ラヴァーズ文庫<br> 堕楽の島―狂犬と野獣

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ラヴァーズ文庫
堕楽の島―狂犬と野獣

  • 沙野 風結子【著】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 竹書房(2012/10発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 230p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812490976
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「あんたを信じられない」。テロに巻き込まれて負傷した靫真通を陵辱し、そう言葉を残して消息を絶った峯上周。峯上は暴力団藜組の若き幹部で、公安警察官・靫の協力者であり、最高のパートナー…のはずだった。靫は焦燥感と失意のなかで、マークしているテロ組織に峯上がいることを突き止める。だが、峯上はテロリスト・櫟に取り込まれていて、靫の存在すらどうでもいい様子だった。「愛を失うのは苦しいね?」。破壊されたふたりの絆は取り戻せるのか!?野獣と狂犬の共闘、その最終決戦の行方は―。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

辺辺

50
シリーズ最終章。靫の男らしさ爆発の巻♪ 痛い目に遭っても、しっかりと自分をコントロールし、己の男を取り戻す行動力と頭の良さには唸ってしまいました。悪人のあの方たちも本当は可哀想な連中ですが、やったことにはきちんと責任をとってもらった最後には納得。斜めのエロも、攻めX攻めの肉弾戦にもろ滾ったのが言うまでもない。これで終わりとは名残惜しすぎます。是非とも別のところでお二人に再会できれば嬉しいです。そしてそして、今回の小山田さんの表紙に魂を持っていかれそうなくらいワイルドでセクシーで痛くもカッコよすぎるのです。2013/01/04

那義乱丸

37
面白かった!久しぶりに『BLを読んだ』という満足感!この巻では第3のリズムに周を奪われた靫が自身もリズムの恐怖に晒されながらも敢然と櫟に立ち向かう。ハードな展開の中、靫も周もお互いの存在が『失いたくないもの』となっているのが嬉しい。攻攻カプが大好物なのでケダモノ同士が相手を組み敷かんと貪り合うHには萌え滾る!櫟と側近たちを交えた複数Hもデザートっぽくて美味しく頂いたvでも、これで完結とは寂しい。二人の属する世界の違いを思えばこの先も順風満帆とは程遠そうなのでまた違った事件ででも是非二人に会いたい!2012/10/24

そらねこ

35
宗教がらみの事件、最初から三冊繋がる宗教がらみの事件だった。全開は狂犬が野獣に助けられたけど、今回は逆。野獣にも脆い所があったんだね。周にやきもきした部分もあったけど、リズムが…って最初から思ってたんだけど何のリズム! (艸д゚*)ィャ→ン(笑)ちょっと考えると笑っちゃうんだけど、今回も面白かったな。櫟の育ちが哀れで同情できるのも良かった。連結してたね(笑)2017/11/03

えみみ@ヒプマイ沼

35
三作目。改めてこの峯上×靫カップルがすーっごくお気に入りだぁ!だってどっちも男前なんだものっ(//∇//)峯上は、オラオラ系年下攻めで靫を蹂躙しようと狙いすましてる。だけど、立場の違いがあれど靫と共闘したいと陰で頑張る子だったりする。今回はそれで事件に巻き込まれちゃいます。一方バイオンレンスな狂犬・靫は私の知ってる中で一番心も体も強くて受けらしかぬ受け!精神面は峯上と出会ったことでトラウマ克服できたのね。濡れ場もこのカップルは闘ってるみたいで(笑)疾走感がすごいよー(´>ω<`)小山田先生のイラストも最高2012/10/12

uuuuuuuuko(うーこ)

24
最終巻。峯上と靫の闘いのような絡みも読み応えあるけど公安対カルトの本筋がBLの枠を超えて警察小説として面白い。多人数プレイは得意ではないけどこうまでカラッとしていると抵抗なし。甘甘ではないけどたまに甘えたサンになる2人が可愛くて仕方ない。靫の想いだけでなく峯上視点も読めたので余計に楽しめた。峯上は靫を甘やかしてるよなー。短編でもいいからこの2人にまた会いたい。小山田あみさんの挿絵は本当にイイ! 2013/06/14

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