内容説明
将来有望な検事の水上護は、雨の中をずぶ濡れで立っていた野良犬のような男を見捨てておけず、つい自分の部屋に誘う。だが、その男・大貫哲哉は、世話になった水上を「そんな物欲しそうな目で見るなよ」と押し倒してきて、しかもそのまま居着いてしまった。不思議と水上は、この強引な居候の存在に癒されていくのを感じる。しかしいつまでも素性を明かさない大貫に、所詮行きずりだと言われているようで…。お互い見知らぬ他人のまま、躰ばかりが深く繋がっていく、切ない関係の行方は!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
那義乱丸
25
旧版既読だけどタイトル通りなお話だった印象くらいしか記憶になく新作読むように楽しんだ。雨の夜に拾った謎のワンコにやたらと懐かれ貪られてるうちに恋に堕ちてしまう検事の話w若者なのに「俺のキャンディーバー」などとオヤジ語が飛び出す大貫に笑ったw水上の元彼・幸田、過去にしたことを思えばズルイ奴なのになぜだか憎めず少々切なさも感じたり。加筆修正は特にHシーンに、とのことなので旧版を引っ張り出してH描写についてのみ比較してみた。うん、たしかにHは今の中原さんの濃度になってるな。個人的には旧版の濃度で十分だけど(笑)2015/04/12
うにすけ
15
作家買いです。するっと拾ったワンコ系男子と関係が進むのか~危なくないのかなと思ったら甘めでするすると読了。ワンコ系というかワンコすぎてニヤニヤです。エロ部分増量とのことで、確かになぁと思いましたわ。転勤したらどうするのかなぁ。2015/10/31
きなこ
15
旧刊未読。検事が見ず知らずの男を自分の家に持ち帰ったり、職場で部外者とそんな事したらあかんやろうっと突っ込みどころ満載(笑)仕事中はストイックなのにエロい事に流されすぎな水上にギャップ萌え。なるほどそういう理由で大貫は水上に執着していたのか、水上いい仕事してるやんと感心。しかし検事って転勤多いと聞くが、大型ワンコ大貫が遠距離になっても我慢できるのかしら?と最後はいらぬ心配をしてしまった。なんやかんや書いているが、楽しく読了(笑)2015/04/11
こいけ
10
ウインターフェアの書き下ろし?を読んで読み返してみた。前は感じなかったけど、後半になるにつれ、水上がどんどん甘くなっていってる…幸田さんに対してもかなりそっけない感じになっていて、こんなキャラだったけ?と少し驚いた。小冊子のほうでもあからさまな感じがなんかしっくりこなかった。幸田さんいい人に思えてきた笑2016/01/15
胡蝶
10
旧版既読。どこかで読んだような…と思ったら新装版だった。國沢さんの絵が素敵★旧版よりエロシーンが色っぽい気がする!2015/05/01