商品詳細
なぜ「日本のウイスキー」が盛り上がっているのか。
「ブーム」で終わらせないための課題とは――
注目のクラフト蒸留所の経営者兼ブレンダーが、
ウイスキー製造の歴史から最新情報までを
現場目線で徹底レポート。
【目次】
第1部 ジャパニーズウイスキーの世界
第1章 ウイスキーの基礎知識
第2章 ジャパニーズウイスキー百年史
第3章 ジャパニーズウイスキーの基準とバルクウイスキー
第4章 クラフトウイスキーとは? 注目のクラフトウイスキー蒸留所
第5章 モルトウイスキーの製造工程
第2部 蒸留所を造り、熟成させ、未来につなぐ
第6章 蒸留所の再興――若鶴酒造の歴史とクラウドファンディング
第7章 蒸留所の進化――ZEMONの発明、地元材での樽づくり
第8章 蒸留所の未来――スコットランド視察からボトラーズプロジェクトへ
著者情報
稲垣貴彦[イナガキタカヒコ]
若鶴酒造株式会社代表取締役社長(5代目)。三郎丸蒸留所マスターブレンダー兼マネージャー。1987年生まれ。富山県出身。大阪大学経済学部卒業後、東京の外資系IT企業に就職。2015年、実家である若鶴酒造に戻り、曾祖父が始めたウイスキー造りを引き継ぐ。17年、クラウドファンディングにより三郎丸蒸留所を改修し再興。19年には伝統工芸高岡銅器の技術を活用した世界初の鋳造製ポットスチル「ZEMON」を発明した(日本と英国で特許が認められ、素形材産業技術賞経済産業大臣賞、洋酒技術研究会賞等を受賞)。現在は、自らの経験を生かした蒸留所のコンサルティングも手掛け、世界初のジャパニーズウイスキーボトラーズT&T TOYAMAを設立している。世界的なウイスキー品評会の審査員や、映画「駒田蒸留所へようこそ」ウィスキー設定監修を務めるなど、日本のウィスキーを盛り上げ、持続させるための活動を精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)