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「ご飯のおとも」が小説になるなんて。
食堂と酒をテーマにした『食堂のおばちゃん』『婚活食堂』『ゆうれい居酒屋』など、シリーズベストセラーを生み出した小説家の山口恵以子さん。このたび、「ご飯のおとも」が登場する10編の新作を書き上げました。東京の片隅で夜だけ営業する「めしのせ食堂」。今宵も元デパート勤務の女将が用意するアツアツのご飯に味噌汁、そして全国から取り寄せた自慢の「ご飯のおとも」を目当てにお腹と心を満たそうとさまざまな客が訪れます。小説に登場する40品は「ご飯のおとも」専門家の長船クニヒコさんが取り寄せも含めて詳しく紹介しています。
小説の一例
第二話[ふりかけ]二十五年の逃亡
第三話[海の幸]女の分かれ道
第五話[佃煮]ハートと胃袋
第六話[海苔と昆布]ハッピーの兆しはすぐそこ
第七話[おかず味噌とラー油]心変わり
ほか全10編
「ご飯のおとも」の一例
[ふりかけ]ぶっかけ海苔めし/しそわかめ
[海の幸]鮭ルイベ漬/さばのドライカレー
[佃煮]磯くるみ/ピリカラ青のりの佃煮
[海苔と昆布]邦美丸の塩海苔/えびすめ
[おかず味噌とラー油]ごぼう肉みそ/サクサクしょうゆアーモンド
ほか全40品
※この作品はカラーが含まれます。
著者情報山口恵以子[ヤマグチエイコ]
1958年、東京生まれ。都立両国高校、早稲田大学第二文学部卒業。松竹シナリオ研究所で学び、ドラマ脚本のプロット作成を手がける。その後、食堂の調理スタッフとして就職(丸の内新聞事業協同組合の社員食堂)。食堂に勤務しながらも2007年、『邪剣始末』で小説家としてデビュー。2013年に『月下上海』で第20回松本清張賞を受賞。以来、執筆業に専念し現在に至る
長船クニヒコ[オサフネクニヒコ]
1984年、大阪生まれ。近畿大学卒業後、東京の食品メーカーに就職し、16年ほど勤務。東京暮らしをきっかけに日本全国の「食」に興味を持ち、2013年ごろに“ご飯のおとも”を紹介するブログを開設。2021年に“ご飯のおとも専門家”として独立。2022年、福岡市に移住し「おかわりJAPAN株式会社」を設立。知られざる“ご飯のおとも”を見つけ出し、魅力を伝えながら自社で販売する。テレビの情報番組やラジオなどへのメディア出演多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)