文春e-book

よむよむかたる

朝倉かすみ

文藝春秋

発売:2024/09/19

発行形態:書籍

ファイル:EPUBリフロー形式/14MB

ポイント:480pt

¥1,800( 本体 ¥1,637 )

夏の総決算!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍(~8/31)

商品詳細

本を読み、人生を語る、みんなの大切な時間

この小説は、著者の母が参加していた読書会の風景がきっかけで生まれました。
本を読み、人生を語る。人が生のままの姿になり言葉が溢れだす。そんな幸福な時間をぎゅっと閉じ込めたい、という願いが込められた物語です。

〈あらすじ〉
小樽の古民家カフェ「喫茶シトロン」には今日も老人たちが集まる。月に一度の読書会〈坂の途中で本を読む会〉は今年で20年目を迎える。

店長の安田松生は、28歳。小説の新人賞を受賞し、本を一冊出したが、それ以降は小説を書けないでいる。昨年叔母の美智留から店の運営を引き継いだばかりだ。その「引き継ぎ」の一つに〈坂の途中で本を読む会〉のお世話も含まれる。何しろこの会は最年長92歳、最年少78歳、平均年齢85歳の超高齢読書サークル。それぞれに人の話を聞かないから予定は決まらないし、連絡は一度だけで伝わることもない。持病の一つや二つは当たり前で、毎月集まれていることが奇跡的でもある。安田は店長の責務として世話係だけをするつもりだったが、「小説家」であることを見込まれて、この会の一員となる。

安田は読書会に対しても斜に構えていた。二作目が書けない鬱屈がそうさせていたのかもしれない。しかし、読書会に参加し、自分でも老人たちと「語る」ことで心境に変化が訪れる――。

購入前の注意点

3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
・この書籍はKinoppy for iOS、Kinoppy for Android、Kinoppy for Windows または Kinoppy for Mac(いずれも最新版)でお読みください。
・電子書籍は会員サービス利用規約に則してご利用いただきます。
・海外会員様にはプレゼントを贈れません。

この著者の他の商品・シリーズ

n
  • にぎやかな落日

  • 平場の月

  • ぼくは朝日

  • 深夜零時に鐘が鳴る

  • 少女奇譚 あたしたちは無敵

  • たそがれどきに見つけたもの

  • そんなはずない

  • 満潮

  • 玩具の言い分

  • 遊佐家の四週間