竹書房文庫<br> 琉球奇譚 ベーベークーの呪い

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竹書房文庫
琉球奇譚 ベーベークーの呪い

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  • サイズ 文庫判/ページ数 222p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784801919877
  • NDC分類 147
  • Cコード C0193

出版社内容情報

独特の風土から生まれるあやしの沖縄怪談。人気シリーズ第3弾!

内容説明

ハイサイ!沖縄在住の小原猛が綴る人気シリーズ第3弾!隣の墓を掃除した男と家族に降りかかる理不尽な恐怖「イナググヮンス」、とある畑の一角で巻き起こる数々の血生臭い怪事。土地に滞積したおぞましい因果をめぐる戦慄の連作「ヌンドゥンチ」ほか、四辻に夜な夜な現れる首のない死霊の群れに異能の神人(かみんちゅ)が挑む「死者は踊る」、軒先に魔除けとしてぶら下げる水字貝(ベーベークー)が最凶の呪具として発動する「ベーベーグーの呪い」など全33篇を収録。怪異と魔がリアルに息づく沖縄、貴方もキーブルダッチャー(鳥肌を立てる)するがいい。

著者等紹介

小原猛[コハラタケシ]
沖縄に語り継がれる怪談や民話、伝承の蒐集などをフィールドワークとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

241
沖縄怪談の第一人者・小原猛さんの怪談噺には独特の味があって心を魅かれますね。沖縄の方言で「キーブルダッチャー」という言葉は鳥肌を立てるという意味ですので、この機会にぜひ覚えて下さいね。『墓場の声』名城さんは若い頃ひどく貧乏で、ある日彼女とイチャイチャしたくなり何処にも行く場所がなかったので仕方なく自分のお墓に彼女を案内した。夕暮れになり二人はそこにブルーシートを敷き、いちゃつき始めた。すると開始早々、くぐもった野太い叫び声が聞こえてきた。「よそでしろっ!」「え?」びっくりした二人が凍り付くと再び声がした。2022/04/13

HANA

59
実話怪談集。この人の本を読むたびに、現世と死後の世界、異界が重なり合うような独特の沖縄が頭の中に思い浮かぶ。内容も妙に陽気で怖いというより祭りの後を思わせる一抹の寂しさを感じさせる、そんな作品が多い。特に顕著なのは「死者は踊る」。こういう冥界と現世の独特の交流は大好きである。行列のシーン等絵巻か映画のラストみたいに独特の感傷を持って迫ってくるし。他にも「フツ」「呪いを込めて焼く」のような沖縄独特の呪法を扱ったものや、ウチナーグチの題名の諸作、凡百の実話怪談とは一線を画す独特の空気を纏った作品ばかりでした。2019/10/03

ネムコ

35
琉球奇譚、第三弾。やっぱり小原さんの沖縄怪談は好きだ。沖縄のお話にはちゃんと因と果がある。神様や亡者との付き合い方にルールがあり、それを知る人がいて、何かあれば彼らを頼るのが当たり前。生臭い話も血生臭い話も、沖縄のそれは「物語」のようだ、2019/09/10

かおりんご

31
ホラー。地上戦が行われた土地だからか、まだまだ戦争に関する幽霊譚が残っているのだと感じた。怖いのだけど、小原さんの本を読むと沖縄に行きたくなる。神ダーリを自然に周りの人が受け止める環境というのも、沖縄という土地に興味が湧く要因の一つ。2021/06/17

澤水月

20
8月末刊行の本書、自殺考えるほどしんどい人々が少しでも読むといいなとまず一番に思った。死や禍々しいものへ誘う力と生きる力のせめぎ合い…沖縄というさまざまな歴史ある地ならではのの包容力で人の弱さ醜さ、強さ気高さが種々に噴出する怪奇譚。小原さんの文は綺麗事なく、押し付けがましくない。人知及ばぬ恐ろしいモノ、人の理不尽な仕打ちが手練れの筆でちゃんと怖くかつ優しく描かれる。ラスト数話…特に人生に絶望した女性が魅入られたフスグドゥンが素晴らしい。表題作ほか小さな畑をめぐる怪異、陽気な音楽と死者など全てよく構成も見事2019/09/01

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