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哲学・思想・言語・宗教 | 社会
| 歴史・民俗 | 心理・教育 | 文学・芸術
法律・経済・政治 | 自然科学・医学
No | 書名 | 著者名 | 初版・版型・頁 | 定価 | 出版社 |
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BWP
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内 容 | |||||||
哲学・思想・言語・宗教 | |||||||
1 | 異端カタリ派の研究 中世南フランスの歴史と信仰 | 渡邊昌美 | 初版1989年 A5判◆484頁 |
税込10,185円 (本体9,700円) |
岩波書店 | ||
その信仰の運命を、膨大な異端審問録に残したカタリ派。象徴的な世界観、儀礼の細目などを一次史料から解読。中世の心性に光をあてた労作。 | |||||||
2 | 近代日本の精神構造 | 神島二郎 | 初版1961年 A5判◆396頁 |
税込5,250円 (本体5,000円) |
岩波書店 | ||
外来文明と在来文化、武士的モラルと農民的エトス、都市的センスと農民的伝統などが互いに影響し合う中で推し進められた日本近代化の経緯を究明。 | |||||||
3 | 千年王国の追求 | ノーマン・コーン 江河徹訳 |
初版1978年 A5判◆480頁 |
税込5,040円 (本体4,800円) |
紀伊國屋書店 | ||
千年王国信仰が民衆のエネルギーや想像力とどのように結びついたかをドラマティックに再現し、中世史の影の部分に光をあてた画期的名著。 | |||||||
6 | 他者とは誰のことか | 大庭健 | 初版1989年 四六判◆370頁 |
税込3,465円 (本体3,300円) |
勁草書房 | ||
己れ一個の実存を手離さず、社会システムとの連動を可能にする理論を模索し、更にそのことが民衆の生き死にと直接かかわってくるような学問の試み。 | |||||||
13 | ヒルティ伝 | アルフレート・シュトゥッキ 国松孝二、伊藤利男訳 |
初版1959、1980年 四六判◆250頁 |
税込4,515円 (本体4,300円) |
白水社 | ||
『幸福論』『眠られぬ夜のために』の著者として知られるヒルティの生涯をたどると同時に、彼の思想をコンデンスした格好の入門書でもある。 | |||||||
18 | シモーヌ・ヴェーユ伝 | ジャック・カボー 山崎庸一郎、中条忍訳 |
初版1974年 四六判◆600頁 |
税込5,040円 (本体4,800円) |
みすず書房 | ||
フランスの思想家ヴェーユの最良の伝記。アランに師事、哲学教師や未熟練女工としての経歴、対独レジスタンス運動への参加… 34年の生涯を描く。 | |||||||
20 | ハーバマスと公共圏 | クレイグ・キャルホーン 山本啓、新田滋訳 |
初版1999年 四六判◆350頁 |
税込3,990円 (本体3,800円) |
未來社 | ||
『公共性の構造転換』英語版出版を機に、民主政治、批判理論、フェミニズム、文化研究などの論客が、今日的な公共圏の理念と限界をめぐって議論を交わした。論考と討議を収録。 | |||||||
21 | トリーアの社会史 カール・マルクスとその背景 | 的場昭弘 | 初版1986年 四六判◆444頁 |
税込6,090円 (本体5,800円) |
未來社 | ||
ドイツとフランスの国境に近いトリーアには独自な文化がある。マルクスの生地トリーアのこの文化を社会史的に追いながらマルクスをあぶり出す。 | |||||||
22 | 第三帝国の神話 ナチズムの精神史 | J.F.ノイロール 山崎章甫、村田宇兵衛訳 |
初版1963年 A5判◆330頁 |
税込4,410円 (本体4,200円) |
未來社 | ||
ドイツ思想の系譜を克明にたどることによって、ナチズムという奇怪な頽廃の思想の発生を位置づけた本書は、ドイツ思想史研究に不可欠の名著とされている。 | |||||||
社会 | |||||||
23 | 社会学講義 習俗と法の物理学 | エミール・デュルケム 宮島喬、川喜多喬訳 |
初版1974年 A5判◆304頁 |
税込5,460円 (本体5,200円) |
みすず書房 | ||
『自殺論』を著したデュルケムによる社会学講義。近代社会=産業社会がどのようにして規範を確立するのか、道徳、所有権、契約法について論じる。 | |||||||
歴史・民俗 | |||||||
26 | フランスの近代とボナパルティズム | 西川長夫 | 初版1984年 A5判◆442頁 |
税込5,880円 (本体5,600円) |
岩波書店 | ||
「近代とはいかなる時代か」との問いに促され、ボナパルティズムへの新たな視座の設定を試み、現代社会の危機の深淵を照らす方法概念にも論及する。 | |||||||
28 | 近代日本の形成と西洋経験 | 松沢弘陽 | 初版1993年 A5判◆432頁 |
税込7,350円 (本体7,000円) |
岩波書店 | ||
幕末・維新期に海外渡航した日本人の見聞、中国を介した西洋経験や思想書の翻訳紹介を通して、異質文明との出会いが日本近代に及ぼした影響を解明。 | |||||||
29 | 国家神道形成過程の研究 | 阪本是丸 | 初版1994年 A5判◆472頁 |
税込8,505円 (本体8,100円) |
岩波書店 | ||
国家神道とは何だったのか。通説の歴史的実態検証が不十分と論じる著者ならではの、法令・政策の緻密な分析を通じた、国家神道の形成と展開の解明。 | |||||||
32 | 木戸幸一関係文書 | 木戸日記研究会編 | 初版1966年 A5判◆664頁 |
税込7,560円 (本体7,200円) |
東京大学出版会 | ||
日中戦争〜第2次大戦期研究の基本史料。「戦争回避への努力」・「戦争終結への努力」等の手記、意見書等の文書類、書翰等を収録。 | |||||||
33 | プラートの商人 中世イタリアの日常生活 | イリス・オリーゴ 篠田綾子訳 徳橋曜監修 |
初版1997年 四六判◆512頁 |
税込5,880円 (本体5,600円) |
白水社 | ||
1870年、15万通に及ぶ中世イタリア商人の書簡が発見された。この名高いダティーニ文書をもとに、中世商人とその家族・郎党の日常生活を描き出す。 | |||||||
34 | 書物の本 西欧の書物と文化の歴史/書物の美学 | H.プレッサー 轡田収訳 |
初版1973年 四六判◆448頁 |
税込4,725円 (本体4,500円) |
法政大学出版局 | ||
過去3千年にわたって、文字、紙、印刷術を発明し、書物を生み出してきた人間精神の営為を探ね、人類に知識と思想、夢と力をあたえてきた書物の歴史をあとづける。 | |||||||
35 | 魔女と魔女裁判 集団妄想の歴史 | K.バッシュビッツ 坂井洲二、川端豊彦訳 |
初版1970年 四六判◆530頁 |
税込4,725円 (本体4,500円) |
法政大学出版局 | ||
17世紀を頂点として荒れ狂った「魔女裁判」を歴史的に辿り、この狂気の歴史的・社会的意味を群集心理学見地から考察、現代における「魔女裁判」をも示唆する。 | |||||||
36 | 琉球民俗誌 | 金関丈夫 (解説・中村哲) |
初版1978年 四六判◆298頁 |
税込3,150円 (本体3,000円) |
法政大学出版局 | ||
南島の人類学的位相を浮彫にして戦後沖縄学の原拠となった「八重山群島の古代文化」をはじめ、調査・紀行・交遊記を収め、南島文化の埋もれた可能性を掘り起こす。 | |||||||
37 | 孤燈の夢 エッセイ集 | 金関丈夫 (解説・中村幸彦) |
初版1979年 四六判◆330頁 |
税込3,360円 (本体3,200円) |
法政大学出版局 | ||
和漢洋の学芸に通じ、文学、美術、映画、演劇、民芸等、文化のあらゆる領域にあくなき探求を試みる著者の<知的探検家>としての本領を示す好随筆140篇を収む。 | |||||||
38 | お月さまいくつ | 金関丈夫 (解説・井本英一) |
初版1980年 四六判◆430頁 |
税込4,200円 (本体4,000円) |
法政大学出版局 | ||
人類学的・民族誌的博覧強記と闊達自在な比較考証によって東西諸民族に伝わる風俗・伝承の隠された意味を探り、考証随筆に独自の境地をひらく30編余を収める。 | |||||||
41 | トルコ近現代史 イスラム国家から国民国家へ | 新井政美 | 初版2001年 四六判◆368頁 |
税込4,410円 (本体4,200円) |
みすず書房 | ||
トルコはヨーロッパなのか、アジアなのか。18世紀から21世紀まで、「イスラム国家」オスマン帝国から「国民国家」トルコ共和国への転身をたどる。 | |||||||
42 | 古川古松軒/イサベラ・バード 旅人たちの歴史3 | 宮本常一 | 初版1984年 四六判◆258頁 |
税込3,360円 (本体3,200円) |
未來社 | ||
1788年、幕府巡見使に随行した古松軒の『東遊雑記』と、1878年来日、東京から北海道まで歩いて旅したイギリス人女性、バードの『日本奥地紀行』を読む。 | |||||||
45 | 日本の海洋民 | 宮本常一、川添登編 | 初版1974年 四六判◆238頁 |
税込2,940円 (本体2,800円) |
未來社 | ||
本書は日本人と海とのかかわりを総合的にとらえようとする最初の本である。日本民族の由来、国家の形成をはじめ、海とかかわる生業・信仰・交通等々を各専門家の執筆で描く。 | |||||||
心理・教育 | |||||||
49 | 総力戦体制と教育 皇国民「錬成」の理念と実践 | 寺崎昌男編 | 初版1987年 A5判◆488頁 |
税込7,350円 (本体7,000円) |
東京大学出版会 | ||
「皇国民錬成」概念を軸に、第二次世界大戦下の教育実践の具体相に分け入って考察した画期的研究。 | |||||||
精神分析の方法・1〈セブン・サーヴァンツ〉 | W.R.ビオン 福本 修訳 |
初版1999年 四六判◆326頁 |
税込3,990円 (本体3,800円) |
法政大学出版局 | |||
心的世界の成立基盤とその病理を臨床および独自の理論構成によって解明し、精神分析とメタ心理学研究に明確な指針と展望を提示する。 | |||||||
文学・芸術 | |||||||
53 | イコノロジー | W.J.T.ミッチェル 鈴木聡ほか訳 |
初版1992年 A5判◆320頁 |
税込4,410円 (本体4,200円) |
勁草書房 | ||
絵画、彫刻、美術作品などのイメージが、心的な言語的/文学的イメージと、又イメージをつくり出す人間とどう関わるのか。ゴンブリッチ等歴史的に重要なテクストから考察。 | |||||||
54 | 芸術論の歴史 | クルターマン 神林恒道、太田喬夫訳 |
初版1993年 A5判◆400頁 |
税込4,935円 (本体4,700円) |
勁草書房 | ||
プラトンからサイードまで3000年に亘る哲学者、芸術家、芸術評論家、美術史家による芸術についての言説を紹介整理。時間、空間、学問の境界を超えて関連づけた芸術の世界史。 | |||||||
55 | 美術史の終焉? | ベルティング 元木幸一訳 |
初版1991年 四六判◆200頁 |
税込2,520円 (本体2,400円) |
勁草書房 | ||
ヴァザーリに始まる美術史学の状況を現在までフォロー、分析する中で従来の発展的美術史観やイコノロジーの方法の有効性を問い、美術の歴史を語る新しいモデル構築を説く。 | |||||||
56 | フランス詩法(上・下) | 鈴木信太郎 | 初版1950、1954年 A5判◆307頁、499頁 |
税込(上)6,090円 (本体5,800円) (下)7,980円(本体7,600円) |
白水社 | ||
精緻かつ要を得たフランス詩法研究。上巻=詩(形式と内容など12編)、律動、諧調、脚韻/下巻=詩節、定型詩、詩的許容、結語─自由詩と詩法の限界 | |||||||
59 | 映画と精神分析 想像的シニフィアン | クリスチャン・メッツ 鹿島茂訳 |
初版1981年 四六判◆285頁 |
税込5,670円 (本体5,400円) |
白水社 | ||
「映画を見る」とはいかなる行為なのか。自己同一化、視姦的な欲望、フェティシスムの対象として映画を捉え、その隠された意味を明らかにしてゆく。 | |||||||
62 | カリガリからヒトラーへ ドイツ映画1918-1933における集団心理の構造分析 | S.クラカウアー 丸尾定訳 |
初版1970年 四六判◆384頁 |
税込4,410円 (本体4,200円) |
みすず書房 | ||
『カリガリ博士』が秘めていたナチへの不吉な前兆。フリッツ・ラング、カール・マイヤーなど、大戦間期ドイツ映画への文化史的アプローチの傑作。 | |||||||
法律・経済・政治 | |||||||
64 | 政治における合理主義 | M.オークショット 森村進ほか訳 |
初版1988年 A5判◆416頁 |
税込4,410円 (本体4,200円) |
勁草書房 | ||
営み、使用、慣習の中にのみ現れる<実践知>の意義を強調し、保守主義の要諦を説く。イギリス現代思想のバックボーンをなす古典の初めての翻訳。 | |||||||
65 | 税制改革と官僚制 | 加藤淳子 | 初版1997年 A5判◆336頁 |
税込6,300円 (本体6,000円) |
東京大学出版会 | ||
1970年代末から90年代に至る税制改革を対象として官僚の行動原理を分析し、その影響力行使の態様を政党との関連で捉え直す。 | |||||||
67 | 日本統治下の台湾 | 許 世楷 | 初版1971年 A5判◆460頁 |
税込7,140円 (本体6,800円) |
東京大学出版会 | ||
日清戦争後から第2次大戦による解放までの、台湾人の抵抗とそれに対する弾圧を、警察・司法史料などを駆使して、なまなましく描き出す。 | |||||||
68 | ラートブルフ 実定法と自然法 | ラートブルフ 尾高朝雄ほか訳 |
初版1961年 A5判◆288頁 |
税込4,200円 (本体4,000円) |
東京大学出版会 | ||
晩年のラートブルフは価値相対主義を放棄したのか? 「法哲学における相対主義」1936、「法哲学入門」1947などを収録。 | |||||||
69 | ラートブルフ 心の旅路 | ラートブルフ 山田晟訳 |
初版1962年 A5判◆240頁 |
税込4,200円 (本体4,000円) |
東京大学出版会 | ||
ラートブルフの死後公刊された自叙伝。かれの環境、心の成長や心境の変化が記され、その作品への影響を研究する上で不可欠の資料。 | |||||||
70 | 法社会史 | 上山安敏 | 初版1966年 A5判◆448頁 |
税込6,090円 (本体5,800円) |
みすず書房 | ||
近代の法社会は、法律家集団によってどのように担われたのか。15世紀から19世紀にかけて、ドイツにおける民衆、権力、学問、革命と法の関係を考察。 | |||||||
自然科学・医学 | |||||||
72 | 心の可塑性と実在論 | ポール・M.チャーチランド 村上陽一郎、信原幸弘、小林傳司訳 |
初版1986年 四六判◆256頁 |
税込2,730円 (本体2,600円) |
紀伊國屋書店 | ||
我々の日常的・経験的知識と科学的知識の間には本質的な違いはないとする「科学的実在論」の立場から、心の科学に新たな哲学的枠組みを与える。 | |||||||
73 | 科学的世界像 | B.C.ファン・フラーセン 丹治信春訳 |
初版1986年 四六判◆436頁 |
税込4,410円 (本体4,200円) |
紀伊國屋書店 | ||
科学理論のえがく世界像はどこまで真なのか? 「科学とは何か」という根本的な問いに精緻な論理で正面からいどんだ本格的科学論。 | |||||||
74 | 量子力学の哲学(上・下) | マックス・ヤンマー 井上健訳 |
初版1983年、1984年 A5判◆300頁、344頁 |
税込(上)3,990円 (本体3,800円) (下)4,200円 (本体4,000円) |
紀伊國屋書店 | ||
量子力学をめぐる哲学的問題を、物理学および科学哲学の世界的権威である著者が、歴史的展望の上に立って総括的にまとめた力作。 | |||||||
75 | 科学的発見の現象学 | オーガスティン・ブラニガン 村上陽一郎、大谷隆昶訳 |
初版1984年 四六判◆448頁 |
税込4,410円 (本体4,200円) |
紀伊國屋書店 | ||
科学の歴史は発見の歴史だが、そもそも発見とは何か。科学史上の著名な事例を題材に、ある出来事が「発見」という身分をおびる社会的プロセスを探究。 | |||||||
79 | 皇帝の新しい心 コンピュータ・心・物理法則 | ロジャー・ペンローズ 林一訳 |
初版1994年 A5判◆560頁 |
税込7,770円 (本体7,400円) |
みすず書房 | ||
コンピューターは心をもちうるか? ビッグバンの解明に必要となる正しい量子重力論が、心の謎を解く鍵となると予測。宇宙論の鬼才の破天荒な試み。 | |||||||
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