内容説明
妊婦が羅城門をくぐると生まれてきた子は鬼となる。言い伝えにより一族はある儀式を…「とりかえ長男」、映画サークルが撮影で使った寺にあった目鼻を描かれていないこけし、それには恐るべき由来が…「顔のないこけし」、遺品整理で引き上げられてきたアンティークの鏡台。それには開かずの抽斗があるのだが果たして中身は…「黒いドレッサー」他、凶悪な何かを宿した怪談全39話を収録。
目次
顔のないこけし(相沢/泉見)
水を見に行く(ラグト)
川へ土器拾いに(閼伽井尻)
もうちょっとだったのに(野月/よひら)
胎動(閼伽井尻)
人気のない好物件(黒谷/丹鵺)
廊下(ありす)
夢の少年(無i)
あの夜のドライブ(雪鳴/月彦)
もしもしごっこ(駒木)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆kubo
10
実話怪談系を読みまくっている身からすると全体にぬるい感じ。中高生向けというか。"胎動"は本物っぽくて良かった。2019/04/26
山崎にう
4
購入。怪談コンテスト優秀作品をまとめたもの。基本数頁で終わる掌編集なので、待ち時間にサクサク読めて、まあ暇つぶしにはなるけど、あんまり怖くない…という感想。やはりプロ作家の書く怪談はちゃんと怖いんだなあ、と思う。2022/11/11
せきぐちひろみ
0
何かもう少しリアルっぽく書いて欲しかった。 いかにもフィクションぽくて、飽きてしまいました。2022/06/12