感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
21
女性に権利がない時代ってホント、もうムッカ~とするじゃないですか。お金はあっても21歳になるまで後見人の庇護をうけないといけないとか。そんな環境の元でも勝気に生きている女子が家出中にスパイと間違われて…。ずっこけで笑えます。相変わらずのだんなさんへの献本の言葉が笑える。語彙を増やしなさい、と意見してくれるパパのおかげで本が動いた!というエピソードがこの本の一番素敵なところだったかな。2018/10/13
徳浄さん
16
大好きなジュリア・クインですが、私が最初に読んだのは『プリジャートン一家』のシリーズでした。これはそれより前に書かれたもの。相変わらずヒロイン・ヒーローの会話の息の合ったところ(笑)が秀逸、キャロラインとブレイクの会話がジェイムズによってあきれられたように遮られる所は大笑いしてしまう。場所は忍び込んだ家の中だというのに・・w。面白かった。2018/01/31
Michelle
11
面白かった。主役2人のやり取りが笑える。読んでるこっちは面白いけど、この2人に付き合ったヒーロー友人のジェイムズは、さぞかし疲れたことだろうと同情した。両親が亡くなった後、次々に変わるひどい後見人の元で育ったヒロインが、財産目当てに後見人の息子に襲われ、とうとう家出することにした。そこを女スパイと間違えられ、捜査をしていたヒーローに捕らえられ監禁される。2024/04/20
rokoroko
9
ジュリア・クインの最新作!酷い後見人から逃れようと家を出た途端、その後見人と共謀してる女と間違えられて攫われてと言う話。この中に出てくるヒーローの友人はあのレディ・ダンベリーの甥だった。この本は2部作だったらしい。本国ではずっと前に出版してた。片方の[運命の結婚はすぐそばに]は既読。改めて読み直したい。ジュリア・クイン氏の作品は落ち着いた女性と恋にうろたえる男性の組み合わせが多いな。声をだして笑える場面もあり面白かった。2017/12/09
すっちゃん
5
メイン2人の丁々発止のやり取りは、ジュリア・クインらしく軽快で楽しい。ストーリー的には、中盤が中々話が進まずダラダラ感あり。傷ついたキャロラインが、星を見に行く時に、「星は見えないだろう。」と、ブレイクに言われた時に、「そこにあるのはわかっているから。」と答えたシーンがちょっとジーンときた。結婚まで、もう少しドタバタするかと思っていたら、肩透かし。軽く読むには良いかと。2019/09/07