ラズベリーブックス<br> 麗しの子爵ときまじめな令嬢

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ラズベリーブックス
麗しの子爵ときまじめな令嬢

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  • サイズ 文庫判/ページ数 423p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812488614
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

カリスタは男爵の娘ながら、書物商として身を立てることにした。父亡きあと、男爵位は継げる者がいなかったため廃位となり、残された家族のために働くことを決意したのだ。しかし、父の生前から仕事をしていたにもかかわらず、女性というだけで依頼は激減し、生活は困窮する一方。そんなある日、レクストン子爵ドミニクから蔵書を整理してほしいとの大きな仕事が舞い込む。張り切るカリスタだったが、問題は依頼主のドミニクだった。彼は美しすぎる容姿を持ち、“恋の達人”と呼ばれるほど女性との噂が絶えない。軽薄な男性だと思うのに、カリスタは見つめられるたびに落ち着かない気分になってしまう。やがて、彼女は放蕩者の仮面の下に、意外な一面を知る。実はドミニクは、本と学問を愛してたのだ。ドミニクも、カリスタに振り回されつつ、惹かれていくが、長年の仮面を脱ぐことができない…。きまじめすぎる令嬢と、本当は一途な子爵の恋の行方は…?

著者等紹介

ラロック,キャスリン[ダルトン,リリー] [LaRoche,Catherine]
カナダ生まれ、アメリカ・アラバマ州在住。アラバマ大学ニュー・カレッジの文化学・ジェンダー学教授であり、ポップ・カルチャーにおけるロマンス小説の役割を分析しつつ、自身でもヒストリカル・ロマンスを執筆するというユニークな創作スタイル。2009年にはアメリカロマンス作家協会から“Academic Research Grant”を授与されている

大須賀典子[オオスガノリコ]
1969年神奈川県生まれ、香港育ち。雑誌編集者を経て英米文学翻訳者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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たまきら

24
インテリだった父の片腕として書物商を営んできた女性。父の死後まっとうな仕事をしているのに蔑まれ、いかがわしい誘いを受け…たった一人で家族を支える姿におばちゃんもう胸キュンです。そんな彼女は、「恋の達人」と言われるそれはもうお美しい(まつ毛がバチバチらしい!)ケーハク子爵のお仕事を請け負い…。実は非常に頭脳明晰でまじめであることを隠している哀れな美男子さんが、彼女のために徐々に変わっていき奮闘する姿がとてもかわいいお話です。しかし「良家の」女性が仕事をしてはいけない時代って…いやはや!2020/11/16

ち~

23
美しすぎる外見をもった子爵、ドミニクは叔父から大量の蔵書を贈られる。条件として推薦する司書をつける事。その司書が、男爵の父亡き後、書物商として家族を1人で支えるカリスタだった。お互い一目惚れ?女性との噂が豊富なドミニクの態度に今一歩踏み込めないカリスタだが、ドミニクの隠された一面に気付く。今回の最大の障壁は2人が長年のうちに作ってしまった「仮面」やら「責任感」。最後のカリスタのビラ配り作戦、めっちゃ怒られるかと思ったら…(笑)今回のヒロイン、めちゃくちゃ良かった!2017/04/13

KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》

12
面白かった。ヒーロー&ヒロインはもちろん、周りの人達も好感がもてる。特にビリーはお気に入り。後半のお仕置きシーンはちょっとゾクゾク(≧▽≦) ラストにちょっとした事件もあって内容も満足。シリーズ①2022/05/05

こげぱん

12
★★★★2018/09/26

まみ子

11
お堅く司書として働くヒロインと美しすぎるどこか影のある子爵ヒーロー。知的な二人のやり取りが、哲学論も織り込みつつで面白かったです。周りも個性的で素敵な人物ばかりで主人公以上に楽しめました。いろいろ詰め込んでるので、後半は失速しましたが満足な一冊でした。2017/06/27

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