出版社内容情報
時代を経ても変わらない定食を食べさせてくれるお店をピックアップ。リーマンショック、コロナ騒動を乗り越え、昭和から続く懐かしの味をいまに伝え、地元で長年愛されてきたお店とボリューム満点、リーズナブルなその店の名物料理を“定食マエストロ”、おなじみ今柊二が食べ歩きレポート。昭和から平成、令和へと何世代にもわたって受け継がれてきた、「懐かしい」味に浸れる1冊。
内容説明
ハンバーグ、生姜焼き、とんかつ、メンチ、チャーハン、焼きそば…味はもちろん、値段もボリュームも大満足のステキな定食メニューをご存知“定食マエストロ”今柊二が案内してくれる庶民派食べ歩きガイドエッセイ第九弾!今回は昭和~平成~令和と歴史を紡いできた全国の名店から学生たちに長年愛され続けている定食屋、昔ながらの喫茶店、人気の定食チェーン店まで毎日でも通いたくなる満足度の高いお店、定食メニューを一挙大公開!!
目次
第1章 昭和~平成~令和を生き抜いた全国名店行脚
第2章 「さあ、今日は何食べようかな」テーマ別探訪
第3章 焼きそばVSチャーハン
第4章 東京メトロに乗って首都圏定食漫遊
第5章 作家と食
第6章 北海道から九州まで全国定食紀行
著者等紹介
今柊二[コントウジ]
1967年愛媛県生まれ。横浜国大尊。定食評論家として首都圏をはじめ全国の定食・立ちそばの調査・研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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宗次郎
11
タイトル・ジャケ買いした本。読んでまず思ったことは文字でその料理の美味さを伝える難しさ。なんせ紹介されている料理の味や香りが全く立ち昇ってこない。下手すると写真がなければ見た目も全くわからないという文章で、素人のおじさんがブログに趣味で書いてるような本であった。人によるのかもしれないが、おろしポン酢カツに味が薄いとソースをかける場面は読み間違いかと目を疑ったし、ラーメンだったらなんでも天地返しするのはいかがなものか。文章も味覚も私とは相容れぬ本。2021/12/21
志村真幸
4
タイトルからはイマイチわかりにくいが、昭和期に創業して令和の現在まで続く店を食べ歩いた本である。 まずは苫小牧の第一洋食店から始まり、有楽町のおかめ、菊名のサンロード、東中野の大盛軒などがとりあげられている。それからテーマ別に移って、早稲田のキッチンオトボケでメニュー全制覇に挑戦したり、喫茶店のナポリタンをあちこち探したり、「焼きそばvsチャーハン」という企画を考えてみたり。 盛りだくさんである。 グルメの本ではなく、気軽なサラリーマンの昼食といった内容だ。さらりと読めて、美味しそう。 2022/07/30
ニッポニア
3
唾を飲み込む音が聞こえたよ。なんの変哲も無いただの定食が、こんなに美味しそうに感じるなんて。さくっと読める、元気のないときにこそ、読もう、食べよう。2022/02/12