内容説明
体面ばかりの武家勤めに、不満を持っていた、美濃恵那藩士、朽木三四郎。神君家康公から、下賜された茶碗が割れていた事故の罪を負い、藩を離れ千住宿で寺子屋を始めた。宿場の縄暖簾「小春」の若き女将、おはるや娘おさとたちとの人情あふれる生活に、人生の喜びを見出してはいたが、兄から帰藩を勧められ心が揺れ動いていた。そんなある日、兄妹に父の仇と間違われ三四郎は斬りつけられる。がしかし、その境遇に同情し仇を探す手伝いを始めると、事件は意外な進展を見せる「仇討ち兄妹」。他全四編を収録。人気シリーズ第2弾。
著者等紹介
早見俊[ハヤミシュン]
1961年、岐阜県生まれ。法政大学経営学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はつばあば
46
武士の生活を気詰まりとする三四郎、2巻目も市井で穏やかな正月を迎え小春に。そこで仇呼ばわりをされ目を白黒させることは無かったが、ますます武士に未練は無くなった・・のに子のできない兄が養子にと。兄には兄の、弟三四郎には三四郎の想いが。そんなとき藩主の息子を預かる事に。うん、私はこの若様の話が一番良かったかな。改心の千里眼もほっこりさせてもらったし、父を訪ねて・・も。やっぱり三四郎じゃないですが、下町で子供達と暮らすのが一番伸び伸びとできますよねぇ。これは2冊ものでしたが中途半端な駆け引きがなかったので良しと2022/06/06
ひ ろ
14
★★★☆☆2022/10/07
絵具斬
0
文章が下手。2009/09/07