チェック |
No |
書名 |
著者名 |
初版・版型・頁・予価 |
出版社 |
内 容 |
哲学・思想・言語・宗教 |
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1 |
ヘーゲル精神現象学の生成と構造(上・下) |
イポリット/市倉宏祐訳 |
初版1972/1973・最終版1995年◆各A5判◆498頁,500頁◆予価4515円(本体4300円) |
岩波書店 |
「精神現象学」は哲学史上最も難解な書物の1つとされている。ヘーゲル哲学の土台をなすこの著作をその体系の中にどう位置づけるべきか。 |
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2 |
キリスト教の源流 ヨーロッパ・キリスト教史(上・下) |
石原 謙 |
初版1972・最終版1995年◆各A5判◆608頁◆予価6090円(本体5800円),678頁◆予価6615円(本体6300円) |
岩波書店 |
著者の多年にわたるキリスト教史研究の成果をふまえ、上巻で、原始キリスト教からアウグスティヌスまでを収め、下巻は、中世より現代に至るキリスト教の史的展開、ことにプロテスタンティズムの各国における運動の特質・成果を明らかにする。 |
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3 |
道教思想史研究 |
福永光司 |
初版1987・最終版2002年◆A5判◆512頁◆予価8820円(本体8400円) |
岩波書店 |
日本の宗教思想文化との比較研究を行なうため、四重構造をもつ複合の宗教として、中国宗教思想史の全体的な展開の中に組み込みながら究明する。 |
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4 |
信仰と知 |
ヘーゲル/上妻 精訳 |
初版1993・最終版1993年◆A5判◆362頁◆予価6300円(本体6000円) |
岩波書店 |
先鋭化した信仰と知の対立を揚棄すべく、自らの思弁的理性の立場を闡明にする。ヘーゲルの思想発展上重要な位置を占めるイエナ期の論文。 |
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5 |
言語・知覚・世界 |
大森荘蔵 |
初版1971・最終版2002年◆A5判◆336頁◆予価4620円(本体4400円) |
岩波書店 |
哲学の中心的テーマである「存在と意識の関係」をめぐって探究し、科学の基礎にある二元論的世界像の構成の解明を企図した労作である。 |
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6 |
時間と空間の哲学 |
イアン・ヒンクフス/村上陽一郎、熊倉巧二訳 |
初版1979・最終版2002年◆四六判◆288頁◆予価2520円(本体2400円) |
紀伊國屋書店 |
物質は空間に存在し、時間を通じて持続する。それでは空間とは何で、時間とどう違うのか──この問いに答えた、分析哲学的なアプローチとして格好の解説書。 |
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7 |
仏教における存在と知識 |
梶山雄一 |
初版1983・最終版1983年◆A5判◆240頁◆予価2940円(本体2800円) |
紀伊國屋書店 |
「インド仏教哲学史概要」ほか3編の論文を収録。インド仏教の認識論・論理学を仔細に分析・解説した、この分野の基本的文献ともいえる一冊。 |
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8 |
現代英米の倫理学 |
岩崎武雄 |
初版1963・最終版1984年◆A5判◆272頁◆予価4200円(本体4000円) |
勁草書房 |
英米の倫理学を材料にしながら、たんなる網羅的な紹介ではなく、その検討を通じて倫理学の根本問題について考える。 |
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9 |
老子の哲学 |
大濱 晧 |
初版1986・最終版1993年◆四六判◆416頁◆予価4410円(本体4200円) |
勁草書房 |
平和な時代にも陰惨な時代にも、権勢の人にも卑弱な人にも読まれた不死の経典を、13の思想体系にまとめる。 |
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10 |
荘子の哲学 |
大濱 晧 |
初版1987・最終版1993年◆四六判◆480頁◆予価4725円(本体4500円) |
勁草書房 |
諸子百家のなかでもきわだって独創的な荘子の思想を、死生観・生の開花・斉合の論理・遊びの世界など15章にわたり分析する。 |
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11 |
私というものの成立 |
松永澄夫編 |
初版1994・最終版1994年◆四六判◆260頁◆予価2940円(本体2800円) |
勁草書房 |
哲学では、〈私〉や自己に直接関わる問いは評判が悪い。ただ〈私〉の問題を逸しては、哲学の死さえ意味するかも知れない。捉えようのない〈私〉を捉える三人の論考を集成。 |
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12 |
ベルグソン |
淡野安太郎 |
初版1958・最終版1996年◆四六判◆262頁◆予価3150円(本体3000円) |
勁草書房 |
「エラン・ヴィタール」というベルグソン哲学の主要な観念の一つは、20世紀前半の主要思潮であった。科学・哲学・宗教に通底するものを探る。 |
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13 |
カント |
岩崎武雄 |
初版1958・最終版2004年◆四六判◆312頁◆予価3465円(本体3300円) |
勁草書房 |
カント哲学はなぜ偉大な哲学であるのか。主著『純粋理性批判』を中心に、その思想を現代的意義においてとらえる。 |
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14 |
アリストテレス |
藤井義夫 |
初版1959・最終版1993年◆四六判◆324頁◆予価4410円(本体4200円) |
勁草書房 |
ソクラテス、プラトンによって樹立されたギリシャ哲学はアリストテレスにいたり開花した。倫理思想に重点をおき、最新の研究をふまえた今日的アリストテレス像に迫る。 |
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15 |
プラトン |
山本光雄 |
初版1959・最終版1996年◆四六判◆312頁◆予価3465円(本体3300円) |
勁草書房 |
ソクラテスとの対話形式で、魂が高度の教育によって徳となり善のイデアを認識する理想政治を求めた哲人の生涯と思想を『饗宴』『国家』『法律』などの著作を通じて描く。 |
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16 |
デカルト T・U |
所 雄章 |
初版1967/1971・最終版1996年◆四六判◆(T)224頁◆予価3150円(本体3000円),(U)372頁◆予価3675円(本体3500円) |
勁草書房 |
(I)旅に生き、異郷で暮らした近世哲学の「英雄」の生涯を、彼の内に芽生え、育ち、開花した思想との連関において捉える。,(II)体系と方法をめぐる錯綜を解き、続いて重要ないくつかのテーマに即し、デカルト哲学の理論的な展望を明かにする。 |
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17 |
アウグスティヌス |
服部英次郎 |
初版1980・最終版1997年◆四六判◆230頁◆予価3150円(本体3000円) |
勁草書房 |
ローマ帝国の末期、世界史の大きな転換期に生きたキリスト教史上最大の思想家の生涯と学説を、アウグスティヌス研究の第一人者が平明に書き下す。 |
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18 |
ベイコン |
花田圭介 |
初版1982・最終版1982年◆四六判◆260頁◆予価3675円(本体3500円) |
勁草書房 |
デカルトと共に近代哲学の祖と呼ばれ、多才で華やかにみえるベイコンではあるが、実生活は不遇であった。ベイコンの伝記を丹念に辿り、ベイコンの実像に迫る。 |
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19 |
フォイエルバッハ |
城塚 登 |
初版1958・最終版1982年◆四六判◆274頁◆予価3675円(本体3500円) |
勁草書房 |
「人間の自己疎外」現象を初めて指摘し、現実的人間学を築いてマルクス思想の源泉となった、その生涯と思想の包括的究明。 |
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20 |
シェリング |
藤田健治 |
初版1962・最終版1985年◆四六判◆360頁◆予価4410円(本体4200円) |
勁草書房 |
ドイツ観念論の巨峰にはさまれ不当な評価の運命にあったが、実存哲学の登場とともに新しい照明があてられた後期シェリングに重点をおき論述。 |
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21 |
カントからヘーゲルへ(UP選書174) |
岩崎武雄 |
初版1977・最終版1998年◆四六判◆270頁◆予価2730円(本体2600円) |
東京大学出版会 |
カントの批判哲学から、フィヒテ、シェリングをへてヘーゲルの哲学体系までドイツ観念論を平明に解説したスタンダードな入門書。解説・坂部恵。 |
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22 |
意志と表象としての世界(正編T・U・V) |
ショーペンハウアー/斎藤忍随ほか訳 |
初版1975・最終版1981/1981/1975年◆各四六判◆(T)307頁◆予価4410円(本体4200円),(U)414頁◆予価4935円(本体4700円),(V)312頁◆予価4410円(本体4200円) |
白水社 |
意欲と表象、存在と眺めることに分裂し、苦悩と苦痛に満ちた存在の本質を見きわめ、その苦悩する存在からの離脱を説く。近代哲学への扉を開いた不朽の名著。 |
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23 |
ユートピアの精神 |
エルンスト・ブロッホ/好村冨士彦訳 |
初版1997・最終版1998年◆A5判◆430頁◆予価5880円(本体5600円) |
白水社 |
〈まだ意識されないもの〉の存在論と芸術論により、既成の殻を破砕して新しき生を切りひらく。若きベンヤミン、アドルノに多大な影響を与えた名著。 |
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24 |
アルトー 思考と身体 |
宇野邦一 |
初版1997・最終版1999年◆四六判◆350頁◆予価4410円(本体4200円) |
白水社 |
加速された身体をめぐる思考をアルトーの全生涯・全作品にたどり、20世紀思想の火山脈にふれる実験を解明する、著者渾身の力作評論。 |
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25 |
人間本性論 第1巻 |
D.ヒューム/木曾好能訳 |
初版1995・最終版1995年◆A5判◆664頁◆予価18900円(本体18000円) |
法政大学出版局 |
経験と観察に基づく〈人間の学〉を目指し、観念・記憶・想像・感覚・印象・信念・習慣・人格の同一性等々広範な精神領域を考察する。イギリス経験論哲学の最高峰。 |
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26 |
近代日本語の思想 |
柳父 章 |
初版2004・最終版2004年◆四六判◆252頁◆予価3150円(本体3000円) |
法政大学出版局 |
日本語の文体は近代以後、翻訳によってつくられた──大日本帝国憲法に象徴される翻訳悪文の系譜を分析して日本語文の欠陥を摘発し、日本の思想の問題点を抉る。 |
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27 |
言語と精神 |
W.フンボルト/亀山健吉訳 |
初版1984・最終版1993年◆A5判◆710頁◆予価21000円(本体20000円) |
法政大学出版局 |
第21回日本翻訳出版文化賞受賞 「西洋における言語研究の最高峰であり、すべての言語論や言語哲学を陰に陽に規定している古典的労作」とハイデガーをして絶賛させた大著。本邦初訳。 |
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28 |
歴史哲学 |
ヴォルテール/安斎和雄訳 |
初版1989・最終版1990年◆A5判◆466頁◆予価12600円(本体12000円) |
法政大学出版局 |
第26回日本翻訳出版文化賞受賞 ピエール・ベールの精神を承け、カトリックの道徳的・歴史的・学問的立場を論駁、18世紀フランス思想に絶大なる影響を与えた大著。 |
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29 |
過去と未来の間 政治思想への8試論 |
ハンナ・アーレント/引田隆也・齋藤純一訳 |
初版1994・最終版2005年◆四六判◆448頁◆予価5040円(本体4800円) |
みすず書房 |
いかに思考するか? 20世紀の時代と哲学と政治を交差した亡命ユダヤ人女性の思索のエッセンス。 |
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30 |
知識人と権力 歴史的‐地政学的考察 |
アントニオ・グラムシ/上村忠男訳 |
初版1999・最終版2003年◆四六判◆224頁◆予価2940円(本体2800円) |
みすず書房 |
知識人とは、サバルタンとは、地政学的考察とは。「南部問題についての覚え書」他、蘇る5章。 |
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31 |
二つの文化と科学革命 第3版 |
C・P・スノー/松井巻之助訳 |
初版1984・最終版2000年◆B6判◆264頁◆予価3150円(本体3000円) |
みすず書房 |
イギリスにおける、科学的文化と人文的文化の隔絶を問題として提起。教育制度改革を提言する。 |
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32 |
ジェイムスン、アルチュセール、マルクス |
ダウリング/辻 麻子訳 |
初版1993・最終版1993年◆四六判◆208頁◆予価2940円(本体2800円) |
未來社 |
フレドリック・ジェイムスンの記念碑的名著『政治的無意識』の難解な思想構造を、アルチュセール、マルクスの思想に遡及しながら平明に解説・解読する。 |
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33 |
ヘーゲルの近代国家論 |
シュロモ・アヴィネリ/高柳良治訳 |
初版1978・最終版1984年◆A5判◆387頁◆予価6090円(本体5800円) |
未來社 |
ヘーゲルの著作および残留するあらゆる資料から、国家論にかんする言説を可能な限り集め、体系化することによって、従来多義的に捉えられたヘーゲルの政治哲学を解明した大著。 |
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34 |
危機における人間と学問 |
折原 浩 |
初版1969・最終版1985年◆四六判◆452頁◆予価3990円(本体3800円) |
未來社 |
マージナル・マン概念の彫琢と、その視点からのウェーバー読解。時代の境界領域で追究される学問の意義、知識人の役割とは。 |
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35 |
経験としての詩 |
フィリップ・ラクー=ラバルト/谷口博史訳 |
初版1997・最終版1997年◆四六判◆290頁◆予価3675円(本体3500円) |
未來社 |
アウシュヴィッツ以後詩作することは可能か―戦後ヨーロッパの代表的詩人ツェランの後期詩篇から複数の声を聴きとる哲学的エッセイ。 |
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36 |
自由の経験 |
ジャン=リュック・ナンシー/澤田 直訳 |
初版2000・最終版2000年◆四六判◆314頁◆予価3675円(本体3500円) |
未來社 |
自由は理念や権利ではありえない。自由は存在の特異性を分有する実存の事実だ。カント、ヘーゲル、ハイデガーらの思索をふまえ、実存を解放し伝承する自由の経験を思考する。 |
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37 |
ヘーゲルの弁証法 |
ハンス=ゲオルク・ガーダマー/山口誠一、高山 守訳 |
初版1990・最終版1995年◆四六判◆274頁◆予価3675円(本体3500円) |
未來社 |
解釈学的研究の方法的立場に立つガダマーがドイツ観念論の最高峰にいどんだヘーゲル研究の古典。ガダマー自身の思想的彷徨を同時に示す興味深い所産。 |
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38 |
知られざるヘーゲル |
ジャック・ドント/飯塚勝久、飯島 勉訳 |
初版1980・最終版1980年◆四六判◆456頁◆予価3990円(本体3800円) |
未來社 |
フランスにおけるヘーゲル研究の泰斗が、学徒時代のヘーゲルの読書、交際、とりわけフリーメーソンとの関わり等を明らかにした精神史の書。 |
社会 |
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39 |
ヴェーバーとマルクス 日本社会科学の思想 |
内田芳明 |
初版1972・最終版2001年◆B6判◆424頁◆予価3990円(本体3800円) |
岩波書店 |
マルクス主義社会科学の理論的・実践的な自己形成の過程で、ヴェーバーの社会科学はどのような接点と有効性をもちえたか。 |
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40 |
人間であるために |
ルネ・デュボス/野島徳吉、遠藤三喜子訳 |
初版1970・最終版1983年◆四六判◆272頁◆予価2520円(本体2400円) |
紀伊國屋書店 |
機械文明に埋没し、脱人間化された我々が〈人間らしさ〉を取り戻すためには、自らを創った環境を科学的に読む視点が肝要だと説く、ピュリッツァー賞受賞作。 |
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41 |
目覚める理性 人間のための科学 |
ルネ・デュボス/野島徳吉、遠藤三喜子訳 |
初版1971・最終版1971年◆四六判◆256頁◆予価2520円(本体2400円) |
紀伊國屋書店 |
専門家の決定を盲目的にうける社会は、死にいたる社会である──世界的細菌学者が、現代社会における科学者の役割と義務、またあるべき市民の姿を提示する。 |
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42 |
健康という幻想 医学の生物学的変化 |
ルネ・デュボス/田多井吉之介訳 |
初版1977・最終版1990年◆四六判◆222頁◆予価2415円(本体2300円) |
紀伊國屋書店 |
生命をもつものの宿命として、病気から完全に解放されると夢みるのは幻想だ──人類が病気と闘ってきた歴史をたどりつつ、真の健康とは何かを問う、一級の書。 |
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43 |
オルグ学入門 |
村田宏雄編 |
初版1982・最終版1986年◆四六判◆250頁◆予価3675円(本体3500円) |
勁草書房 |
非力なものを組織化によって強力なパワーを発揮させるためにはいかにすべきか。組織者オルグを養成するための実践的指導書。 |
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44 |
エリアス・暴力への問い |
奥村 隆 |
初版2001・最終版2001年◆四六判◆370頁◆予価4200円(本体4000円) |
勁草書房 |
暴力と文明化の関連を考察し、その帰結を問い続けた社会学者、ノルベルト・エリアス。その全体像を解明し、暴力への答えを探る。 |
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45 |
家族の構造 |
中根千枝 |
初版1970・最終版1993年◆菊判◆490頁◆予価5880円(本体5600円) |
東京大学出版会 |
実態調査をもとに、主としてインド、中国、日本の家族構造を比較・考察する労作。前編に家族の理論的考察、後編にインドの個別研究をまとめる。 |
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46 |
新版 河童駒引考 |
石田英一郎 |
初版1966・最終版1966年◆A5判◆310頁◆予価6090円(本体5800円) |
東京大学出版会 |
「河童駒引」という、わが国民間伝承上の興味深いモチーフをとりあげ、ユーラシア大陸東西にわたる資料と比較して人類文化史にまで発展させた名著。 |
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47 |
日本における職場の技術・労働史 |
山本 潔 |
初版1994・最終版1995年◆A5判◆560頁◆予価12600円(本体12000円) |
東京大学出版会 |
幕末から現代に至るまでの、日本の機械工業と化学工業の職場における生産技術と労働の具体的展開過程を実証的に跡づける。 |
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48 |
ケアとサポートの社会学 |
三井さよ/鈴木智之/森川美絵ほか編 |
初版2007・最終版2007年◆四六判◆320頁◆予価3675円(本体3500円) |
法政大学出版局 |
要介護高齢者、病者・障害者、生活保護受給者までを対象に、それを支える家族、職業的サービス提供者、ボランティアたちに共通する問題群を社会学的見地から探る。 |
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49 |
水の法と社会 |
森 實 |
初版1990・最終版1992年◆A5判◆434頁◆予価10500円(本体10000円) |
法政大学出版局 |
平成2年度日本農業法学会賞受賞 水利政策の展開に伴う法秩序の形成過程を跡づけ、環境問題を背景に「治水・利水」から、「保水・親水」への転換の経緯を展望。 |
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50 |
歴史は科学か |
E・マイヤー、M・ウェーバー/森岡弘通訳 |
初版1965・最終版1988年◆B6判◆272頁◆予価2940円(本体2800円)) |
みすず書房 |
実証主義への埋没、発展史観への硬直を回避する、歴史学の科学としての認識をさぐった2論文。 |
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51 |
政治論集 1・2 |
マックス・ヴェーバー/中村貞二ほか訳 |
初版1982・最終版1983/1982年◆各A5判◆@344頁◆予価4410円(本体4200円),A376頁◆予価4620円(本体4400円) |
みすず書房 |
ヴェーバーの政治へのあつい関心と冷徹な分析。教授就任講演から第1次大戦中までの24篇収録。 |
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52 |
母権論 1・2・3 古代世界の女性支配に関する研究 |
J・J・バッハオーフェン/岡 道男、河上倫逸監訳 |
初版1991/1993/1995・最終版1996/1993/1995年◆各A5判◆@544頁◆予価7350円(本体7000円),A616頁◆予価7560円(本体7200円),B498頁◆予価7350円(本体7000円) |
みすず書房 |
神話伝承を歴史叙述と読みかえ、父権制以前に母権制を発見した古典。ギリシア、エジプトほか。 |
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53 |
官僚制 |
三戸 公 |
初版1973・最終版1985年◆四六判◆340頁◆予価3360円(本体3200円) |
未來社 |
経営学専攻の著者が、現代の抑圧の具・無責任の体系としての官僚制にとりくみ、マルクス、ウェーバー、サイモンらの官僚制思想を検討した野心作。 |
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54 |
都市的体験 |
フィッシャー/松本 康、前田尚子訳 |
初版1996・最終版1996年◆A5判◆484頁◆予価7140円(本体6800円) |
未來社 |
アメリカ都市論研究の第一人者による都市社会論の決定版。豊富な事例とデータにもとづき、都市文化のさまざまな可能性をも示唆するすぐれた概説書。 |
歴史・民俗 |
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55 |
日本古代官僚制の研究 |
早川庄八 |
初版1986・最終版1991年◆A5判◆486頁◆予価7445円(本体7100円) |
岩波書店 |
古代の公文書を駆使した緻密な実証的研究によって古代官僚制の実相に迫る。古代の国家と天皇を論じる際に不可欠の書。 |
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56 |
近衛新体制と大政翼賛会 |
赤木須留喜 |
初版1984・最終版1991年◆A5判◆608頁◆予価8190円(本体7800円) |
岩波書店 |
翼賛会の「国民再組織」の動態を、厖大な未公開資料から分析。天皇制下の官僚制の到達点が、同時に機能不全による組織的解体となった逆説を解明。 |
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57 |
孫文傳 |
鈴江言一 |
初版1950・最終版1984年◆B6判◆588頁◆予価3570円(本体3400円) |
岩波書店 |
五・四運動の年に中国に渡り、中国革命に協力した鈴江言一がその渦中で著した孫文伝。1931年の時点で革命のコースを正確に見透した古典的名著。 |
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58 |
歴史家の同時代史的考察について |
増淵龍夫 |
初版1983・最終版1986年◆B6判◆288頁◆予価2415円(本体2300円) |
岩波書店 |
歴史家はとくに他国の同時代史をいかに認識しうるか。中国史家の著者が津田左右吉と内藤湖南を検討、近代史学のみならず日本近代を問い直す。 |
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59 |
墨林陂b |
神田喜一郎 |
初版1977・最終版1984年◆B6判◆244頁◆予価2625円(本体2500円) |
岩波書店 |
漢籍に親しみ、書を座右にした著者が、弘法大師、契沖や徂徠、さらには漱石、鮃頼Oにふれ、日本の漢文学、和習、古写経にも筆を進める。 |
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60 |
東京の社会経済史 資本主義と都市問題 |
石塚裕道 |
初版1977・最終版1977年◆四六判◆296頁◆予価2940円(本体2800円) |
紀伊國屋書店 |
「民衆の生活から都市をみる」という視点で、明治維新から関東大震災まで半世紀の東京の姿を考察。悪疫・過密・貧困……今日の都市問題の原像を明らかにする。 |
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61 |
日本人の葬儀 |
新谷尚紀 |
初版1992・最終版1993年◆四六判◆372頁◆予価3675円(本体3500円) |
紀伊國屋書店 |
各地に古来より伝わる葬送儀礼・墓制の歴史的変遷と、その意味するところを詳述。そこから浮かび上がる、日本人の死生観、他界観、民俗的心性とは。 |
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62 |
千年王国と未開社会 メラネシアのカーゴ・カルト運動 |
ピーター・ワースレイ/吉田正紀訳 |
初版1981・最終版1989年◆四六判◆424頁◆予価4200円(本体4000円) |
紀伊國屋書店 |
近代ヨーロッパ文化との接触を機に起こった、メラネシア全域での宗教運動を考察。未開社会は変容する自分たちの世界をいかに合理的に捉えようとしたのか。 |
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63 |
ゴースト・ダンス アメリカ・インディアンの宗教運動と叛乱 |
ジェイムズ・ムーニー/荒井芳廣訳 |
初版1989・最終版1989年◆四六判◆304頁◆予価3150円(本体3000円) |
紀伊國屋書店 |
19世紀末、白人の支配下におかれたインディアン諸部族のあいだで生まれた宗教運動の実地調査報告。アメリカがいかに成立したかを知る貴重な証言。 |
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64 |
精霊と結婚した男 モロッコ人トゥハーミの肖像 |
ヴィンセント・クラパンザーノ/大塚和夫、渡部重行訳 |
初版1991・最終版1991年◆四六判◆340頁◆予価3570円(本体3400円) |
紀伊國屋書店 |
精霊に性愛を支配されたモロッコの文盲の瓦職人。面談を通して、その幻想的な心理世界に分け入ろうとした、民族誌の約束事を逸脱する実験性みなぎる奇書。 |
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65 |
イスラム社会 |
アーネスト・ゲルナー/宮治美江子、堀内正樹、田中哲也訳 |
初版1991・最終版1996年◆四六判◆496頁◆予価5040円(本体4800円) |
紀伊國屋書店 |
イスラム社会のさまざまな特性の根にある文化的メカニズムを探究、各地域に共通する動的なモデルを提示する。イスラムを真に理解するうえで必読の一冊。 |
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66 |
おとぎの国のモード |
坂井妙子 |
初版2002・最終版2002年◆四六判◆240頁◆予価3465円(本体3300円) |
勁草書房 |
絵本に登場する動物たちは、なぜ服を着ているのか?服飾社会学の視点から、動物たちのファッションが映し出す時代の貌を読み解く。 |
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67 |
記紀万葉の世界(川崎庸之歴史著作選集1) |
川崎庸之 |
初版1982・最終版1982年◆四六判◆512頁◆予価4725円(本体4500円) |
東京大学出版会 |
英雄時代をめぐる諸問題、万葉集とその時代的背景などを語りながら、大化の改新から壬申の乱、飛鳥から奈良へという時代のさけめを見つめる。 |
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68 |
日本仏教の展開(川崎庸之歴史著作選集2) |
川崎庸之 |
初版1982・最終版1982年◆四六判◆498頁◆予価4725円(本体4500円) |
東京大学出版会 |
古代仏教の成立に関わる諸問題から、最澄・空海を軸にひき起こされる日本仏教史上の主要論点を解明。待望・不滅の諸論考を一挙採録。 |
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69 |
平安の文化と歴史(川崎庸之歴史著作選集3) |
川崎庸之 |
初版1982・最終版1982年◆四六判◆574頁◆予価4725円(本体4500円) |
東京大学出版会 |
漢詩や和歌・物語など、文学史上輝かしい数々の名品を生み出した平安文化を、多面的かつ総合的に解明。珠玉の歴史随想等も収録。 |
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70 |
日本近代史講義 |
鳥海 靖 |
初版1988・最終版1995年◆A5判◆368頁◆予価3675円(本体3500円) |
東京大学出版会 |
幕末における立憲政治論から国会開設運動を経て、さまざまな憲法構想をとり込んでいった明治立憲制の成立過程とその構造的特質を解明する。 |
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71 |
ロベスピエールとドリヴィエ |
遅塚忠躬 |
初版1986・最終版1992年◆A5判◆400頁◆予価7140円(本体6800円) |
東京大学出版会 |
激動期に生きた2人の生涯の軌跡と、彼らの理論と理想を追究することを通して、民衆運動と革命的独裁がもたらしたフランス革命の意味を再検討する。 |
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72 |
室町幕府守護制度の研究(上・下) |
佐藤進一 |
初版1967/1988・最終版1999/1988年◆(上)A5判◆292頁◆予価6090円(本体5800円),(下)A5判◆368頁◆予価6090円(本体5800円) |
東京大学出版会 |
南北朝期における室町幕府の守護の沿革を厖大な史料検討をふまえて国別に考証。一国守護の異動を中央・他国との関連において綿密に検討する。 |
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73 |
増訂 鎌倉幕府守護制度の研究 |
佐藤進一 |
初版1971・最終版1998年◆A5判◆322頁◆予価5670円(本体5400円) |
東京大学出版会 |
厖大な史料をふまえ諸国守護の沿革を解明。鎌倉幕府の制度史や政治史の研究、広く中世封建社会を解明しようとする人びとに不可欠の書。 |
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74 |
近代中国の国際的契機 |
浜下武志 |
初版1990・最終版1998年◆A5判◆336頁◆予価6300円(本体6000円) |
東京大学出版会 |
ヨーロッパの参入と改編、中国の対アジア関係の変化を軸に、現代における歴史意識を問う力作。アジア・太平洋賞受賞。 |
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75 |
元朝史の研究 |
前田直典 |
初版1973・最終版1994年◆A5判◆358頁◆予価7560円(本体7200円) |
東京大学出版会 |
著者の主要業績である元朝史の手堅い実証研究を中心に、東アジア古代史・モンゴル高原史などに関する論文・書評など14篇をまとめる。 |
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76 |
古代都市 |
フュステル・ド・クーランジュ/田辺貞之助訳 |
初版1959・最終版1997年◆A5判◆574頁◆予価7560円(本体7200円) |
白水社 |
希代の名文で古代ギリシア・ローマの社会形態を克明に叙述し、『母権制』『種の起源』と並び称される不朽の名著。 |
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77 |
ラペルーズ世界周航記 日本近海編 |
小林忠雄編訳 |
初版1988・最終版1988年◆菊判◆288頁◆予価5250円(本体5000円) |
白水社 |
サハリン島の発見者、宗谷海峡の命名者である18世紀の探検家ラペルーズの航海日記から日本近海の部分を訳出し、終章に悲劇的な最期を書き下ろす。 |
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78 |
中国女性の歴史 |
シャルル・メイエール/辻 由美訳 |
初版1995・最終版1996年◆四六判◆432頁◆予価6090円(本体5800円) |
白水社 |
纏足と儒教道徳に虐げられてきた中国女性は、男性支配の社会秩序を覆すたくましさをも秘めている。歴史上の様々な女性像を臨場感豊かに物語る通史。 |
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79 |
中世の道 |
ジャン・ピエール・ルゲ/井上泰男訳 |
初版1991・最終版1994年◆四六判◆340頁◆予価5040円(本体4800円) |
白水社 |
中世フランスの《道》から交通・建築・衛生・職業・疎外・権力・娯楽等に多彩なアプローチを試みる。鮮やかによみがえる、中世の都市景観や社会生活のパノラマ。 |
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80 |
火刑台への道 |
ミヒャエル・クンツェ/鍋谷由有子訳 |
初版1993・最終版1993年◆四六判◆324頁◆予価5040円(本体4800円) |
白水社 |
魔女裁判の中でも特に有名なパッペンハイマー事件の調書を基に、1600年当時の都市と生活、人々の「魔女」や「魔女狩り」への思いを詳細に描き出す。 |
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81 |
エリーザベト・ニーチェ ニーチェをナチに売り渡した女 |
ベン・マッキンタイアー/藤川芳朗訳 |
初版1994・最終版1995年◆四六判◆338頁◆予価5040円(本体4800円) |
白水社 |
南米のジャングルに純粋アーリア人の国を建設し、兄ニーチェの著作を改竄してナチのバックボーンを打ち立てた女性の驚くべき生涯に迫る伝記。 |
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82 |
ドイツ民俗紀行 |
坂井洲二 |
初版1982・最終版1991年◆四六判◆415頁◆予価3675円(本体3500円) |
法政大学出版局 |
西ドイツ山村での実地の調査・生活体験にもとづき、農村そして一般庶民の暮らしと文化をいきいきと伝える。 |
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83 |
香薬東西 |
山田憲太郎 |
初版1980・最終版1992年◆四六判◆284頁◆予価3150円(本体3000円) |
法政大学出版局 |
東西交渉史の要路となったスパイス・ルートを詳細に跡づけ、四大スパイス争奪に発する大航海時代のヨーロッパ人東洋進出の経緯を中心に香料をめぐる世界史を描く。 |
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84 |
スパイスの歴史 |
山田憲太郎 |
初版1995・最終版1995年◆四六判◆304頁◆予価3150円(本体3000円) |
法政大学出版局 |
各種の香辛料が東西両洋の文化圏へ伝播・浸透する経緯を経済・文化の両面から描き、スパイス・ルート確立の道筋を解明するとともに風俗史の知られざる深奥を語る。 |
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85 |
郵便と切手の社会史 |
星名定雄 |
初版1990・最終版1990年◆四六判◆320頁◆予価3360円(本体3200円) |
法政大学出版局 |
イギリスの郵便前史を多彩なエピソードをまじえて概観し、郵便と切手の歩みを技術と人間のドラマとして描く。世界初の切手発行をめぐるコミュニケーション小史。 |
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86 |
日本海島文化の研究 |
北見俊夫 |
初版1989・最終版1989年◆A5判◆504頁◆予価15750円(本体15000円) |
法政大学出版局 |
民俗学と周辺諸科学の知見を総合し、海と島をめぐる〈常民〉の自然観と民俗資料を駆使して、海島民のコスモロジーを探り、日本文化の風土的特性を浮彫りにする。 |
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87 |
日本木工技術史の研究 |
成田寿一郎 |
初版1990・最終版1990年◆A5判◆515頁◆予価15750円(本体15000円) |
法政大学出版局 |
縄文時代から明治期までのわが国の木製品と木工具を対象として、製作技法の観点から観察・測定・復元実験を行いつつそれらの技術的系統を実証的に解明する。 |
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88 |
日本蜑人伝統の研究 |
田辺 悟 |
初版1990・最終版1900年◆A5判◆740頁◆予価21000円(本体20000円) |
法政大学出版局 |
第29回柳田賞受賞 沖繩から下北半島にいたる漁村の実地調査をもとに、蜑人(海士・海女)の漁撈・社会組織・風習・信仰などを詳細に記録し、裸潜水漁の伝統を総合的にあとづける。 |
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89 |
祭礼文化史の研究 |
福原敏男 |
初版1995・最終版1995年◆A5判◆740頁◆予価21000円(本体20000円) |
法政大学出版局 |
祭礼史・祭礼民俗に関する個別研究の成果を多角的・実証的に展開し、日本の祭りを祭礼文化史という総合的視野に位置づける。 |
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90 |
チーズとうじ虫 16世紀の一粉挽屋の世界像 |
カルロ・ギンズブルグ/杉山光信訳 |
初版1984・最終版2003年◆四六判◆328頁◆予価3780円(本体3600円) |
みすず書房 |
チーズからわいてくるうじ虫の比喩で世界を論じ、異端審問を受けた粉挽屋。文化の位相を論証。 |
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91 |
歴史を逆なでに読む |
カルロ・ギンズブルグ/上村忠男訳 |
初版2003・最終版2003年◆四六判◆312頁◆予価3780円(本体3600円) |
みすず書房 |
歴史とフィクション、証拠、他者認識をめぐり、新たな歴史研究の可能性を指し示す、最新論集。 |
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92 |
地中海世界 |
フェルナン・ブローデル編/神沢栄三訳 |
初版2000・最終版2003年◆四六判◆388頁◆予価4200円(本体4000円) |
みすず書房 |
三つの文明が交差し展開する数千年を、現在と過去の自在な往還によって語る新史学テーマ別論集。 |
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93 |
中世の形成 |
R・W・サザーン/森岡敬一郎、池上忠弘訳 |
初版1978・最終版1986年◆A5判◆270頁◆予価3990円(本体3800円) |
みすず書房 |
混沌から新世界が誕生するヨーロッパ中世の歴史的転換を、聖俗両界に透徹した深い考察で迫る。 |
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94 |
宗教改革の時代 |
G・R・エルトン/越智武臣訳 |
初版1973・最終版1989年◆A5判◆280頁◆予価3990円(本体3800円) |
みすず書房 |
ルター、カルヴァンから、エラスムスまで。宗教改革を軸に、転換期の諸相を卓抜な筆致で再現。 |
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95 |
ロンドン庶民生活史 |
R・J・ミッチェル、M・D・R・リーズ/松村 赳訳 |
初版1971・最終版1988年◆A5判◆312頁◆予価3780円(本体3600円) |
みすず書房 |
ロンドンの誕生より近代にいたるまで、庶民の日常世界を中心に、生き生きと描く魅惑的な社会史。 |
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96 |
近代文化史 1・2・3 |
エーゴン・フリーデル/宮下啓三訳 |
初版1987/1987/1988・最終版1993/1993/1989年◆A5判◆@336頁◆予価5250円(本体5000円),A432頁◆予価5670円(本体5400円),B488頁◆予価6090円(本体5800円) |
みすず書房 |
中世の食卓から天国の有様まで、逸話とスキャンダル満載で語る。自在な精神による文化史の傑作。 |
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97 |
スターリン 政治的伝記 |
アイザック・ドイッチャー/上原和夫訳 |
初版1984・最終版1989年◆A5判◆544頁◆予価6300円(本体6000円) |
みすず書房 |
少年時代からポツダムの立役者まで、その一生と時代をたどる。ソ連研究の歴史家による決定評伝。 |
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98 |
大戦間期の日本陸軍 |
黒沢文貴 |
初版2000・最終版2000年◆四六判◆456頁◆予価9450円(本体9000円) |
みすず書房 |
大正デモクラシー思潮の高揚に、陸軍が示した意外に柔軟な姿勢を明らかにする政治外交史研究。 |
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99 |
林銑十郎 満洲事件日誌 |
高橋正衛解説 |
初版1996・最終版1996年◆四六判◆232頁◆予価3990円(本体3800円) |
みすず書房 |
現代史の転換点、満洲事変の勃発に際し、朝鮮軍司令官はいかなる決断を下したか。稀有の記録。 |
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100 |
昭和憲兵史 |
大谷敬二郎 |
初版1966・最終版1987年◆A5判◆816頁◆予価8400円(本体8000円) |
みすず書房 |
軍や国民一般に対する警察権を持つ憲兵の歴史を、憲兵隊の中枢にいた著者が叙述。資料を付す。 |
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101 |
菅江真澄の旅と日記 |
内田武志 |
初版1970・最終版1996年◆B6判◆292頁◆予価2940円(本体2800円) |
未來社 |
天明三年生地三河を発ち、秋田の地に没するまでの46年間に厖大な日記・随筆・記録・スケッチを残した謎の大旅行家・菅江真澄の足跡をさぐり、菅江真澄の全貌を明かした待望の書。 |
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102 |
日本文化の古層 |
スラヴィク/住谷一彦、 ヨーゼフ・クライナー訳 |
初版1984・最終版1984年◆四六判◆256頁◆予価2940円(本体2800円) |
未來社 |
「日本とゲルマンの祭祀秘密結社」「まれびと考」「日本語の成立における蝦夷語の役割」など6つの章と、著者スラヴィク教授の日本研究自伝を含む、新しい日本文化のルーツ論。 |
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103 |
上総堀りの民俗 |
大島暁雄 |
初版1986・最終版1986年◆四六判◆326頁◆予価3570円(本体3400円) |
未來社 |
千葉県上総地方に伝わり現在も世界的注目を集めている井戸掘り技術を民俗技術論という新しい視点から解明。またその技術伝搬を辿るユニークな民俗報告書。 |
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104 |
ダッハウ収容所のゲーテ |
ニコ・ロスト/林 功三訳 |
初版1991・最終版1991年◆四六判◆392頁◆予価3990円(本体3800円) |
未來社 |
第二次大戦末期、ドイツの収容所の一つであるダッハウで日々襲い来る恐怖と不安と戦いながら世界の文豪ゲーテなどの文学を糧に生き抜いてきたオランダ人ジャーナリストの日誌。 |
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105 |
ディートリッヒ自伝 |
マレーネ・ディートリッヒ/石井栄子、伊藤容子、中島弘子訳 |
初版1990・最終版1995年◆四六判◆350頁◆予価3675円(本体3500円) |
未來社 |
『嘆きの天使』『モロッコ』など不朽の名作を残し、「百万ドルの脚」と絶賛された脚線美で世界中の映画ファンを魅了しつづけてきた「世紀の女優」の知性あふるる本格的な自伝。 |
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106 |
ヨーロッパ 栄光と凋落 |
A.J.P.テイラー/川端末人、岡 俊孝訳 |
初版1975・最終版1994年◆A5判◆487頁◆予価6090円(本体5800円) |
未來社 |
ナポレオンの没落からスターリン体制確立までの時間的経過の中に生起した現代史の重要事件と多彩な登場人物の素顔を生々と描いた歴史評論。 |
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107 |
樹木風土記 |
姫田忠義 |
初版1980・最終版1983年◆四六判◆350頁◆予価2940円(本体2800円) |
未來社 |
乱開発で無残に後退してゆく山林をうれえる著者が全国の山をめぐり、林業にたずさわる人々の声と生きがいのありさまを報告。宮本常一氏ほかのインタヴュー付き。 |
教育・心理 |
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108 |
重複障害児との相互輔生 |
梅津八三 |
初版1997・最終版1999年◆A5判◆298頁◆予価7140円(本体6800円) |
東京大学出版会 |
従来教育不能とされていた先天性盲ろう二重障害児に世界で初めて組織的教育を手掛け、科学的心理学理論を構築した著者の実践研究の集大成。 |
文学・芸術 |
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109 |
東京夢華録 宋代の都市と生活 |
孟元老/入矢義高・梅原 郁訳注 |
初版1983・最終版1995年◆菊判◆442頁◆予価6195円(本体5900円) |
岩波書店 |
東京(とうけい)とは北宋の首都のこと。東亜最大の商都として殷盛を誇った都市が、金軍の猛威によって滅亡する寸前の繁盛記。図版多数。 |
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110 |
自己と超越 禅・人・ことば |
入矢義高 |
初版1986・最終版1987年◆四六判◆240頁◆予価2520円(本体2400円) |
岩波書店 |
主に唐代の禅の語録をたどり、また寂室や良寛について語る。テキストを正確に読みとり、問答に込められた思想や、禅者の個性豊かな生き方を捉える。 |
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111 |
空間のコスモロジー |
篠田浩一郎 |
初版1981・最終版1991年◆A5判◆330頁◆予価3045円(本体2900円) |
岩波書店 |
19世紀のフランス人は空間をどのようにとらえたか。フーリエの情念論とユートピア、ミシュレの調和社会と交感宇宙。今も新鮮な発見に満ちた言説。 |
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112 |
ビート・ジェネレーション |
諏訪 優 |
初版1965・最終版1994年◆四六判◆212頁◆予価1995円(本体1900円) |
紀伊國屋書店 |
ギンズバーグ『吠える』の訳でも知られる著者が、1950年代半ばのアメリカに「詩をたずさえて登場した」ムーブメントを、65年にいち早く紹介した、基本の書。 |
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113 |
焔の文学 完本 |
モーリス・ブランショ/重信常喜、橋口守人訳 |
初版1958・最終版1997年◆四六判◆466頁◆予価4200円(本体4000円) |
紀伊國屋書店 |
無と有、沈黙と言葉、死と生……。揺れ動く作家の魂を文学の〈焔〉のなかにこそ見出そうとする、フランス批評の孤峰ブランショ、珠玉の評論集。 |
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114 |
デザインの諸問題 |
ジョージ・ネルソン/長 狂平訳 |
初版1965・最終版1965年◆A4変型◆216頁◆予価9240円(本体8800円) |
紀伊國屋書店 |
代表作「マシュマロソファー」など、米モダンデザイン確立に寄与し、イームズ夫妻、イサム・ノグチらの才能を見出したことでも知られる著者、渾身のデザイン論。 |
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115 |
幻想芸術 |
マルセン・ブリヨン/坂崎乙郎訳 |
初版1968・最終版1992年◆A5判◆550頁◆予価6510円(本体6200円) |
紀伊國屋書店 |
人間に根源的に内在する不安のイメージ、そのフォルムを体系的にまとめるとともに、古今の芸術と思考のなかで「幻想」が占める位置をたずねる。 |
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116 |
芸術形式の起源 |
ハーバート・リード/瀬戸慶久訳 |
初版1966・最終版1966年◆A5判◆264頁◆予価3360円(本体3200円) |
紀伊國屋書店 |
建築、造形美術、詩など各分野における「形式」の起源、さらには美的範疇論をめぐり独自の理論を展開。芸術論を超え、哲学的風貌を感じさせる峻烈さをもつ一冊。 |
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117 |
芸術教育の基本原理 人間ロボットの解放 |
ハーバート・リード/小野 修訳 |
初版1973・最終版1973年◆四六判◆256頁◆予価2625円(本体2500円) |
紀伊國屋書店 |
競争原理をもとにした既成の教育制度を厳しく批判、自由な想像力や感情を社会の病弊や抑圧から解放するための真の芸術教育を提唱する。 |
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118 |
レオナルド・ダ・ヴィンチ |
下村寅太郎 |
初版1961・最終版1985年◆四六判◆304頁◆予価3990円(本体3800円) |
勁草書房 |
ルネッサンスを代表する芸術家、科学者レオナルドはまた偉大な哲学者であった。未完成と称され世界終末へのヴィジョンをもったダ・ヴィンチの内面的交錯を解明。 |
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119 |
信貴山縁起絵巻(日本美術史叢書) |
藤田経世 |
初版1972・最終版1972年◆四六判◆280頁◆予価3360円(本体3200円) |
東京大学出版会 |
武士の登場とともに芸術はどのように展開したか。「信貴山縁起絵巻」全巻を図版として掲載し、この絵巻の持つ中世的意義を説き明かす。 |
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120 |
レトリカ 比喩表現辞典(第二版) |
榛谷泰明編 |
初版1994・最終版1994年◆四六判◆550頁◆予価5775円(本体5500円) |
白水社 |
古今東西の小説・詩・戯曲・評論などから1300項目・4000事例の比喩表現を集めた、機能的でコンパクトな文章表現の宝庫。 |
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121 |
モンテーニュ旅日記 |
関根秀雄、斎藤広信訳 |
初版1992年・最終版1992年◆四六判◆390頁◆予価5250円(本体5000円) |
白水社 |
1580年、『エセー』初版を完成したモンテーニュはスイス、ドイツ、イタリアへの旅に出た。ガラヴィーニによる綿密な本文校訂と詳細な注に基づく旅日記。 |
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122 |
フランス詩選 |
山内義雄訳 |
初版1964・最終版1996年◆A5変型◆250頁◆予価5040円(本体4800円) |
白水社 |
ベルトラン、マラルメ、レニエ、プルーストなど、30人の詩人たちの折々の心のかげりと歓びの一片一片を、仏文学の碩学が名訳でくみとる、座右の詩集。 |
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123 |
バーナード・ショー名作集 |
鳴海四郎ほか訳 |
初版1966・最終版1988年◆四六判◆644頁◆予価6930円(本体6600円) |
白水社 |
「カンディダ」「悪魔の弟子」「人と超人」「ピグマリオン」「聖女ジョウン」「デモクラシー万歳!」を収録。《世紀の皮肉屋》ショーの喜劇集。 |
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124 |
コクトー名作集 |
澁澤龍蠖・ほか訳 |
初版1979・最終版1983年◆四六判◆411頁◆予価4935円(本体4700円) |
白水社 |
「オイディプース王」「オルフェ」「声」「円卓の騎士」「エッフェル塔の花婿花嫁」「怖るべき親たち」「バッカス」収録。《芸術的軽業師》の詩的幻想。 |
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125 |
ストリンドベリ名作集 |
毛利三彌ほか訳 |
初版1975・最終版1985年◆四六判◆398頁◆予価4725円(本体4500円) |
白水社 |
「父」「令嬢ジュリー」「ダマスカスへ第I部」「罪また罪」「死の舞踏第I・II部」「幽霊ソナタ」収録。絶えず変貌する魂の遍歴を刻みつけた6編。 |
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126 |
イプセン名作集 |
山室 静ほか訳 |
初版1956・1981年◆四六判◆510頁◆予価6090円(本体5800円) |
白水社 |
「野鴨」「人形の家」「建築師ソルネス」「幽霊」「小さいエヨルフ」「ヘッダ・ガブラー」収録。近代演劇運動の起点となったイプセンの真価を知る好個の一巻。 |
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127 |
忠臣蔵 もう一つの歴史感覚 |
渡辺 保 |
初版1981・最終版1982年◆四六判◆286頁◆予価3990円(本体3800円) |
白水社 |
「忠臣蔵」という巨大な共同幻想のコスモロジーにこめられた日本人の共通感覚=世界観は、なぜ、今日まで生きているのか。 |
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128 |
魔笛 秘教オペラ |
ジャック・シャイエ/高橋英郎、藤井康生訳 |
初版1976・最終版1997年◆四六判◆382頁◆予価6090円(本体5800円) |
白水社 |
美しい音楽と荒唐無稽な筋立てが同居する傑作オペラの、音楽と台本全体にわたるフリーメイスン秘密結社の伝承を浮彫にしながら、その真の全貌を提示する。 |
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129 |
シューベルトの歌曲をたどって |
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ/原田茂生訳 |
初版1976・最終版1998年◆四六判◆550頁◆予価7875円(本体7500円) |
白水社 |
ドイツ歌曲の第一人者が、シューベルトの生涯、交友、恋愛、歌曲の成立、解説、後世作曲家への影響などを年代を追って綴る、卓抜なシューベルト読本。 |
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130 |
玉蟲遁走曲 |
塚本邦雄 |
初版1976・最終版1976年◆四六判◆232頁◆予価3990円(本体3800円) |
白水社 |
バロック音楽をなかだちとして、絢爛とくりひろげられる美的世界。流麗な文章に犀利な批評をもりこんで書き下ろした交響風音楽評論集。 |
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131 |
現代の名ピアニスト |
ヨーアヒム・カイザー/吉田仙太郎訳 |
初版1971・最終版1978年◆四六判◆326頁◆予価5460円(本体5200円) |
白水社 |
ルービンスタイン、ホロヴィッツ、バックハウス、ケンプからミケランジェリ、グールドまで、名演奏家の特質を鋭く分析しつつピアノ芸術の本質に迫る。 |
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132 |
変身の思想 |
今尾哲也 |
初版1970・最終版1982年◆四六判◆328頁◆予価6300円(本体6000円) |
法政大学出版局 |
近代市民劇における第四の壁=トータリティの崩壊に抗し、演技の自律性・思想性の回復を志向。前近代演劇への反省をもこめて歌舞伎における〈変身の思想〉を追求。 |
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133 |
幕末・維新期の文学 |
前田 愛 |
初版1972・最終版1977年◆四六判◆386頁◆予価6825円(本体6500円) |
法政大学出版局 |
小説史を主軸とする過去の文学史観を批判する立場から、山陽、中斎、松陰らを俎上に載せ、政治と文学、有用と無用の苛烈なドラマに文学的表現の未発の契機を探る。 |
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134 |
翻訳とはなにか |
柳父 章 |
初版2003・最終版2003年◆四六判◆226頁◆予価2940円(本体2800円) |
法政大学出版局 |
福沢諭吉ら近代初期の思想家による西欧語受容過程を検討し、「意味以前のことば」として流通する翻訳語の特異性を理論化しつつ日本人にとって翻訳とは何かを問う。 |
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135 |
江戸歌舞伎論 |
服部幸雄 |
初版1980・最終版1980年◆四六判◆440頁◆予価7350円(本体7000円) |
法政大学出版局 |
江戸歌舞伎の成立背景を、舞踊、浮世絵、文学、俳諧、信仰、社会生活にわたる江戸文化への多角的考察を通して浮彫にし、都市生活の推移に歌舞伎創造の秘密を探る。 |
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136 |
サミュエル・ジョンソン伝 1・2・3 |
J・ボズウェル/中野好之訳 |
初版1981/1982/1983・最終版2001/1993/1991年◆A5判◆@610頁◆予価11550円(本体11000円),A586頁◆予価9450円(本体9000円),B544頁◆予価8400円(本体8000円) |
みすず書房 |
最初の英語辞典を編纂した18世紀英国の文人の生活と意見。鋭い人間観察と機知ある会話の記録。 |
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137 |
近代文学ノート 1・2・3・4 |
勝本清一郎 |
初版1979/1979/1980/1980・最終版1979/1979/1980/1980年◆四六判◆@376頁◆予価3150円(本体3000円),A446頁◆予価3675円(本体3500円),B480頁◆予価4200円(本体4000円),C524頁◆予価4620円(本体4400円) |
みすず書房 |
資料博捜に裏打ちされた、斬新な視点からの作家論。日本の近代を見すえた構想の大きな評論集。 |
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138 |
アラウとの対話 |
ジョーゼフ・ホロヴィッツ/野水瑞穂訳 |
初版1986・最終版2003年◆四六判◆376頁◆予価5040円(本体4800円) |
みすず書房 |
音楽批評家によるインタビュー。チリ生まれの天才ピアニストの生涯、音楽論、作曲家論を収録。 |
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139 |
[新装版]野口雨情 |
野口存彌 |
初版1996・最終版1996年◆四六判◆296頁◆予価3360円(本体3200円) |
未來社 |
野口雨情とその同時代人との交渉・影響関係を中心に、明治から昭和初期の日本近代文学史の書かれざる一面を、緻密に分析し精確に検証する、格好の雨情入門書。 |
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140 |
グラン=ギニョル |
リヴィエール&ヴィトコップ/梁木靖弘訳 |
初版1989・最終版1989年◆四六判◆225頁◆予価2625円(本体2500円) |
未來社 |
19世紀パリっ子で賑わう一角に出現した恐怖劇のメッカ、グラン=ギニョル座は、世紀末の頽廃や大衆文化の源流と20世紀初頭の前衛劇の清新な形式が先取られていた。 |
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141 |
コメディア・デラルテ |
ミック/梁木靖弘訳 |
初版1987・最終版1987年◆四六判◆301頁◆予価2940円(本体2800円) |
未來社 |
イタリアに淵源するコメディア・デラルテは道化の身ぶりと仮面使用を特徴とした即興劇である。本書は豊かな民衆演劇の本格的な最初の論集であり、最重要基本文献の一つである。 |
法律・経済・政治 |
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142 |
経済学と歴史認識 |
平田清明 |
初版1971・最終版1985年◆A5判◆598頁◆予価5250円(本体5000円) |
岩波書店 |
マルクスが19世紀産業資本主義をどのように把握し、世界史像を形成していたか。「経済学批判要綱」「資本論」などの研究を通じて考察する。 |
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143 |
市民社会と社会主義 |
平田清明 |
初版1969・最終版1993年◆B6判◆354頁◆予価3465円(本体3300円) |
岩波書店 |
階級、個人、生産関係等の基礎範疇を問い直し、市民社会批判の基礎視座から資本主義批判を展開したうえで、マルクス主義の新地平開拓を企てた書。 |
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144 |
古典派経済学と近代経済学 |
根岸 隆 |
初版1981・最終版1981年◆A5判◆200頁◆予価3570円(本体3400円) |
岩波書店 |
近代経済学の理論的な枠組みを誕生にさかのぼって再検討、新古典派理論の自己批判を通してケインズ経済学の発展をめざした意欲的な経済学説史。 |
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145 |
近代政治哲学と宗教 |
加藤 節 |
初版1979・最終版1979年◆A5判◆414頁◆予価6090円(本体5800円) |
東京大学出版会 |
17世紀社会契約説の3人の代表者ホッブス、スピノザ、ロックの宗教論を、それぞれの政治哲学との内的関連のもとに解明した著者の第一作。 |
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146 |
沖縄返還をめぐる政治と外交 |
河野康子 |
初版1994・最終版1994年◆A5判◆320頁◆予価7140円(本体6800円) |
東京大学出版会 |
1972年に実現した沖縄返還が、対米提携関係構築という日本政府の政策課題であった点に着目し、吉田から佐藤内閣に至る日米関係史の文脈で論じる。 |
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147 |
マーシャル |
馬場啓之助 |
初版1961・最終版1993年◆四六判◆360頁◆予価4410円(本体4200円) |
勁草書房 |
近代経済学の始祖といわれるマーシャル経済学の中心課題を述べ、さらに経済学者マーシャルの人となりとその時代的背景を説得的な筆致をもって描く。 |
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148 |
ドラッカー |
三戸 公 |
初版1971・最終版1993年◆四六判◆264頁◆予価2940円(本体2800円) |
未來社 |
ドラッカーを徹底的に読み込み、組織と人間の問題を飽くなく追及した著者の現代批判と人間探求を規範・現状分析・政策のなかで展開した野心作。 |
自然科学・医学 |
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149 |
誤差論 |
カール・F.ガウス/飛田武幸、石川耕春訳 |
初版1981・最終版1981年◆A5判◆192頁◆予価3675円(本体3500円) |
紀伊國屋書店 |
確率論、天文学、測地学などの分野で先導的役割を果たしてきた、ガウス誤差論を初集成。ガウスは自然現象からいかに豊かな数学的法則を導きえたのか。 |
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150 |
メイトリックス博士の驚異の数秘術 |
マーティン・ガードナー/一松 信訳 |
初版1978・最終版1979年◆四六判◆184頁◆予価2310円(本体2200円) |
紀伊國屋書店 |
本書の主人公は数秘術の世界的権威、円周率の百万桁目をコンピュータ以前に予測した謎の人物である。不可思議な数の世界の魅力に満ちた一冊。 |
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151 |
SFパズル |
マーティン・ガードナー/上島謙吉訳 |
初版1982・最終版1982年◆A5判◆208頁◆予価2310円(本体2200円) |
紀伊國屋書店 |
「惑星カプラの怪」「タイタンの大胆な紋様」……SF仕立ての設問による、数学パズル集。語句遊び、論理学から幾何学、トポロジー、対数まで、全36問。 |
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152 |
増補版 科学入門 |
武谷三男 |
初版1996・最終版1996年◆四六判◆266頁◆予価3150円(本体3000円) |
勁草書房 |
科学者が自然についてのある現象を、どんな動機から、どのような思索の経路によって展開し、結論を導びくか。ケプラー、パストゥール、アインシュタインを例に明快に説く。 |
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153 |
自殺学 |
稲村 博 |
初版1977・最終版1988年◆A5判◆406頁◆予価5460円(本体5200円) |
東京大学出版会 |
精神医学の立場から、治療と予防のための正しい自殺学の確立をめざした力作。世界古今の資料・文献などの集大成。 |
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154 |
脚気の歴史 |
山下政三 |
初版1983・最終版1983年◆A5判◆406頁◆予価7560円(本体7200円) |
東京大学出版会 |
ビタミン発見の端緒となった脚気の歴史を、臨床医学の目で追った決定版。さらに、日本の食物の歴史を、ビタミン学の立場から検討したユニークな著作。 |