内容説明
前作「怪談実話震」で衝撃の単著デビューを果たした黒木あるじ。本作も平山夢明監修FKBシリーズで荒業、力業で冥府から引き摺りだした、血もまれで臓物が湯気を上げているようなガチ怖から、心も凍り、しばれる痛みさえ感じられる怪談まで35篇を収録した。「共鳴」「疵痕」「奇癖」「霊交」「草爺」「乳房」「狐狸」「猫目」「蝋燭」「蚯蚓」「鬼頭」「住処」「味神」「根絶」「壁女」など、どれも読まなかったほうが良かったと後悔するかもしれない。リアルな実話でありながら、現実の表皮をすべて捲り上げてしまうほどの驚愕が間違いなくあなたを襲う!超ド級のはんぱない怖さをどうぞ。
目次
赤帽
鬼頭
奇癖
公園
狐狸
骨董
残像
蝙蝠
土蔵
稲荷〔ほか〕
著者等紹介
黒木あるじ[クロキアルジ]
1976年青森県生まれ。2009年「おまもり」で第7回ビーケーワン怪談大賞・佳作を受賞。同年「ささやき」で第1回『幽』怪談実話コンテスト・ブンまわし賞を受賞。現在は山形県在住
平山夢明[ヒラヤマユメアキ]
神奈川生まれ。実話読み物として『「超」怖い話』『東京伝説』(ともに竹書房文庫)『怖い本』(角川春樹事務所)シリーズを発表。フィクション・ノンフィクション、死者・生者を問わず常に人間存在の「狂気」を根こそぎ描き尽くそうとする筆致には定評がある。『独白するユニバーサル横メルカトル』で第59回日本推理作家協会賞短編部門を受賞、同タイトルの短編小説集(光文社)が2007年度「このミステリーがすごい!」一位。また「DINER(ダイナー)」(ポプラ社)が第28回冒険小説大賞&第13回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瑪瑙(サードニックス)
眠る山猫屋
鬼灯の金魚草
hannahhannah
HANA