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竹書房新書
美食の世界地図―料理の最新潮流を訪ねて

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  • サイズ B40判/ページ数 209p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784812497890
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0276

内容説明

20世紀後半、世界の料理界はフランスがリードし続けた。ポール・ボキューズ、ジョエル・ロブション、アラン・デュカス…。しかし、21世紀に入りフランスからスーパースターは出現せず、新しい潮流はロンドン、コペンハーゲン、ニューヨーク、シカゴから生まれている。さらにユネスコの無形文化遺産に登録された「和食」は「UMAMI」「KAISEKI」などの言葉とともに世界中の料理人に影響を与え、東京もまさに美食の中心地である。本書は新たに塗り替えられた「美食の世界地図」を料理評論の第一人者が食べ歩き、その最新事情に迫る。

目次

第1章 美食の新天地の世界地図―ロンドン、コペンハーゲン、ニューヨーク&シカゴ、そして東京
第2章 フランス料理で培った食べる技術
第3章 日本人シェフと世界の最新潮流
第4章 100年を超えたフランスの「ミシュラン」
第5章 和食を堪能する
第6章 食の所作を極めるということ
第7章 批評家の役目とわたしたちの所作
第8章 美味しく食べる技術について

著者等紹介

山本益博[ヤマモトマスヒロ]
1948年4月11日生まれ。東京都出身。早稲田大学第二文学部卒。落語評論家、料理評論家。国立劇場小劇場の第五次落語研究会では桂文楽(八代目)の落語を体験。大学の卒業論文はそのまま『桂文楽の世界』として商業出版される。この論文は現在でも桂文楽研究の最高峰。KTVの演芸番組「花王名人劇場」でプロデューサーを務めた後、料理の評論活動に入る。料理評論(「東京・味のグランプリ」「グルマン」)と同時に料理人とのコラボによるイベントも多く企画(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AM

1
6年前の一冊。前半は当時のトレンドの紹介、中盤は自分自身と日本とフレンチとの関係の変化。最後は様々なテーマのコラム集。ザッと流し読みすれば蘊蓄のネタが拾えます。2020/04/19

hideko

1
美食家にはなれそうになきけど、美味しく食事を頂けるマナーは大切にしたい。 食材に感謝して☆2014/03/27

絶間之助

1
今日、読み終わりました。面白かったです。前半はフランス料理の最近の展開、スペイン、アメリカ、コペンハーゲン、ロンドン、これまで美味しい料理のイメージのなかった地域の発展。人間の調理の発展は、色々と発展して行くのですね。特に、化学的技術を駆使した料理、iPhoneを使った演出など、目からウロコとはこのことでした。後半の寿司、蕎麦、天ぷらの話は山本さんんの昔からの主張ですね。むしろこの辺は進歩がないのかしら?そういえば、美味いイタリアン、フレンチはよく接しますが、寿司、蕎麦は変わらないかも、と思います。2014/03/06

Kazuo Ebihara

1
久しぶりの山本益博さんの新刊だ。 1982年以降、「東京味のグランプリ」 「グルマン」を毎年刊行し、グルメブームを牽引。 素敵なレストランや、料理人の技を紹介して来た。 私が就職した年、1980年に出版された 「なんとなくクリスタル」で描かれた美食の世界。 時代は、まさにバブル最盛期だった。 本書では、欧米の最先端レストラン探訪、 現代和食考察、日本版ミシュラン批判とマスヒロ節全開だった。 美食のマエストロ、マスヒロ。 微笑のマエノウミ、エビちゃん。 ヤメロっと、言われても、食べるよ。ゴッチャンです。 2014/02/08

shin1ro

0
ネットの普及による玉石混合の情報過多がもたらす混乱ぶりには辟易とさせられます。かつて自分が「グルマン(マスヒロさん見田盛夫さん共著)」「レストランの美食学(見田さん)」「メニューの読み方(見田さん)」に人生を変えられ、「パリの味(増井和子さん)」「フランス美食街道(マスヒロさん)」に背中を押されて無謀にもパリを目指したやうに、そしてそれらの名著が引き合わせてくれた多くの方々こそが、今の自分にとって最大の財産になっているやうに、この本が多くの読者を導いてくれるやう願います。2015/11/23

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