《第190回 新宿セミナー@Kinokuniya》 今福龍太×藤枝守 「〈瓦礫と書物〉の風景を超えて―薄墨色の音を聴く」 ※本講演会は終了しました。
今福龍太氏の新著『薄墨色の文法』(岩波書店、10/4刊行予定)を記念し、今福龍太氏(文化人類学者)と藤枝守氏(作曲家)のトークセッションを開催いたします。
第190回 新宿セミナー@Kinokuniya『薄墨色の文法』(岩波書店)発刊記念対談〈書物的実在論(リアリズム)〉に向かって#3〈瓦礫と書物〉の風景を超えて ――薄墨色の音を聴く登壇者:今福龍太(文化人類学者)、藤枝守(作曲家)
何かがふるえ、何かが聞こえる。沈黙や闇をふるわせるものが、私たちの耳にふれてくる。気がふれるほど激しく、
また、心がほれるほど優雅に。
大地のふるえへの本源的な畏れを抱きつつ、その振動に共振しながら生きる作法はあるのか?
作為を超えて私たちの言葉や音や動きを律する〈薄墨色の文法〉の世界を、文化人類学者と作曲家が熱く語る。
今福龍太氏の新著『薄墨色の文法』(岩波書店)発刊記念トークイベント。
今福 龍太(いまふく・りゅうた)
文化人類学者・批評家。東京外国語大学教授。同時にサンパウロ・カトリック大学客員教授として映像論/偶景論のセミナーを随時担当。さらに群島という地勢に遊動的な学びの場を求めて2002年より巡礼型の野外学舎である奄美自由大学を主宰。著書に『荒野のロマネスク』 『クレオール主義』 『野性のテクノロジー』 『スポーツの汀』 『ここではない場所』 『ミニマ・グラシア-歴史と希求』 『群島-世界論』 『レヴィ=ストロース 夜と音楽』など多数。近年は著書『身体としての書物』や「琥珀のアーカイヴ」
(雑誌『考える人』連載中)などを通じて、身体と書物の深い歴史的・思想的関係についても独自の視点から論じている。

藤枝 守(ふじえだ・まもる)作曲家。九州大学大学院芸術工学研究院教授。カリフォルニア大学サンディエゴ校音楽学部博士課程修了。博士号(Ph.D. in Music)を取得。作曲を湯浅譲二、モートン・フェルドマンらに師事。ハリー・パーチ、ルー・ハリソンに影響されながら、純正調によるあらたな音律の方向を模索。植物の生体情報である電位変化のデータに基づく『植物文様』という作曲シリーズを展開。CDに《Patterns of Plants》《クラヴィコードの植物文様》《今日は死ぬのにもってこいの日:植物文様ソングブック》など多数。著書に『増補 響きの考古学』(平凡社ライブラリー)など。来春、ニューヨークのレーベルTZADIKから4枚目となるCDをリリース予定。
日時:2011年10月8日(土)19:00開演(18:30開場)
会場:新宿・紀伊國屋ホール(紀伊國屋書店新宿本店4階)
料金:1,000円(全席指定・税込)
前売:キノチケットカウンター(紀伊國屋書店新宿本店5階 受付時間10:00~18:30)
電話予約:紀伊國屋ホール 03-3354-0141(受付時間10:00~18:30)
主催:紀伊國屋書店
共催:岩波書店
※定員になり次第、チケットの発行を終了させていただきます。尚、当サイトでのチケット完売のご案内は遅れる場合があります。チケットの残数については上記へお問い合わせください。