンデ、それらをすべて自分の力にして土俵に上がっているのだなと思いました。いつも思いきりぶつかる立ち会いの理由も、わかった気がします。まんまるい顔もかわいいしオバケや虫が怖いというエピソードもかわいい。はぁ(´ω`)2014/03/18

くーぱー

1
舛ノ山関はそのひた向きな土俵姿から大好きな力士です。この本を読むと土俵上と同じで真っ直ぐな人柄が伝わってきてますます好きになりました。 あと千賀ノ浦親方の人柄の素晴らしさにも心を打たれます。本当に親代わりとなって親身に舛ノ山関を支える姿に感動します。まさにこの親方あってこの弟子ありと感じました。2014/10/18

いたち野郎

1
握手してもらったし読まんとね、ということで早い人ならば1時間で読めそうな類の読みやすい自伝です。毎場所同じ取り口では生き残れないもんで皆さん工夫しているわけですが、彼の場合は身体の問題で30秒も取れるかどうか。つまり戦い方が制限されるわけですけど、そのことを恨まず精進する姿が気持ちいいですね。謙虚な力士はたくさんいると思いますが、彼のような謙虚な上に「自分は臆病だ」と自己分析できる人はきっと珍しい。入門までの生い立ちはホント激烈ですよ。2014/09/18

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