内容説明
「もし、あすの朝までにぼくたちが戻らなければ…」「あなたはわたしと結婚しなければならない」―シビラ(ビリー)は、ブリジャートン子爵家令嬢。経営が不得手な父と幼い弟に代わって領地をきりもりしている。隣の領地にある伯爵のロークズビー一家とは、家族ぐるみで親しく付き合っているが、長男のジョージだけは横柄で腹立たしいと思っていた。ある日、猫を助けようと木に登り、誤って屋根の上に落下して足をくじいてしまったビリーは、迫り来る夕闇にさすがに恐怖を覚えていた。そんな時通りかかったのはよりによってジョージ。紳士らしく救出に来てくれたが、梯子が外れてふたりとも屋根の上に取り残されてしまった…。憎まれ口をたたき合うふたりだったが何かが芽生えて―。“8人兄弟たち”の一世代前を描く、“ブリジャートン&ロークズビー”シリーズついに開幕!!
著者等紹介
クイン,ジュリア[クイン,ジュリア] [Quinn,Julia]
ハーバード大学ラドクリフ・カレッジ卒業後すぐにロマンス小説を書き始め、1995年にSplendid(邦題:『すみれの瞳に公爵のキスを』)で作家デビュー。2007年、RITA賞を受賞。その他2作品がRITA賞を受賞している。米国ロマンス作家協会殿堂入り。太平洋岸北西部に家族と在住
村山美雪[ムラヤマミユキ]
東京都出身。出版社、外資系商社勤務を経て出版翻訳の道に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
29
いままでなんとも思っていなかった男子がきづくと好きになっていたー胸キュンなシチュエーションです。独特のテンポの良い会話が楽しみだったんですが、今回はまじめ男子が主人公なせいか、テンポがぎこちなくて最初戸惑いました。最初から最後までママの手のひらで踊らされていた感のある、純朴な二人がかわいかったです。でもお話的には2作目の弟さんが好きだったかな~。3作目が1作目で散々女子とやらかした三男坊らしいのが楽しみ。2019/10/29
じょう
16
作者買い&ブリジャートンシリーズの親世代!?ということで、ちょっと期待しすぎたかもしれません。普通に楽しめました。2018/02/11
rokoroko
14
あのブリジャートン家の新作!と楽しみにしていたら時代が微妙に違う。日本の「鬼平」とか「かわせみ」とか続くシリーズのように面白いのとつまんないのが混在してる。これは中の下位。またまたスピンオフがあるようで、楽しみなのか義務なのかよくわからない2016/12/12
ぽこ
11
幼馴染みの二人が少しずつ惹かれあっていく過程が良かった。前半部分は説明がくどく感じた。心理描写は会話か情景かのどちらかで充分だと思う。2017/07/23
Michelle
10
会話がブツ切りで読みにくかった。2021/03/02