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著書『論語と算盤』を通じて、「道義を伴った利益を追求しなさい」と説いた渋沢栄一。その生涯では、約500もの会社を設立・育成し、日本経済の基礎を固めた。ある日、酩酊して気を失った渋沢栄一が目を覚ますと、令和に生きるアラサーの派遣OLになっていた。発展した日本の景色を見て感激するいっぽうで、待遇の悪さを諦め気味で毎日を過ごす派遣仲間たちを見た渋沢栄一は「このままではいけない!」と奮起する。賃金格差、派遣切り、タワマン高騰……。果たして、アラサーの派遣OLになった渋沢栄一は現代の問題にどう立ち向かうのか? 現代人が解決できない問題を渋沢栄一が一刀両断! スカッとしながら最後は泣ける、ビジネスエンタメ小説。
著者情報
三浦有為子[ミウラウイコ]
東京都出身。作家・脚本家。早稲田大学在学中に文学座附属演劇研究所にて演劇を学ぶ。卒業後、50種以上のアルバイトを転々としながら、俳優を志すが挫折。2002年、映画『2LDK』(堤幸彦監督)で脚本家デビュー。2007年、『明日の記憶』の脚本で、第30回日本アカデミー賞優秀脚本賞受賞。本作が初の小説となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)