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“夜戦は日本のお家芸”
日本海軍が先鞭を着けた水上艦による夜間水雷襲撃
その進化の歩みを辿る年代記《クロニクル》
駆逐艦、水雷艇といった快速の水上艦艇が、夜間、洋上において敵艦隊を攻撃した戦例は、日露戦争の劈頭、日本海軍がロシア旅順艦隊を襲撃した旅順港攻撃を嚆矢とする。
本書では「夜戦」を軸に、20世紀前半の戦争における水上戦闘の起源と発展を紐解いていく。アメリカの海軍史研究家、ヴィンセント・P・オハラ、トレント・ホーン著・編纂『Fighting in the Dark』の邦訳版。翻訳・訳注は『世界は日本海軍の軍艦をどう見たか』の本吉隆による。
著者情報
オハラ,ヴィンセント・P.[オハラ,ヴィンセントP.] [O’hara,Vincent P.]
過去16冊の本に関与した経験を持つ、カリフォルニア州チュラビスタ在住の海軍史研究者にして作家、共同執筆者および編集者。各種の雑誌や機関誌でも執筆を行っており、その中で2015年度にNaval Institute Press(出版社)における年間最優秀の執筆者として名が挙げられている
ホーン,トレント[ホーン,トレント] [Horne,Trent]
授賞記録を持つ海軍史研究者であり、複合科学を組織設計に応用する第一人者としても知られる。執筆した論文により、米海軍大学の「エドワード・S・ミラー」賞(Edward S.Miller Prize)や、米海軍歴史遺産司令部の「アーネスト・M・エラー」賞(Ernest M.Eller)、海軍作戦部長賞の海軍歴史小論大会で第2位となる等、様々な受賞の記録を得ている。また、Naval Institute Pressにおいては、2018年度の年間最優秀の執筆者にも挙げられている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)