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合理性は近代社会において非常に重要視されてきた。それは科学的探究や社会設計、ビジネスといった特定の場面で重視されるだけでなく、自律した個人として合理的に意思決定していくことは、近代社会を生きる人間一般の理想像とすらいえる。しかし、近年実証的にも示されてきているように、さまざまな制約を抱えた現実の人間にとって、合理的な思考や行動を徹底することは難しい。また、そもそも合理性を理想としてよいのか、疑問視する立場も根強くある。どのような意味での合理性を、どのような場合に、どのような形で実現するのが望ましいのか。合理性に頼ることで私たちはよりよく生きられるだろうか。
第1章 ハックルベリー・フィンと合理性の問題――道徳からの逸脱する
第2章 長期的合理性とその限界――未来を合理的に考えることはできるか?
第3章 医療ケアの意思決定における自律を問い直す――現実に即した合理的な選択とは
第4章 科学的合理性と道徳哲学――論理実証主義は道徳について積極的に語りうるか?
責任編者解題
引用・参照文献
責任編者・執筆者紹介
索引