内容説明
80年代終盤から10年の永きにわたり、ロック少年少女、ヤンキー少年少女、文学少年少女、ナイーヴな少年少女、ついでに普通の少年少女をも巻き込んで、社会現象にまでなった“ヴィジュアル系”。己れの逃避願望を「何でもあり」の雑食性との美意識で、徹底的に突き詰めたその姿勢は、思春期特有のネガティヴィティーを抱えた十代には、「心の支え」だった。痛快にして明快、アーティストもファンも光り輝いていた「あの」時代を、XやLUNA SEAたち当事者と共に振り返る。「再結成」現象にもめげず(苦笑)。
目次
第1章 さよならX(YOSHIKIと、「Xの時代」を想い出してみた;PATAと、「Xの時代」をほのぼのしてみた ほか)
第2章 さよならLUNA SEA(SUGIZOと、「LUNA SEA世代」を振り返ってみた;2007年12月24日東京ドームで考えた二、三の事柄)
第3章 さよなら「ヴィジュアル系」(私が「V系アーティスト」だった頃(失笑)―大槻ケンヂと、「V系」って何だったのか考えてみた
私たちが「V系ライター」だった頃 ほか)
第4章 さよなら「ヴィジュアル系伝説」(もうひとつの「YOSHIKI論」;小室哲哉が明かす「V2伝説」 ほか)
著者等紹介
市川哲史[イチカワテツシ]
音楽評論家。1961年岡山出身。予備校生時代の1981年より、執筆開始。『ロッキングオン』『音楽と人』を経て、現在は東京―八つ墓村の二重生活の中、売文に励む日々(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yasomi Mori
さんつきくん
ちくまる
★miya★
あいちょ。