内容説明
20世紀後半、世界の料理界はフランスがリードし続けた。ポール・ボキューズ、ジョエル・ロブション、アラン・デュカス…。しかし、21世紀に入りフランスからスーパースターは出現せず、新しい潮流はロンドン、コペンハーゲン、ニューヨーク、シカゴから生まれている。さらにユネスコの無形文化遺産に登録された「和食」は「UMAMI」「KAISEKI」などの言葉とともに世界中の料理人に影響を与え、東京もまさに美食の中心地である。本書は新たに塗り替えられた「美食の世界地図」を料理評論の第一人者が食べ歩き、その最新事情に迫る。
目次
第1章 美食の新天地の世界地図―ロンドン、コペンハーゲン、ニューヨーク&シカゴ、そして東京
第2章 フランス料理で培った食べる技術
第3章 日本人シェフと世界の最新潮流
第4章 100年を超えたフランスの「ミシュラン」
第5章 和食を堪能する
第6章 食の所作を極めるということ
第7章 批評家の役目とわたしたちの所作
第8章 美味しく食べる技術について
著者等紹介
山本益博[ヤマモトマスヒロ]
1948年4月11日生まれ。東京都出身。早稲田大学第二文学部卒。落語評論家、料理評論家。国立劇場小劇場の第五次落語研究会では桂文楽(八代目)の落語を体験。大学の卒業論文はそのまま『桂文楽の世界』として商業出版される。この論文は現在でも桂文楽研究の最高峰。KTVの演芸番組「花王名人劇場」でプロデューサーを務めた後、料理の評論活動に入る。料理評論(「東京・味のグランプリ」「グルマン」)と同時に料理人とのコラボによるイベントも多く企画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
AM
hideko
絶間之助
Kazuo Ebihara
shin1ro