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竹書房文庫
恐怖箱 水呪

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  • サイズ 文庫判/ページ数 223p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812493809
  • NDC分類 147
  • Cコード C0176

内容説明

肉を濡らし、骨にまで沁む恐怖。けして流せぬ鬼胎、水に纏わる衝撃の実話怪談!著者入魂の全5話!

著者等紹介

雨宮淳司[アメミヤジュンジ]
1960年北九州生まれ。現役看護師として医療に従事する傍ら、趣味で実話怪談を蒐集する。2006年、実話怪談コンテスト「超‐1」にペンネームじぇいむで参加。重厚感ある独特の文体とノスタルジックな味わいで紡がれる恐怖は他に類を見ず、実話怪談ファンの圧倒的な支持を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

152
今回は水にまつわる怪異譚の一冊ですが、あらゆる意味で怪談は人生だなあといつも読みながらつくづく感じますよね。物欲は最終的に身を滅ぼしますから常に自戒せねばと心に刻まされ勉強にもなりますね。『血飛沫様』昔から気ままな貧乏旅行に憧れていた大学二回生の山浦さんはお盆の時期に幼馴染の友・珪介と二人で車に乗って九州へ旅立つ。博多の雀荘で大勝した珪介と砂浜でキャンプを張ろうとしていた二人は左腕に白い包帯を長々と巻いた十七歳の少女・呉実と出会う。少女は二人を父親の住む家へと連れて行き、家では8人で賭麻雀が行われていた。2020/11/22

HANA

48
実話怪談集。全五話が収録されている、実話怪談としては長め、小説としては短めといったところか。確かに怪異が出てくることは出てくるのだが、そちらが主題ではなく作中の人間関係に主題が置かれている感じ。彼岸と此岸の触れ合いを描く「牛舟」祟神を扱った「血飛沫様」とかは力作だし、叙情性も言うことなしだし、自分の好きな土俗とかもあいまって面白かったのだけど。でもやっぱり実話怪談って風ではなく、小説ですよね、コレ。作者としてはいっそ小説としての路線を突ききってもらって、某氏みたいな変な方向に行かない事を期待したい。2013/10/20

ネムコ

22
一話一話が長くて、読みごたえがあった。小説のようで、どこまでが聞き取りした内容なのかわからなかったが、これほどエモい怪談は珍しい。しばらくしたら読み返そう。【日本の夏は、やっぱり怪談】参加中2022/08/31

ゆみきーにゃ

21
《購入》実話怪談だと思って読んでみたら…創作だよね?一応最後まで読んだけどやっぱり創作には怖さも面白さも感じなかったなあ。残念。。。2013/12/31

ラルル

12
これは実話怪談ではなく「怪談小説」として出すべきかと思います。恐怖箱シリーズで出すものではないような…。小説と思って読めばそれなに面白い話もいくつかありましたが、ラストの話は少女売春が不快で内容よりもそっちが気になってしまって駄目。主人公が「なりゆきなので」的に正当化しているのが尚更で、読後感も悪く、駅のゴミ箱にそのまま捨てたくなりました。2013/12/16

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