紀伊國屋書店 教育・研究のためのインターネット書店 BookWeb Pro HOME ENGLISH
[学術資料]   [教育・研究機関向けソリューション]


  [2006年08月01日]
紀伊國屋書店、インフォコムと協業で学術情報公開ASPサービス「infolib-ASP」を開始
 株式会社紀伊國屋書店(東京都渋谷区、代表取締役社長 吉岡 公義、以下紀伊國屋書店)は、インフォコム株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 吉野 隆、以下インフォコム)と共同で、論文等の学術情報(以下、「情報」という。)をインターネット上で公開する事ができるASPサービス※「InfoLib-ASP」を、8月より開始します。

 紀伊國屋書店は、貴重書、コレクション、絵図、郷土資料、行政資料、新聞、紀要、論文、教科書、設計図等学内外資料のデジタル化やメタデータのデータベース構築について多くの実績を持っています。 また、インフォコムのデジタルアーカイブシステム※事業は、大規模なドキュメント資源を有する官公庁や大学、図書館等を対象に、政府のe-Japan構想※に連動した電子政府、電子自治体、電子図書館等のデジタルアーカイブ領域を得意領域としながら、「InfoLib」等の官民を問わない総合ナレッジマネジメント※・ソリューションを提供しています。

 今回、両社の協業により、通常では導入作業や管理に負担がかかる学術情報公開システムを、より容易に利用できるASPサービスとして提供する事が可能となります。 ASPサービスとして提供する事により、利用者はインターネット環境を整えるだけで、通常使用のパソコンからウェブブラウザを介して、情報の電子データ登録/保存等の作業、検索/閲覧等の操作ができ、更には蓄積した情報をインターネットを介して公開する事ができます。 またOAI-PMH※リポジトリ機能を標準搭載しており、データプロバイダとして、登録した情報を外部機関に提供する事もできます。

 「InfoLib-ASP」は、インフォコム新横浜データセンター(i-センター)に専用のASP運用環境を用意し、利用者がサーバ等のハードウェアの準備をする事なく、簡単な環境設定ですぐに利用できます。また、利用者の重要な電子データは、i-センターの強固なセキュリティ環境と運用のもとで厳重に管理され、データ改ざん等のリスクからも保護します。 更には、紀伊國屋書店の学術情報管理のノウハウにより、貴重な資料のデジタル化やメタデータのデータベース構築等統合的なソリューションも提供します。

 「InfoLib-ASP」は、年間使用料84万円とリーズナブルな価格設定とし、主に大学等の学術機関向けに2年間で100ライセンスの提供を目指しています。
【InfoLib®について】
 多くの公立/大学図書館や公文書館等で利用され、SGML※やXML※等の構造化テキストをはじめとするあらゆる種類/形式の電子データを登録、保存、高速検索、閲覧、公開する事ができ、電子データの効率的な活用を可能にする、カナダOPENTEXT社製高速全文検索エンジン「OpenText」を採用したマルチメディア統合検索システムパッケージ。
「InfoLib-ASP」サービスの構成■
InfoLib-ASPサービス
【用語解説】
デジタルアーカイブシステム
時間の経過によって劣化/散逸する情報をデジタル化する事で、恒久的な記録・保存・利用を可能にするシステム。
ナレッジマネジメント
知識管理,知識経営、企業内の知的資産の効果的な活用を図る手法。
ASPサービス
ビジネス用アプリケーションソフトを、インターネットを通じて顧客にレンタルするサービス。
e-Japan構想
 高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT戦略本部)が策定した情報通信戦略。03年7月には e-Japan戦略2を発表し、インフラ整備に偏っていた内容に、サービスやアプリケーションの開発、利用促進に転換。医療、食、生活、知等7分野のIT(情報通信技術)利用を促進する計画が盛り込まれた。
HTML(hyper text markup language)
インターネットのWWWページを作成するためのプログラミング言語。
OAI-PMH(Open Archives Initiative Protocol for Metadata Havesting)
OAI(Open Archives Initiative )が策定したメタデータ収集プロトコル。
SGML(standard generalized markup language)
ISO8879に規定されている電子文書を標準化するための汎用の文書形成マークアップ言語。
XML(extensible markup language)
 HTML※に続く次世代の情報を表現する言語として、1998年2月にW3C(World Wide Web Consortium)によって作成され、HTMLと比べて柔軟な構造となっており、より強力な表現力を持っている。強力な拡張機能により、互換性を失う事なく新たな表現を組み込む事が可能となっている。
<製品・ソリューションに関するお問合せ先>
株式会社紀伊國屋書店
教育イノベーション営業本部 教育支援システム部
東京都渋谷区東三丁目13番11号
Tel:03-5469-5920
lib-sys@kinokuniya.co.jp
http://www.kinokuniya.co.jp/06f/
インフォコム株式会社
フロンティア事業本部 デジタルアーカイブシステム部
東京都千代田区神田駿河台3-11
Tel:03-3518-3640
otsales@infocom.co.jp
http://www.infocom.co.jp/



[学術資料]  [教育・研究機関向けソリューション]  [営業所一覧]  [前に戻る]


© Copyright by Kinokuniya Company Ltd.