商品詳細
一葉(ひとは)には母と2人だけの秘密があった。正体不明の異形――「泣き女」が見えるのだ。危害を及ぼすでもなくただ街を徘徊するだけの彼女たちと生きてきた母。その母が突然姿を消した。最近は奇妙な噂を聞いては怪異に悩まされる人々の相談に乗っていたようで、そこには泣き女が関わっているらしい。行方を追ううちに一葉も様々な怪異に巻き込まれ……。母の失踪と泣き女の正体、その衝撃の関係とは。戦慄のホラーミステリ!
著者情報
荒川悠衛門[アラカワユウエモン]
1987年生まれ。静岡県富士市出身。2022年、『異形探偵メイとリズ 燃える影』(応募時タイトル「めいとりず」)で第42回横溝正史ミステリ&ホラー大賞“読者賞”を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)