商品詳細
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●校務の実践に必要なIT・情報リテラシーが1冊でわかる!
GIGAスクール構想により、学校現場のIT環境は大きく変わりましたが、ITやICT活用に苦手意識を持つ教員にとって、校務のデジタル化(DX)は依然として課題です。
本書は、教育現場で豊富な経験を持つ執筆陣が、主に小学校・中学校・特別支援学校の教員(特にIT/ICTに苦手意識を持つ方)に向けて、授業や校務に必要な「IT・情報リテラシー」を丁寧に解説した入門書です。クラウド活用、生成AI、SNS、情報セキュリティといった実務で必須の知識を、図解やイラスト、具体例でわかりやすく解説し、今すぐに役立つ内容を提供。特に、教育現場で実際に使えるスキルに焦点を当てているため、授業準備や校務処理の効率化を目指す教員や管理職にとっても必読の内容です。
ITスキルに不安があっても安心して読み進められるよう工夫しており、現場の教員に加えて、教員を目指す学生にも最適なIT・情報リテラシー入門書になっています。
本書の構成
はじめに――なぜ今、教師向けのIT・情報リテラシーなのか
校務DXの現在地とこれから
第1章 クラウドの活用
第2章 生成AI
第3章 SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)
第4章 学校を取り巻く情報セキュリティ
第5章 情報の調べ方、整理の仕方
第6章 写真・動画
第7章 オンラインフォーム
第8章 スライド作成アプリ
第9章 文書作成
第10章 表計算アプリの活用
付録 リアルを求めて、出かけよう!
表紙
はじめに
本書情報および正誤表のWebページ
Contents 目次
校務DX の現在地とこれから
第1章 クラウドの活用
してないの?共同編集(4コママンガ)
1-1 クラウドで「いつでも」「どこでも」「だれとでも」を実現する
1-2 教育現場でのクラウド利用
1-3 データの共有・共同編集の実際/(1)子どもたち同士で共有
(2)子どもたちと教員との共有/(3)教員同士で共有
(4)学校と家庭・地域/1-4 データを守ることは、児童生徒だけではなく教師自身も守ることに/パスワード管理は確実に
共有する相手を間違えないように
ファイルの書き換えによる誤情報の発信に気をつける/映像や画像ファイルをダウンロードできないようにする
第2章 生成AI
AIにお任せ!! ...したいけど(4コママンガ)
2-1 生成AIとプロンプト
生成AIにできること、できないこと/生成AIへの指示の仕方(プロンプト)
2-2 上手なプロンプトを作るコツ/プロンプトってなんだろう?/プロンプトの2大基本要素(役割・目標、視点・対象)
さらにプロンプトの精度を高めるコツ
2-3 教育で使えるプロンプトの実用例/(1)探究学習をする
(2)練習問題の出題/(3)1人で会議を行なう
(4)挨拶文を作成する
2-4 ChatGPT有料版の機能を統合した「Copilot」
機能(1)ウェブサイトやPDFの要約/機能(2)イラストの作成
機能(3)様々な文章の作成
第3章 SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)
「みんな言ってる」ホントに言ってる?(4コママンガ)
3-1 SNSのいろいろ
3-2 SNSと情報モラル、メディアリテラシー、デジタル・シティズンシップ
3-3 子どもたちとSNSとの関わり
3-4 SNSによって得られるものと伴うリスク
SNSいじめ/エコーチェンバー現象、フィルターバブル効果
デマ、フェイクニュース
3-5 学校でのSNSの利用/体験しながらSNSを学ぶ
校務におけるSNSの活用
第4章 学校を取り巻く情報セキュリティ
4-1 情報セキュリティのCIA !?
4-2 存在を知っていますか? 教育情報セキュリティポリシー
4-3 こんなところから情報が漏れるなんて! 日常の行動に潜むリスク
4-4 迷惑メールってどう対処すればいいの?/フィルタリングソフトの活用
メールアドレスの慎重な公開/特に悪質なものに注意!
基本的な対処方法
4-5 そのパスワードは本当に大丈夫なの?
パスワードの複雑性と変更
4-6 子どもたちには何を指導すればいいの?
第5章 情報の調べ方、整理の仕方
見つからなーい(4コママンガ)
5-1 ウェブ検索のコツ(ちょっとした工夫)/基本編 検索のコツ
応用編
5-2 情報はウェブ検索以外からも集められる!① J-STAGEの活用
5-3 情報はウェブ検索以外からも集められる!② NHK for Schoolの活用
5-4 情報整理の先に「アイデア(考え)を出す」ことをイメージする
第6章 写真・動画
6-1 写真・動画の解像度とファイルサイズ/解像度
解像度とファイルサイズの関係
6-2 上手に撮影するワンポイントアドバイス/タブレットの持ち方
フレーミングの工夫/明るさの調整
アングルを変えてみる/カメラアプリの多様な機能/編集機能
6-3 撮影した写真や動画の整理
6-4 写真の活用例/学習状況を可視化する(ポートフォリオ的活用)
スライドショー作品をつくる/6-5 動画の活用例/説明するための動画
行事を盛り上げるための動画
実技は撮って確認し、すぐ改善/生中継を実現するライブストリーミング
6-6 注意したい肖像権
第7章 オンラインフォーム
正確に数えたと思ったのに…(4コママンガ)
7-1 オンラインフォームのいろいろ
7-2 オンラインフォームでできること(アンケート調査の作り方の基本)/ラジオボタン(単一選択)、チェックボックス(複数選択)
プルダウン(項目リストからの選択)
グリッド(複数項目のラジオボタン的回答方法)
記述(記述式、段落)/選択項目にイラストを設定する
7-3 保護者アンケートの活用例
アンケートを配布する
7-4 学習の振り返りやミニテストにおける活用
7-5 学習者の考えを集め、共有する
7-6 テスト機能(自動採点)
第8章 スライド作成アプリ
黒板に書いても 伝わらない…(4コママンガ)
8-1 スライド作成アプリのいろいろ
8-2 Googleスライドの基本操作/(1)新規スライドの作成
(2)スライドへのテキストの入力/(3)スライドへの画像や図形の挿入
(4)ノート機能
(5)アウトライン機能/(6)共同編集およびコメント機能
(7)保存先/(8)アニメーション機能/8-3 アニメーションを用いた教材づくり
8-4 良いプレゼンって何だろう??ちょっとだけ情報デザインの話
8-5 スライド作成アプリのプレゼン以外の活用例/授業プラン
校務
8-6 生成AIによるスライド作成
第9章 文書作成
それ、もっと便利にします(4コママンガ)
9-1 文書作成に使えるソフト/9-2 Googleドキュメントで学級通信を作る
文書の作成と編集
9-3 画像や図形を挿入する/挿入方法の種類
9-4 作成した文書を印刷する
9-5 作成した文書をダウンロードする/ダウンロード形式の選択
オンライン(クラウド)の良さを活かす
9-6 授業や校務での活用例/社会や理科の授業におすすめ??壁新聞
目次機能でポートフォリオ
目次機能の使い方の具体例
ノートのデジタル化
第10章 表計算アプリの活用
グラフ、作りたいけど…(4コママンガ)
10-1 表計算アプリで手軽にデータ活用を!/10-2 表計算アプリの基本操作
10-3 Googleスプレッドシートは基本的にオンラインで作業する
10-4 Googleスプレッドシートをオフラインで使う場合
10-5 Googleスプレッドシートでグラフを作る
10-6 ピボットテーブルでクロス集計をしてみる
10-7 表計算ソフトは、校務だけでなく、児童生徒も活用できる!
付録 リアルを求めて、出かけよう!/リーディングDX スクール事業
研究知見が集まる学会などの全国大会
ICT活用・情報教育を考える教師コミュニティ
共通の学習支援ツールの活用方法について交流する教師コミュニティ
おわりに
INDEX
著者・監修/著者紹介
奥付
著者情報
小林祐紀[コバヤシユウキ]
放送大学教養学部准教授。博士(学術)。公立小学校・中学校の勤務を経て2015年4月~2024年3月まで茨城大学教育学部准教授。2024年4月より現職。専門は教育工学、ICTを活用した教育実践研究。日本教育メディア学会理事、日本デジタル教科書学会理事、AI時代の教育学会理事。文部科学省学校DX戦略アドバイザー、文部科学省委託事業「令和6年度学習用デジタル教科書の効果・影響等に関する実証研究事業」有識者委員(副査)、一般社団法人日本教育情報化振興会「情報活用能力の授業力育成事業委員会」委員長等を歴任
郡司竜平[グンジリュウヘイ]
名寄市立大学保健福祉学部准教授。修士(教育学)。公立小学校特別支援学級、通常級、特別支援学校教諭を経て2022年4月より現職。専門は特別支援教育(知的障害教育)、ICTを活用した教育実践研究。日本特殊教育学会。日本発達障害学会、北海道特別支援教育学会(理事)、日本デジタル教科書学会、AI時代の教育学会、日本教育工学会に所属。NHK「GIGAスクール時代のNHK for School活用研究プロジェクト」研究アドバイザー
安井政樹[ヤスイマサキ]
札幌国際大学基盤教育部門准教授。専門職修士(教育学)。公立学校教諭を経て2022年4月より現職。専門は道徳教育、インクルーシブ教育、ICTを活用した教育支援等。日本道徳教育学会、日本教育メディア学会、AI時代の教育学会等に所属。文部科学省学校DX戦略アドバイザー、Microsoft Innovative Educator Expert 2022‐25、NHK for School番組委員(道徳・特別支援ほか)等を務める
岩〓有朋[イワサキアリトモ]
札幌国際大学基盤教育部門教授。元鳥取県公立中学校(理科)教諭。元鳥取県教育センター係長。鳥取県教委認定エキスパート教員。2023年4月1日より現職
津下哲也[ツゲテツヤ]
姫路大学教育学部講師。修士(学術)。岡山県公立小学校教員として20年勤務後、2023年4月より現職。専門は教育工学、情報教育、ICTを活用した教育実践研究。放送大学大学院博士後期課程にて人工知能の教育利用について研究。AI時代の教育学会、日本STEM教育学会、日本デジタル教科書学会、日本教育メディア学会、日本教育工学会、関西教育学会所属。文部科学省学校DX戦略アドバイザー。観光立国教育審査員特別賞、ICT夢コンテスト新人賞・優良賞等受賞
山口眞希[ヤマグチマキ]
石川県公立小学校教員として20年勤務後、2022年3月まで金沢学院大学教育学部専任講師として勤務。金沢市教育委員会「ネットいじめ防止講演会」講師、金沢市生涯学習課「家庭教育セミナー」講師、NHK教育番組委員、NHK「GIGAスクール時代のNHK for School活用研究プロジェクト」研究アドバイザー、日本教育情報化振興会「情報活用能力の授業力育成事業」委員等を歴任
安藤昇[アンドウノボル]
青山学院中等部・青山学院大学非常勤講師。情報科教育、プログラミング、AI活用等の授業・講演実績多数。プライベートスタジオを持つ、映像授業制作のプロフェッショナル。ICT技術を活用した新時代の授業は、受講希望者が殺到するほど大人気
小林雅哉[コバヤシマサヤ]
北海道公立小学校教員。北海道公立小学校教諭20年目。長く校内研修づくりに携わってきた。他にも民間教育セミナーやまちづくりで、グラフィックレコーディングを活かして対話を可視化する実践を多数行なってきた。教育サークル北の教育文化フェスティバル所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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