ラズベリーブックス
夜明けの窓から口づけを

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  • サイズ 文庫判/ページ数 499p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784812438275
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

1804年、ロンドン。令嬢サラは義理の弟を殺した罪で裁判にかけられ、新聞“クーリエ”で糾弾された。裁判では無実を勝ち取ったが真実は明かされないまま。3年後、サラは家族を守るため、便宜結婚の相手を探そうとバースへと向かう。ところが旅の途中、宿の窓から、見知らぬ紳士が飛び込んできた!この男性はいったい―?混乱しつつも熱いキスを交わしてしまうサラ。実はこの紳士こそ、サラを非難した新聞の社主で侯爵家の長子マックスだった。やがてサラの正体に気づいたマックスは、真相究明のために正体を隠して後を追い、こともあろうに自分が便宜結婚の相手になると言い出すが…。3年前の真実とは?そして反発しつつも惹かれあう二人の恋は―?エリザベス・ソーントンの描くロマンティック・ヒストリカル・サスペンス。

著者等紹介

ソーントン,エリザベス[ソーントン,エリザベス][Thornton,Elizabeth]
スコットランドのアバディーン生まれ。夫と幼い息子たちとともにカナダのウィニペグに移住したのち、幼稚園教員などを経て、長老教会に勤務しながらロマンス小説の執筆を開始。1987年にBluest‐ocking Brideでデビューし、2年後には教会を退職してフルタイムの作家となる。これまでに、7編がRITA賞にノミネートされている

細田利江子[ホソダリエコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

24
義弟殺害容疑で告訴された美女の裁判の様子からお話が始まります。彼女に魅了されたある新聞発行者が、3年後彼女に出会いさらにのめりこんでいくも、彼女や家族には謎があって・・・という、誰が本当の加害者なのかが当人同士にもきちんとわかっていない、というミステリーなら大失格な設定なのにこれがなかなか面白かった。お候爵は基本メロメロなのでかわいいんだなあ。2018/12/20

アクアマリン

3
サスペンスが結構なものでした。遺体なき殺人事件。最後まで犯人がわからなかった。ヒロインは強い。ヒーローが、貴族で新聞社の主宰。ヒロインが、裁判で無罪になったが、新聞にあることないこと書かれて、今のゴシップ記者のよう。家族も問題のある人ばかりで、犯人はもしかして身内か?とも思った。ロマンスはまあまあ。2020/05/20

francois

3
思ったよりサスペンス色が強くて 読み応えあり。最後の最後まで犯人がわからず それに振り回された気がして それなりに面白かったですョ。どういう展開になるのかわからずに先が読みたくって一気に読み終えました。二人の間にもうすこし危機的事件があったりしたらもっとドラマティックで面白かったかも。2010/05/29

MOMO

3
ミステリ仕立てで、結構面白かったわ。マックス君は、最初はちょっと独善的で、やな奴だったけどさ、後半は、「信用されてない」と嘆きながらも、サラちゃん護るために一生懸命だったし・・・でもさぁ、自分の間違いに気づいた時に、もうちょっと悩み、落ち込んでほしかったわ・・・あとさぁ、少々問題がありすぎる、サラちゃんの俗物家族だけど、それでも彼らなりの家族愛みたいなものが感じられて、なんか嫌いになりきれなかったわ・・・ところでルーシーちゃんの話ってないのかしらん・・?2009/09/13

みろん

3
家族思いで頑固なヒロインと、ヒロインに一目惚れをして執着するヒーローという「プライドと情熱を」を彷彿させる設定。それより11年後に執筆されたお話とあって、随所でバランスが格段に上手くなってると思う。クセがある脇役が多いせいか、サスペンスのオチが読めなくて一気読み。作者の狙い通りに踊らされたなあという印象。個人的には「プライドと情熱を」のがツボだったけど、全体的には今作のがグッドなお話。2009/06/26

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