内容説明
怪談社シリーズも遂に第5弾!大阪は十三に実在する怪談社。そこに所属する怪談師、紗那と紙舞、そして書記を務める伊計翼。彼らが体験者からじかに聞き取った数多くの怪異の中から、選りすぐって書き留めた恐怖譚を披露する。54話を収録。
著者等紹介
伊計翼[イケイタスク]
怪談社の専属書記。怪異体験談の記録と執筆を担当する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
19
ホラー。最初の数話は既読感あり。面白いほどさくさく読める。そして、そこまで怖くはない。山の中にひっそりある祠は不気味だけど。2020/07/12
ラルル
15
いいですね、どんどん良くなってきてる(笑) 初期の頃はこらイカンと思ったけど、巻を重ねるごとにイカン部分が上手に修正されてとても良いものになってきてます。最初の頃不快に感じた紗那も楽しく読める描写になっていて嬉しいですね。肝心の怪談も時に怖く、時に面白い描写を交えて飽きさせず楽しく読めました2014/05/26
澤水月
7
以前本書シリーズを構成が苦手だと読みやめた人に戻っておいで〜と言いたい。構成はスッキリし、素晴らしく練れた文章を展開していてびっくりするから。「殺したか」「身内」「かえる」などいい(怖い)し、軽く連作っぽくなるものも初めそう気付かせないものがありうまい。某事件にまつわるらしい話、気になる。自分は関東生まれ育ちだがやはり関西には関西の味わい深さがあるな。会話劇「不毛な会話」「ぶるんぶるん」よかった! 裏表紙の男性は紙舞/紗那さんどちらだろ2013/10/30
パブロ
5
この前の『書記録』くらいから、幕間のグダグダしたネタがなくなって、ホント良かった良かった。人間、やればやるほど、書けば書くほど上達するってこのことなんだな〜とつくづく感じ入りました。連作になっている実話もなかなか読ませてくれるし、一つひとつの話が新米コシヒカリのように立っている。包茎の皮がむけて大人になった書記さん。これからも楽しませてくださいね〜。2013/11/12
Spok
4
怪談社、これも面白かった。中古車と廃団地の怪談が友人達の会話の中で繋がっていったり、多分同じ祠で起きた全くの他人3人の体験など。所々出てくる紗那さん紙舞さんがまた面白い。また映像で見たいと思い再放送を探したが全部違う番組に変わっていた。あいつか〜2017/01/27