希望格差社会、それから―幸福に衰退する国の20年

山田昌弘

東洋経済新報社

発売:2025/01/15

発行形態:書籍

ファイル:EPUBリフロー形式/12.2MB

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商品詳細

「バーチャル世界」で格差を埋める人々が急増

「パラサイト・シングル」「希望格差」「婚活」などの言葉を世に出した、
稀代の社会学者による現代日本社会の実像


私の分析は楽観的なものではない。格差は広がるだけでなく、固定化し、経済的に行き詰まりをみせている。しかし、様々な意識調査で、平成期に人々の生活満足度は上昇している。特に格差拡大の被害を最も受けているはずの若者の幸福度が上昇している。その秘密は、人々がリアルな世界ではなく、「バーチャル世界」で満足を得る方法を見いだすようになったからと考えている。バーチャル世界に意識を向けさえすれば、平等で希望に溢れた世界を体験することができる。

バーチャル世界は、人によってその内容は異なる。ある人はペットとの関係に、ある人はソーシャル・ゲームの中での活躍に、ある人はアイドルの推し活に、幸せを見いだしている。バーチャルな世界の広がりが、日本社会にとってよいことなのかどうかは、現時点では判断できない。それでも、リアルな世界で格差が広がる中、格差を埋め、人々に幸せを供給するプラットホームとして機能していることは確かなようにみえる。
(本書「まえがき」より抜粋)

まえがき
第1章 平成時代に生じた「4つの負のトレンド」
第2章 世界経済の構造転換と「4つの負のトレンド」の発生
第3章 生活者視点から「格差問題」を考える
第4章 格差社会の変遷──過去・現在・未来
第5章 令和の格差社会の形成
第6章 バーチャルで格差を埋める時代
第7章 江戸時代化する? 令和日本
第8章 幸せに衰退するニッポン──令和日本のゆくえ
あとがき
参考文献

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著者情報

山田昌弘[ヤマダマサヒロ]
1981年、東京大学文学部卒業。1986年、東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、中央大学文学部教授。専門は家族社会学。親子・夫婦・恋人などの人間関係を社会学的に読み解く試みを行っている。学卒後も両親宅に同居し独身生活を続ける若者を「パラサイト・シングル」と呼び、2004年には『希望格差社会』を刊行し「格差社会」という言葉を世に浸透させたことでも知られる。また、「婚活」という言葉を世に出し、婚活ブームの火付け役ともなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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