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竹書房文庫
Room No.36

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  • サイズ 文庫判/ページ数 335p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812493885
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

渋谷の一画にあるネットカフェ「peacemaker」。その店にはある噂があった。“空かず”の36番席に女性が棲みついているとの噂だが、利用客の誰一人、その女性を見たことがない。そこは都市伝説の赤い部屋。開けてはならぬ赤い部屋―なのか!?スタイリストになるために大阪から上京した柴崎千春は、憧れの事務所に就職を決め、東京で暮らしていた恋人と一緒に暮らすことになった。遠距離恋愛から一気に同棲生活へ。千春には幸せの東京生活が待っている…はずだった。しかしあることから二人の関係はこじれ、千春はネットカフェでしばらく寝泊まりすることに。ある日、店員に満席だと言われ、利用したことのない36番席を勧められる。そして、店員が言った気になる一言「朝まで絶対に開けないでください」。だが、仕事で疲れている千春に、深く考えている余裕はなかった。店員に促されるまま36番席に向かい、そこで千春が体験したこととは…。一人の女性の失踪から連鎖する恐怖の物語。長編ホラー・ミステリー。

著者等紹介

小鶴[コズル]
1977年、福井県生まれ。小学5年生で子役事務所に所属し89年のドラマでデビュー、以後女優活動を続けるが、結婚を機に引退。2006年、自主制作映画の制作を開始し、ショートムービー「落花する月」を初監督・制作。2007年には、福井県を舞台にした自主映画「へしこ!!」を制作。2008年、ホラー小説「36」を電子書籍で発表し、小説家としてもデビュー。また同年には、福井新聞社広告局の広告企画「福井仁の一週間」で、脚本、コピーライター、演出助手とした参加。本企画が2008年度の「日本新聞協会新聞広告企画部門」奨励賞を受賞。以後、脚本、演出、小説など多岐にわたって活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむー

45
いかにも狙ったような表紙と裏表紙のあらすじから、粗製乱造なケータイ小説レベルのモノかと怖々読んでみたらいい意味で裏切られた、これは掘り出し物。『よくできました』。話の展開や場面の切り替えが唐突だったり、ラストで急に方向性が変わっちゃうところとか雑さは確かに目につく。しかし悪意や不気味さ、追い詰いめられてゆく描写などに満ち満ちている負のベクトルが圧倒的で「これぞホラー」といった気持ち悪さと怖さが心地よいぐらいですらあったね。これだけ吹っ切れた作品を書いた作者が子持ちの女性だということにもオドロキ(°Д°)2014/03/07

曲技旅団突撃隊

7
途中までは、これホラー小説か?と疑いたくなるようなダラダラ展開。久しぶりに外れを掴まされたかと思いきや、ラストの展開には驚き!自分は好きでした。全般的に手放しで面白いかと言われれば・・・難しいかも。2014/07/15

Spok

6
ホラーかと思いながら読んでいてこれはどう終わるのかなと思っていたが予想外に面白い結末だった。映像化されても面白いかも。2015/06/18

Yu。

4
古き良き海外作品のような表紙絵ですが、舞台は渋谷の あるネットカフェの“魔の36号室”に吸い寄せられる人達に降り掛かる都市伝説的な物語。場所で起こる恐怖や人物間の繋がりが魅力で、いい感じのホラーな雰囲気堪能出来るのですが、終盤からラストにかけての強引な力技はいかがなものかと(あちゃ~ それじゃもったいないよ~!)。あそこまではなんだかんだ粗さ目立つも面白かったのになぁ。。賛否分かれますね。個人的には終盤までの勢いそのままな作風で通してもらいたかったです。2014/05/02

No.7

3
アメリカのB級映画のような表紙、なので期待せずに読めたので良かったです。2020/04/02

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