内容説明
地を這い、蠢き、悶え、身を捩る「超こわ」傑作編!「超こわ」ベストシリーズ第4弾!!書き下ろしも4話収録!
目次
ある転職
ゼロG
午年
照れ笑い
天ぷら
赤飯
違うんです、違うんです
俺が何をした
やさしい指
リュウグウノツカイ〔ほか〕
著者等紹介
松村進吉[マツムラシンキチ]
徳島県生まれ。2006年「超‐1/2006」に優勝しデビュー。2009年からは五代目編著者として『「超」怖い話』夏版を牽引する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
62
実話怪談集。最近迷走気味の著者であるけど、かつての実話怪談がこう一冊にまとめられると、ツボを押さえたいい怪談が多い。実話怪談のお手本みたいなオーソドックスな作品が多く安心して(?)読める。逆にいてば特徴的な話が無いようにも思えるが、そう思った時に「狗畜生」みたいなタガの外れた絶品も混じっているから油断できない。ただ全体的にそつなくまとまった印象を受けた。それにしても竹書房の実話怪談読むにつけて思うのは、平山夢明の影響力の強さ。FBKシリーズとかそういうのではなく、文体とか構成とかそっちの部分で。2014/02/05
ゆみきーにゃ
46
《購入》2015年1冊目。読み応えあるボリューム感。中身もゾクゾクするお話満載。特に最後のお話は本当に怖い。2015/01/03
たか
11
ステイホームは読書。なんか怖い話が読みたくなってなんとなく購入。想像以上に良かった。怖いやん。2021/05/02
☆kubo
11
ベストセレクションなので厚みもあり読み応えがあった。怖さはさほどでもないが、文章が読みやすく状況描写がわかりやすい印象。2014/12/15
パブロ
10
平山夢明のDNAを最も引き継いでいるのは、この人だ(キッパリ)! な〜んて私は思っているんですが、それにしてもあまり人気がないような…。それにしても「もうベストセレクションを出すの!?」というちょっと複雑、でもうれしい一冊。最初「『超』-1」では、久田樹生とともに圧倒的な筆力を誇り、しかも『「超」怖い話』夏班を単独でやっているくらいの実力の持ち主。だからこそ最近の松村怪談集は迷走中じゃなく、平山印からの脱却&挑戦と受け取りたい! これからもそこいら実話怪談作家を一網打尽にしてくれることを期待してまっせ!!2014/04/07