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竹書房文庫
恐怖箱 怪泊

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  • サイズ 文庫判/ページ数 223p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784812497548
  • NDC分類 147
  • Cコード C0176

内容説明

「恐怖箱」レーベルの人気怪談作家13人が決められたテーマをもとに取材をし、収穫してきた恐怖の味を競い合う年に一度の(悪)夢の実話アンソロジー。5回目となる本作のテーマは「旅先で泊まった時の怪奇体験」。曰くつきの民宿、旅館、ホテルの話から、車中泊に野宿まで、霊に招かれたとしか思えない戦慄の一夜を過ごしてしまった人たちの怪異体験をじっくり、ねっとり、余すところなく記録した。

目次

顔(深澤夜)
遺物(深澤夜)
やっと分かった(つくね乱蔵)
幸せ人形(つくね乱蔵)
山の一軒家(つくね乱蔵)
飛び降り橋(つくね乱蔵)
つまらない余興(加藤一)
滝巡り(ねこや堂)
壺(ねこや堂)
トッケイの鳴く町で(戸神重明)〔ほか〕

著者等紹介

加藤一[カトウハジメ]
1967年静岡県生まれ。人気実話怪談シリーズ『「超」怖い話』四代目編著者として、冬版を担当。また新人発掘を目的とした実話怪談コンテスト「超‐1」を企画主宰、そこから生まれた新レーベル『恐怖箱』シリーズの箱詰め職人(編者)としても活躍中である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

146
13人のプロの怪談作家陣による旅と宿がテーマの実録怪談集ですね。題名とは裏腹な恐ろしい一編。『幸せ人形』つくね乱蔵:山歩きを趣味にする福永夫妻が関西に出掛け適当な駅で降り小さな里山に着いて登山道を歩く。夫が妻を見失って漸く木立の中で見つけると「うふ。良い物見つけちゃった」と笑う。旅館に着いて何を見つけたのか聞くと「とっても綺麗なお人形」と答えたので、それってゴミじゃないかと言うと「ゴミとは何事か、ゴミは貴様の方だろう、謝れ」と激怒する。帰宅後に人形を溺愛する妻が寝た後で見ると、それは不気味な藁人形だった。2020/07/24

ラルル

10
「女神のうふふ」気になります。私も宝くじ売り場の前で「うふふ」を聞きたい。でも去った後が怖いよな~2014/01/21

パブロ

9
ホテル、旅館、さらには野宿なんてのもある。今回のお題は「お泊り」でくくっています。執筆者13人、挙げるのが面倒臭いくらいの大人数。久田樹生やつくね乱蔵、神沼三平太まで、こうズラリと見ていくと、「おっ、『恐怖箱』シリーズのオールスターが揃ってんじゃん」って感じで、ワクワクしちゃう。だってちょっと前までは、こんな企画をやったらそれこそ玉より石の割合が多かったのに…レベルが上がってうれしい限り。その中でもやっぱり、一編だけだけど久田樹生の力業は圧倒的。今度はどんなテーマで一冊作ってくれるのか、楽しみです。2013/12/16

澤水月

6
「観楓会」なる言葉を初めて知る、文中説明なく面食らったが北海道に於ける花見代わりの宴会らしい。旅お題だが不景気反映か車中泊で遭う怪異複数あり印象的。某1編題名に山岸凉子の大昔の作「学園のムフフフ」を連想したり(ふ、古)…やもり怪談あった!(やもり好きなので嬉しい)…余り怪談じゃなかったが。スプリンクラー、壷、山の一軒家、ぽっちゃりホテル、にこにこ、狂走、二十三夜がいい。今回やっと全話誰が書いたか見やすくなって非常にいい。2013/11/29

王天上

4
「ぽっちゃりホテル」が地味に怖い。くだりエレベーターに乗るたびに「このまま地中深く連れて行かれるのでは?」とちょっと思う。2014/09/02

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