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内容説明
18世紀、オデルハイム王国。恋人を失って以来、孤独に生きてきた王レオンは、錬金術師コクトーに亡き人の生体人形を作らせる。ほんの座興のはずが、瓜二つの出来栄えに激しく揺れるレオン。その反面明らかに異なる人形の性格に戸惑いと苛立ちを隠せない。一方、人形もまた王を愛する気持ちが自我なのか、人形としてプログラムされたものなのかわからず苦しんでいた。誰の身代わりでもなく愛され、自分が自分として彼を愛したい…人形の切なる祈りは届くのか?この愛に泣いてほしい涙の果てのハッピーエンド。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
天使を愛するアカウント
3
国王・レオパルド×ウロボロスの快楽人形・シャルル。このBLがやばい、の19位に入ってたので期待しつつ読んでみました。が、うーん、微妙。特に泣けるところも胸が痛くなるところもなく、かといってエロくもなく、どうしてこれが19位…??設定はいいんですよ、もっと上手くつなげれば絶対感動したんだと思うのです。が、しかし、その設定が活かされることなく終わってしまった印象です。脇の人形師コクトーが何を考えてるのかもさっぱりわからないので、続きがあるにしてももうちょっと片鱗を見せてくれないと…。期待大だったので残念でした2010/12/30
ピロリ
3
若い国王×亡き情人(♂)とそれに似せて作られた人形の二人。美しい設定と文体だと思う。でも正直言ってお勧めはしない。物語がきちんと完結してない。かといって続き物でもない。あわよくば続編に、という思惑だとしたら最低。2009/12/28
紗杏
2
なんか好き。雰囲気がフワーっとね。挿絵のせいかもしれないけれど、ファンタジーだわぁって感じがいい。2014/06/02
あお
1
中途半端としか言いようのない作品。出だしは人形師のコクトー含め期待大だったのですがいいキャラがそろっているのにすべてが消化しきれていない。もったいない。よって話の方も盛り上がらない。自分の中で話の展開を脳内変換しなおしたくなりました。満足度 : ★★★☆☆2010/05/18
新人@さぁーこ
0
国王×快楽人形。ん~。。粗筋読んだ時にはすごく惹かれたお話だったんだけどなぁ。なんだか物足りない。人形の元になったフェルと国王のお話が物語の核となっているからか、現在のシャルルと国王のお話がどうにも薄っぺらく感じた。というのも、シャルルが人形だからどうにも心理描写がとりにくいというのも原因かな。続きを書く予定があったからか、どこか中途半端な部分もあったし・・・。作者様の文章構成力はあったと思うんで、また違う作品でチャレンジしてほしいな。2012/03/02