内容説明
カリスタは男爵の娘ながら、書物商として身を立てることにした。父亡きあと、男爵位は継げる者がいなかったため廃位となり、残された家族のために働くことを決意したのだ。しかし、父の生前から仕事をしていたにもかかわらず、女性というだけで依頼は激減し、生活は困窮する一方。そんなある日、レクストン子爵ドミニクから蔵書を整理してほしいとの大きな仕事が舞い込む。張り切るカリスタだったが、問題は依頼主のドミニクだった。彼は美しすぎる容姿を持ち、“恋の達人”と呼ばれるほど女性との噂が絶えない。軽薄な男性だと思うのに、カリスタは見つめられるたびに落ち着かない気分になってしまう。やがて、彼女は放蕩者の仮面の下に、意外な一面を知る。実はドミニクは、本と学問を愛してたのだ。ドミニクも、カリスタに振り回されつつ、惹かれていくが、長年の仮面を脱ぐことができない…。きまじめすぎる令嬢と、本当は一途な子爵の恋の行方は…?
著者等紹介
ラロック,キャスリン[ダルトン,リリー] [LaRoche,Catherine]
カナダ生まれ、アメリカ・アラバマ州在住。アラバマ大学ニュー・カレッジの文化学・ジェンダー学教授であり、ポップ・カルチャーにおけるロマンス小説の役割を分析しつつ、自身でもヒストリカル・ロマンスを執筆するというユニークな創作スタイル。2009年にはアメリカロマンス作家協会から“Academic Research Grant”を授与されている
大須賀典子[オオスガノリコ]
1969年神奈川県生まれ、香港育ち。雑誌編集者を経て英米文学翻訳者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ち~
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